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率直に言って、今からご案内する研修教材は誰にでも活用できるほど簡単なモノではありません。
しかし、先生がこの研修教材を受講いただくことによって、今後の診療の考えが大きく変わるきっかけになるかもしれません。
例えば、判断に迷う症例が来院したとき。
検査前にどの検査をどこまでやるのか、フローチャート式に診断をピタッと詰めていくことができ、動物に適切な検査、治療を行うことができるようになります。
さらに、動物にとってやさしい診察ができるようになり、結果として、動物のご家族からかかりつけ医としてもっと信頼を得られるようになるでしょう。
ただし、何度もお伝えしますが、この研修教材を活用することは決して簡単なことではありません。
ですので、もし先生が「面倒な症例は専門施設にお任せする」というタイプなら、この研修教材を受講する必要はないかもしれません。
しかし先生が、「来院する動物や、そのご家族と真剣に向き合い、たとえ面倒でも自分の頭で考え、ピタッと診断を詰めていきたい」というタイプなら、今からご案内するこの研修教材は、先生の日々の臨床にとって大いに役立つものになるはずです。
ですので、自分は後者のタイプだと思う先生だけ続きを読み進めてください…
2022年12月7日水曜日、私たち医療情報研究所のスタッフは、奈良動物二次診療科クリニックへ訪れました。こちらの院長である米地謙介先生がおこなっている獣医師研修に参加するためです。
米地先生は、獣医師向けのウェビナーや実習の講師でも活躍しています。そして1,000症例以上のCTを経験してきた「小動物CT読影・撮影のスペシャリスト」です。
2015年12月には弊社から「単純明快!CT読影・撮影プログラム」という映像教材を出版。症状別、部位別のCT画像をみながら、再現性の高い読影・撮影法がわかりやすく学べると、ベストセラーとなっています。
今回の研修は、1次診療施設からCT検査依頼があった症例についてです。
まずは、紹介先からの症例の情報をもとに無駄な検査、無駄な時間を省くために鑑別診断リストが立てやすいように情報を整理する術前カンファレンスからスタートしました。
ここからの情報は診察の結果ではなくて主治医の先生からの情報です。
術前カンファレンスでは矢継ぎ早に米地先生から研修生に質問が飛んでいきました。適切な回答を行えた先生もいれば、回答に窮してしまう先生もいました。
米地先生「この情報から絞りやすいものは何でしょうか?」
絞りやすいものをピックアップすると…
#1:黄疸
#2:腹水
これ以上のこと、肝臓の実質的なことは、CTや生検しないとわからないですよね。
これらの原因は、麻酔前に黄疸や腹水の原因を詰めてからCT検査をおこなうことによって、無駄な検査、無駄な時間を省くことができます。
つづいて米地先生はおっしゃいます…
「エコーで腹水が溜まっていることが分かりました。次にやることは何ですか?」
「鑑別をするために必要な検査は何だと思いますか?」
「採材の目的は何ですか?」
「腹水の性状検査の目的は何ですか?」
「腹水もしくは貯留液は、漏出液、変性漏出液、滲出液に分けることができます。変性漏出液はどんなときに漏出する貯留液ですか?」
腹水が溜まっているから利尿剤、腹水が溜まっているからステロイドではなく、貯留液がある場合、抜いて比重を調べることは獣医師である限りは条件反射でおこなうくらいで良いですよね。比重計で見たらすぐにわかります。調べてまずこの3つに区分けするだけです。
CTのある病院で腹水の性状を調べることなく、CTを撮るなんてことはあってはいけません。
CTを撮れば原因はいずれであってもおそらく原因がわかります。けれども、CT検査の項目、CT撮影後どうするのか、CT検査の麻酔中に何をやるべきか、原因の絞り込みができるところは絞ってから検査をしましょう。
CT検査をおこなえばわかるんだから、腹水の性状検査をしなくてもいいじゃないの、ではなくです。
など…
米地先生と研修生たちとのディスカッションが行われました。そして、
血液検査、腹水性状検査、エコー検査、レントゲン写真、CT検査、細胞診が行われました。
この症例はこれらの鑑別診断、CT検査の結果、おそらく画像から肝硬変による門脈硬結症によって腹水が貯留していました。黄疸に関してはおそらく肝性黄疸です。
