トイプードルやチワワ、柴犬、ポメラニアン、マルチーズ、ヨークシャーテリアなど。これらは、日本でとても人気のある犬種です。先生の病院にも、これらの犬種が毎日のように来院しているのではないでしょうか。
そして、これらの犬種に多い病気が「気管虚脱」です。
先生もご存じのとおり、気管虚脱は、何らかの原因により空気の通り道である気管が背腹方向に潰れてしまい、呼吸が苦しくなる病気です。
人気の小型犬種に多くみられる病気ですので、先生も日常診療でたびたび気管虚脱の症例に遭遇していると思いますが…
もし、先生が…
「気管虚脱は診断が難しい」
「気管虚脱は、治らない病気だ」
「とりあえず、気管支拡張薬やステロイドを投与して様子をみている」
「経過観察するしかない」
など、こう思われていたのなら? 気管虚脱に対する先生の認識を再考してください。
なぜなら、治療技術の進歩により、気管虚脱は治療できない病気ではなくなったからです。正しく診断して、適切に処置すれば、治療できる病気です。
気管虚脱は犬で罹患率の高い病気ですが、その体系的な診断アプローチや治療方法を習得している獣医師は多くありません。
なぜなら、気管虚脱の診断は難しく、大学の授業や研修先の病院で症例を見て学べる機会が十分になかったことが原因かもしれません。そのため、いまだに「治らない」認識のままの獣医師がいらっしゃったとしても仕方のないことなのです。
でも、治せる可能性がある病気なのに正しい診断アプローチや治療法を知らず、苦しむ動物を救えないのは悔しいと思いませんか?
そこで今回は、一つでも多くの動物の生命を救いたい先生のために、最新の気管虚脱の診断アプローチや治療内容を学べる教材を制作しました。
講師は、大分県にある「AMC末松どうぶつ病院」の院長を務める末松正弘先生です。
日本を代表する動物呼吸器外科のスペシャリストである末松先生。末松先生は、アメリカの権威あるジャーナルVeterinary Surgeryにアジアから唯一気管虚脱の論文を掲載されている獣医師であり、外科治療の成績は世界トップクラスです。
今回は、末松先生から診断アプローチ、治療に関しては内科と外科、両方を学べますが…
気管虚脱の症状が軽い場合や重症度が低い症例では、内科的治療が推奨されています。内科的治療は、鎮咳薬、去痰剤、気管支拡張剤、ステロイドなどを使い、咳や異常呼吸音などの症状を軽減させるのが目的です。
外科的治療と比べると合併症のリスクがないため、飼い主さんにも受け入れられやすい治療法と言えますが、実施には注意点があります。
例えば、咳を主訴に来院した犬がいるとします。このとき、「咳をしているから」「炎症がありそうだから」と、とりあえずステロイドや鎮咳薬を使うのは時にリスクの高い治療法と言えます。
特に、湿性咳嗽を示す症例の場合は、注意しなくてはなりません。なぜなら、むやみに鎮咳薬やステロイドを投与すると、気道内に炎症物質や感染病原体が停滞してしまい、より状況を悪化させる恐れがあるからです。
鎮咳薬は、QOLの低下や気道損傷のリスクがある症例に使用されますが、可能な限り咳の原因を明らかにした上で治療薬を選択することが重要なのです。
ひと言で「咳を止める」といっても、鎮咳効果のある薬剤はたくさんあります。例えば…
などは、代表的な薬剤です。
では先生は、咳のある症例に対し、どうやって鎮咳薬を選択していますか? 使用する薬剤が変われば、当然、鎮咳効果も変わります。治療法も内服薬、ネブライザー療法、エアロチャンバーなど様々です。
また、薬剤によっては抗炎症効果の有無、気管支拡張効果の有無、利尿作用の有無なども大きく変わりますので、症例にあわせた選択が重要です。
今回は、気管虚脱の内科的治療に使用される鎮咳薬の特徴とその選び方も、末松先生のわかりやすい解説で学べます。
気管虚脱は、潜行性かつ進行性の疾患です。そのため、内科的治療に反応しない症例や、呼吸困難をともなう重度の気管虚脱の症例には、診断を確定させ、重症度を把握した上で内科以外の治療が必要になります。
その具体的な治療方法は、大きく分けて2つあります。気管内からアプローチする方法(ステント設置)と、気管外からアプローチする方法(外科:気管リング、CETP設置術)です。
海外では、ニチノール製の自己拡張型金属ステントにより、潰れてしまった気管を内側から押し広げる「気管内ステント設置術」が一般的に用いられています。
気管内ステント設置術の最大のメリットは、非侵襲的で、知識と技術があれば短時間でステントを設置できることです。
手技は容易にみえますが、ピットフォールも多く、ステントを設置する前に必ず準備すべきことがあります。
それは…
気管虚脱の外科的治療は、これまで合併症の多い手術と考えられてきました。現在は、治療技術の発展や手術に使用する器具の進歩により、喉頭麻痺や再虚脱などの合併症、気管壊死のリスクは減りつつありますが、ゼロではありません。
だからこそ、海外では安全性の高いと考えられている気管内ステント設置術が一般化していますが、それでも肉芽形成や、炎症性(細菌性)気管支炎、粘液貯留による閉塞などの合併症は、多くの症例でみられます。
また、気管内ステント設置術においては、設置後のステントの破損や移動などにも注意しなくてはなりません。
気管内ステント設置術をおこなうときに重要なのは、このような合併症のリスクを正しく理解し、対応できる準備をした上で実施することです。そのためには、術後に定期的にX線検査や内視鏡検査をおこなう必要があります。
今回は、容易に思えて実は手技的に難しい気管内ステント設置術の手技はもちろん、知っておくべき合併症のリスクと対処法、新しい外科的治療法(CETP設置術)など、末松先生のわかりやすい解説で学べます。
獣医学の診療においては、何よりも経験が重要ですよね。これから気管虚脱の診療を学ぶ先生がたくさんの経験を積むには、当然、たくさんの時間が必要になります。
そこで今回、末松先生にご協力いただき、治療技術習得の時間を大きく短縮できるよう、気管虚脱の診療を疑似体験できる症例解説を多数収録しました。
