これで外耳炎は完治するのでしょうか?
“スコープで耳の中を見ることで外耳炎の主因が特定できます”
この症例画像をみるとすぐに外耳炎だと診断できます。
さらに詳しく言うと、外耳こうに紅斑、黄色痂皮を伴っています。
紅斑が非常に重要です。
紅斑があるということは外耳炎を持っている証拠になります。
診断のポイントは、外耳道の外側に紅斑があった場合に環境要因などはないのかな?と考えることが1つです。
そして、耳の奥を覗いてみることです。
これをみると外耳炎があると診断できます。
ここまでわかると飼い主さんに外耳炎がありますね、と説明することができます。
ですが、先生はこのように耳の奥まで覗いてますか?
このように正確な診断をするためにスコープが必要になってきます。
耳の外側から見ることでわかることもありますが、耳の中を見ることで外耳炎の主因になっていることは何なのか、また除外診断をすることもできます。
ですので、外耳道がなんかおかしいなってときは、耳の中をしっかり覗く必要があります。
スコープ検査の重要性はわかったけど、、、
1つ目は手持ち耳鏡です。
これはカールストルツの手持ち耳鏡です。
光源が強いためかなり良く見えます。
比較的安くネットでも買うことができます。
そして2つ目はビデオオトスコープです。
しっかり耳の奥まで覗きたい場合はビデオオトスコープがオススメです。
東京農工大学動物医療センター・皮膚科の島崎洋太郎先生がビデオオトスコープで重要視していることはピント調整ができることです。
あと光が強いことです。
この2つがきちんとしているビデオオトスコープを使うと耳の奥までしっかり見ることができます。
それは、耳の中を覗くことなく、耳が痒い症例に対して
点耳薬を処方するだけ。
だと診察と診断をすっ飛ばしていることになります。
そうすると、「なんで外耳炎になっているか、そうなっているのか」という説明ができないわけです。
飼い主さんに正確な説明をするためにも、診察、診断を精査するためにはスコープを覗く必要があるのです。
“診察と診断をすっ飛ばすと、正確な説明ができません”
これは島崎先生のカールストルツの手持ち耳鏡の映像です。
手持ち耳鏡でも、ここまでよく見えます。
これは耳垢がすごい多い症例です。
よく見ると、”あるもの”を発見できます。
↑まずは、こちらの動画をご覧ください
耳ダニが生息していました。
スコープを拡大し、ピントが合っているとこのように耳ダニが歩いているのが見えます。
そうすると飼い主さんに耳ダニがいるので、駆虫しましょうと説明をすることができます。
次は、耳の中が良く見えなかったので、麻酔をかけて洗浄している耳の中の映像です。
↑次に、こちらの動画をご覧ください
鼓膜を見ようとしたら毛が刺さっていました。
これが原因で外耳炎になっていた症例です。
スコープ検査することでこのように外耳炎の原因になっている要因を見つけることができます。
そうすると、的確な治療ができるようになります。
また、飼い主さんにも外耳炎の原因をしっかり説明することができ、安心させることができます。
だから、耳の奥までしっかりスコープで覗いてあげることが重要になってくるのです。
そのため今回まだまだ知らない先生が多い、ビデオオトスコープの使い方の基礎(適応と限界)をウェビナーで講義いただくことになりました。
最近流行りのオトスコープですが、みなさんお使いになっていますか。
オトスコープの実際の使い方、使いどころ、限界点など症例を介してご紹介します。
一番おおい問題点は、どうやってもしっかり耳道内が見えないというケースです。
スコープの持ち方から入れ方まで基礎的な内容の確認をしていきましょう。
Zoomセミナーは、オンライン上で行うZoomを使用したLIVE配信型のセミナーです。ネットにつながるパソコンやスマートフォンがあれば、簡単に参加が可能です。先生のご自宅や病院にいながら講義を受けることができます。
また、チャット機能を使えば質問も可能、まるで会場で受講しているような気分になります。LIVE配信は、テレビの生放送のようなものです。録画ではありません。Zoomセミナーでは質疑応答の時間も設けています。
講義の際に疑問に思ったことなど、島崎先生に直接、質問することができます。LIVEに参加するメリットは、その場で、疑問などが解消することではないでしょうか。
また、Zoomセミナー受講後にも繰り返しみることができるように、セミナーを収録した動画もお渡しします。Zoomセミナー後、いつでもお好きな時に復習することができます。
※セミナー収録動画は編集ができ次第のご提供になります。
“アニコム損保の保険金請求データから、約7頭に1頭のワンちゃんが、外耳炎を経験していることがわかっています。しかも、3ヶ月以内の再発率は43%! お耳で悩んでいるワンちゃんと飼い主さんはとっても多いのです。”(anicom youより引用)
これは、少し古い情報ですが、犬と猫の保険金請求理由、”犬の外耳炎が1位”、”猫の外耳炎が3位”です。(アニコム家庭どうぶつ白書2012より)
かなりの頭数が動物病院で外耳炎で治療を受けていることになります。外耳炎の診察はすべての獣医師ができないといけないのではないでしょうか。にもかかわらず、大学でも学べない。また、なかなか学ぶ機会もないはずです。
少しでも多くの先生に耳炎治療におけるスコープの重要性を理解していただき、より多くの動物たちの痒みを解放してあげてほしいと考えております。そのため多くの先生に参加していただきたいので今回のZoomセミナーの参加費は4,950円(税込)にしました。
後日、アーカイブ配信をご提供予定ですが、9,955円(税込)での販売予定です。今回参加すれば、Zoomセミナーもアーカイブ配信版の半額以下です。もし、少しでも興味を持たれたなら、今すぐZoomセミナーに参加して、島崎先生から冬の皮膚病診断テクニックを学びましょう。
Zoomセミナー開催日