肝臓の悪性腫瘍は否定できなかったため、CT検査後に細胞診を実施することにより、悪性腫瘍ではないだろう、というところまで詰めることができました。そして、肝硬変のため、残念ですけどこの症例は治療、治癒というのは難しいと判断されました。
腹水を抜こうと対処療法をおこなうと
動物を苦しませる治療になる…
そういったときに適切な答えができないと、家族は動物の状態に疑問を持ち、転院につながる可能性もあります。また、腹水の比重から病態を判断することなく、対処療法で腹水をひかそうとしてしまうと、動物を苦しませる治療をしてしまうことになります。
ピタッと診断を絞り込めると
動物にやさしい診察ができる
しかし、「今回の症例は、検査前に肝硬変などの重篤な疾患に進行している可能性があるので、CTを撮った方が良い」と、紹介することもできます。
後者のほうが動物のご家族の心持ちや重要度も変わってきますよね。かかりつけ医としての信頼は格段にあがるはずです。
和田動物病院
勤務医:和田先生
獣医師歴10年目
今回の研修教材は、実際の症例を術前カンファレンスでどんな検査をおこなう必要があるのか、を絞り込み、各検査をおこない、確定診断を下すまでの実録です。これまでは研修に参加している先生だけしか学ぶことができなかった内容が映像教材になりました。
これは、これまでの教材のように何かの治療方法を学ぶといった教材とは少し趣旨が違います。今回の症例のように判断が難しい症例が来院したときにどの検査をどこまでやるのか、フローチャート式に詰めてから、無駄なく検査を行い、CT検査の実施の有無が判断できるようになるための研修教材です。
この研修教材の内容ですが…
奈良動物二次診療クリニックでの血液検査結果から米地先生と研修によるディスカッションに参加できます。一緒に血液検査結果を見ながら、鑑別リストを考えてみてください。
米地先生と研修による腹水性状検査による鑑別診断のディスカッションに参加できます。
エコー画像を見ながら各臓器の状態を解説していただきました。肝臓にはなにか血管、内部にポコポコと何か結節病変が複数ある、腹水が結構溜まっていることがわかりました。この時点では変性漏出液の原因もわからないし、黄疸の原因もわからなかったのですが、肝臓が悪そうなので、CT検査ではスクリーニング的に肝臓中心を撮るのが良いとなりました。先生も一緒にエコー画像を見ながら、鑑別リストを考えてみてください。
レントゲン写真からうっ血性心不全、フィラリアによる腹水ではなさそうだということがわかります。上腹部のレントゲン写真から、腹囲膨満は腹水が溜まっているのだろうことがわかりました。先生も一緒にレントゲン写真を見ながら、鑑別リストを考えてみてください。
など、CT検査の準備から手順、どの部位を撮影しているのか、撮影した画像から何を読影するのか、米地先生が事細かに解説してくれています。
このパートでの獣医師と看護師が協力しながらCT撮影をしている現場が学べることは、とても珍しいことだと米地先生がおっしゃっていました。もしかすると先生もじっくりCT撮影現場をご覧になったことがないかもしれません。CTをお持ちでない先生も、ぜひ、興味深い研修映像となっていますので、ご覧になってみてください。
このパートでは、今回の症例の細胞診の検査結果を解説していただきました。
上桂動物病院
院長:山崎先生
獣医師歴16年目
開業5年目
アース動物病院
勤務医:川口あつし先生
獣医師歴4年目
兵庫県ペット医療センター
勤務医:向山先生
獣医師歴13年目
先生も肝臓の数値の高い犬に遭遇することは多いのではないでしょうか。今回の研修に参加すれば…ざっくりと肝臓が悪いから、とりあえずウルソといった治療ではなく、ピタっと病気を絞り込み、どんな検査を行い、どんな治療をすべきなのか、CTが必要な症例なのか、2次診療施設に紹介する必要があるのか、などを判断できるようになります。
そうすることで、今よりも、もっと動物にやさしい診療ができるようになります。動物のご家族を安心させることができ、今よりもっと信頼されるようになることでしょう。
教材内訳 |
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価格 |
通常価格 45,980円 特別価格 22,990円(税込25,289円) |
返金保証 | なし |
特記事項 |
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