猫の薄い組織を前にいつもより手が慎重になる先生へ なぜ、犬で培った縫合感覚が猫の消化器外科では縫合不全のリスクを高めてしまうのでしょうか?

From:権田
日付:2026年11月16日12:00

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講師紹介

高橋 洋介先生

たかはし ようすけ

  • 日本小動物医療センター 第二外科科長
  • 東京大学大学院農学生命科学研究科 附属動物医療センター 外科系診療科
  • 日本小動物外科専門医

Profile

麻布大学獣医学部卒業。一次診療施設で4年間の臨床経験を積んだ後、東京大学附属動物医療センター(VMC)外科系診療科の研修医を務める。現在は、VMCに所属しながら、日本小動物医療センターにて、軟部組織外科および腫瘍外科を担当。国内にわずか25名の「日本小動物外科専門医」の一人であり、年間約250件の執刀を行う傍ら、若手獣医師の育成指導にも尽力している。

【経歴】
2008年
:麻布大学獣医学部卒業
2008年
~2012年:マーブル動物医療センター(藤沢市)
2012年
~2014年:東京大学大学院農学生命科学研究科附属動物医療センター(VMC) 外科系診療科 研修医
2015年
~2018年:動物救急センター文京 副センター長
2018年
~2019年:日本小動物医療センター
2019年
~2023年:レジデントプログラム参加
2019年
~現在:東京大学VMC 外科系診療科
2024年
~2026年:ライフメイト動物医療センター文京 センター長
2025年
:日本小動物外科専門医 取得
2026年
:日本小動物医療センター 第二外科科長

※犬の術式で猫の外科をしていませんか?

犬の胃切開や腸切開、異物摘出は自信を持って執刀できる先生でも、猫になった途端に漠然とした不安がよぎることはないでしょうか。

「組織が薄くて針を通すだけで裂けそう」「術後の経過が犬のように予測できない」「縫合不全や合併症を起こさないだろうか」。

この不安の正体は、決して先生の技術不足ではありません。

問題の本質は、犬の手技や力加減、組織感覚を「無意識のうちに猫へ重ねてしまっていること」にあります。

先生もご存じのとおり、猫は小さな犬ではありません。

猫の外科では、組織特性に合わせた愛護的なアプローチが必要であり、違和感や怖さを覚えるのは、執刀医として自然な反応です。

しかし、猫の消化器外科を難しくしているのは、この組織の脆弱さだけではありません。

※なぜ、開腹した瞬間に
手が止まるのでしょうか?

猫の消化器外科における、もうひとつの問題点。

それは、平面の解剖図(2D)で覚えた構造が、実際の術野(3D)になった瞬間、すぐに結びつかないことです。

解剖学の教科書を読み込み、主要な解剖を頭に入れて手術に臨む。

それでも、開腹した瞬間に「目的の血管はどこを走っているのか」「どの層を剥離すべきか」と判断に迷い、手が止まってしまう。

先生にも、こうした場面に心当たりがあるのではないでしょうか。

さらに厄介なのは、猫の腹腔内には、盲腸の形状や結腸との境界の曖昧さ、胆嚢の多様な形態など、犬の解剖知識がそのまま通用しない領域が少なからず存在することです。

つまり、犬の解剖を知っているだけでは、猫の術野を前にした瞬間に構造を見分けられない。

これが、猫の消化器外科で、術中の迷いを生む大きな要因です。

※迷いなく
猫の消化器外科を執刀するために

一次診療において、猫の消化器外科(異物、腫瘍、先天性疾患など)に遭遇する機会は、犬ほど多くはありません。

限られた執刀機会で、自己流や手探りで経験を積もうとすれば、自信を持てるようになるまでに長い年月が必要になります。

外科の習得には時間と経験が必要だからこそ、事前に「正しい解剖・原則・手順」を頭に入れ、1回ごとの執刀経験の質を高めることが重要です。

本教材は「見るだけで、明日からすぐに執刀できるようになる」ことをお約束するものではありません。

猫の消化器外科の苦手意識を解消し、日々の臨床経験を効率的な成長へとつなげるための「経験の入口」として設計しました。

約200分の講義では、日本小動物外科専門医の高橋先生から、猫の消化器外科を安全におこなうポイントを体系的に学べます。

先生も「猫の消化器外科」を専門的に学び、自院で安全に執刀できるようになりませんか?

  • 必ず覚えておきたい「胃の4つの血管走行」とは?
  • 胃切開の適応と手順
  • 胃の縫合のポイントと注意点
  • 胃切開の術後管理のポイント
  • 消化管内異物に、どう対応するのか?
  • どうやって、紐状異物を取り出すのか?
  • 押さえておきたい腸の解剖
  • 腸の縫合のポイントと注意点
  • 腸端々吻合の習得と実践
  • ハルステッドの手術原則とは、何か?
  • 押さえておきたい大腸の解剖
  • 大腸外科の術前・術後管理のポイント
  • 術式ごとのメリットとデメリット
  • 人工肛門を検討するタイミングとは?
  • 猫の胆嚢手術の適応とは?
  • 胆嚢摘出術に用いるおすすめの器具とは?
  • 全層剥離と分層剥離の違いとは?
  • 総胆管が閉塞している場合の対処法
  • 胆嚢摘出に伴う合併症と、その対応
  • 猫における肝臓の外科適応とは?
  • 肝臓の外科手技を習得する「4ステップ」
  • 3つの切除方法と、その違い
  • 映像で学ぶ、肝臓外科の実際の手順
  • 先天性門脈体循環シャント(cPSS)とは、何か?
  • 猫における膵臓外科のポイントと注意点

手術で迷わない!
猫の消化器外科実践

11月16日(月)12:00 リリース

手術で迷わない!猫の消化器外科実践

DVD2枚組(本編204分)/ VOD:2Sec+レジュメデータ(345ページ/PDF)
翌日出荷(※土日祝除く)・代金引換手数料無料・60日間全額返金保証付

追伸

●11月16日(月)12:00 にお申し込み専用ページをご案内しますので、
今しばらくお待ちください。