例えば、臨床症状はもちろんですが、画像診断においてはX線画像、エコー画像、透視検査画像、内視鏡画像が、それぞれどのように見えるのかを知っておく必要があります。
治療法においても、ステント設置や外科などの治療技術はもちろん、合併症への対処や予後予測も経験を積むほど正確になります。
また今回の教材には、他にはない大きな特徴があります。今回の教材には、末松先生の「思うように治療が奏功しなかった」「必ずしもベストな治療選択肢とは言えなかった」という症例もご紹介しています。
なぜ、そんな症例も収録したかと言いますと…「これから気管虚脱の診療を学ぶ先生に、同じ失敗をしてほしくない」という末松先生の思いからです。
末松先生の、気管虚脱の幅広い知識と経験に裏付けられた診療をおこなった上での判断ですから、多くの獣医師が気づけない原因や、実践的なリスク回避、対応策を学ぶことができます。
あらかじめ治療が奏功しなかった症例を知っておくことで、先生は、同じような失敗を事前に回避できるはずです。先生の今後の診療に、ぜひお役立てください。
ぜひ先生も、末松先生から最新の気管虚脱の診断アプローチや治療を学んでください。そうすれば…
教材の内容を一部紹介すると…
気管虚脱をはじめとする呼吸器疾患は、症状がはっきりと見える特徴があります。ゼーゼー、ガーガー、ヒーヒーと苦しそうに呼吸する動物と過ごすのは、飼い主さんにとっても耐えがたい苦痛です。
そして、飼い主さんは自分のことのように苦しみながら「何とか助けてほしい」と、藁にもすがる思いで先生の病院を訪れます。
このとき、先生が適切に気管虚脱の診断や治療ができたとしたら? さっきまで苦しんでいた動物は、魔法をかけられたように呼吸が楽になり、飼い主さんの顔にも笑顔が戻る。動物と飼い主さんは、今までどおりの毎日を過ごすことができる。
獣医師として、これは何にも勝る喜びではないでしょうか。気管虚脱は、日本で人気の犬種に多い疾患ですので、日常診療でも頻繁に遭遇します。
その診断アプローチと治療法を学び、習得することは、より多くの動物の生命を救うことに直結します。
気管虚脱が治らない病気とされたのは、もう昔の話です。今は、適切な診断をして、処置をおこなうことで、治療できる病気になりました。
ぜひ先生も、呼吸器外科で世界トップクラスの治療成績を誇る末松先生の診断アプローチや治療技術を学び、気管虚脱に苦しむ多くの動物を助けてあげてください。
気管虚脱は、代表的な呼吸器疾患であり、臨床現場で非常に多く遭遇する疾患であると考えます。しかし、その診断や正確な病態評価、そして治療法について、なかなか系統的に学ぶ機会は少ないものです。このDVDでは、それらを基本から学習することができ、特に末松先生は気管虚脱の外科的 治療を数多く手掛けていることから、実際の気管の肉眼写真を交えながら、わかりやすく解説してくださっています。また末松先生ご自身の研究結果も交えて、最新の治療法を学ぶこともできます。明日からの臨床現場で大いに役立ち、さらには未来の獣医療にも貢献しうるものと確信しますので、ここに推薦させていただきます。
DVDに収録された末松先生の講義がまとめられた、セミナーレジュメをお渡しいたします。DVDをじっくり視聴するお時間がなければ、まずこの冊子から先に目をとおしてください。
そして、気になる個所の映像から視聴していただければ、効率のよい学習が可能です。もちろん、復習用のテキストとしてもご活用いただけます。
「もしかしたら、もう知っている内容ばかりかもしれない…」「内容を理解できるか不安だ…」「期待にそえる教材なのか?」など、こう思われた場合もご安心ください。
なぜなら、DVD教材の内容に、ご納得できなければ返金させていただくからです。60日間、じっくりと、DVDをご覧いただき、先生の選択が正しかったかどうかをご判断ください。
送料も、返金振込料も、弊社が負担させていただきます。返金保証が付いている、獣医師向け教材なんて、ほとんどありません。これは、今回リリースするDVD教材への自信そのものです。
いつもの安心 DVDでお届け |
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FAX申込みはコチラ(代引のみ) | ※クレジット決済のみ | |
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教材内訳 |
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販売価格 45,980円 (税込50,578円) |
価格 | 販売価格 45,980円 (税込50,578円) |
あり(購入後60日間) | 返金保証 | 商品特性上なし |
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特記事項 |
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※安心の暗号化通信を採用しています。
この商品のお申込みフォームは、世界でもトップレベルである、グローバルサイン社のセキュリティシステムを利用しており、個人情報保護、セキュリティ強化のため、SSL暗号化通信を採用しています。お申込みの際に個人情報の漏洩は一切ありません。
今回の教材も、60日間返金保証がついています。
つまり、先生は、ご自身の選択が正しかったか、60日間かけて、じっくりと判断できます。今回のDVD教材を手に入れる上で、先生に一切のリスクはありません。
ただし、注意点があります。この価格(DVDリリースキャンペーン価格)での販売は、3月31日まで。4月1日以降は、定価の50,578円(税込)に戻ります。
DVDの初回在庫(100セット)には限りがありますので、ご興味を持たれましたら、今すぐお申し込みください。
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