消化器疾患は、犬猫ともに罹患率の高い病気です。
先生も、下痢や嘔吐、食欲不振などの消化器徴候のある症例を毎日のように診察していると思います。
では先生は、下痢の原因として感染症の占める割合をご存じですか?
国内の動物病院で実施された糞便検査を調査した2011年の研究によると、下痢を呈する犬の19.5%から消化管寄生虫が検出されました。
おなじように下痢を呈する猫を調査した2012年の研究では、6.7%の猫から消化管寄生虫が検出されました。
もしかすると、「猫はそれほど多くないのでは?」と思われたかもしれません。でも実は、6.7%という数字は、猫でもっとも重要な寄生虫であるトリコモナスを除いた数字です。
つまり、トリコモナスも検出できれば、猫の感染率も10%は余裕で超えてくると考えられます。
これは、犬猫ともに下痢の原因として、無視できない高い数字ですが…
先生もご存じのとおり、寄生虫の検出にベストな検査と言えば、「糞便検査」です。
糞便検査は寄生虫の他にも、下痢をはじめとする消化器徴候の原因精査や、小腸性下痢と大腸性下痢の鑑別にも威力を発揮します。
でも、血液検査や超音波検査と比べると、少し地味なイメージがありませんか? そのため、「糞便検査は、大学の授業で教科書数ページぶん学んだだけ」という獣医師が多くいます。
その結果、「とりあえずルーチンワークで検査するだけ」になってしまい、糞便検査を診断に活かせていない獣医師も多いと聞きます。
しかし、先ほどお話ししたとおり、下痢の原因として感染症が占める割合は高く、その診断にかかわる糞便検査は決して軽視できません。
そこで今回は、他では絶対に学べない「糞便検査の極意」を学べる教材を制作しました。講師は、消化器疾患のエキスパートである大阪公立大学の酒居先生です。
- 【プロフィール】
- 2015年、北里大学 獣医学部 獣医学科卒業後、東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻修了。2019年、大阪府立大学 生命環境科学研究科 獣医学専攻 助教を経て、大阪公立大学 獣医学研究科 獣医学専攻 講師を務める。国内でも少ない消化器専門の獣医師であり、臨床雑誌などにも多数寄稿している。
- 【学歴】
-
2009年4月 – 2015年3月
北里大学 獣医学部 獣医学科
2015年4月 – 2019年3月
東京大学 大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻
- 【経歴】
-
2017年4月 – 2019年3月
日本学術振興会 特別研究員 (DC2)
2019年4月 – 2022年3月
大阪府立大学 生命環境科学研究科 獣医学専攻 助教
2023年4月 – 2023年8月
北里大学 獣医学部 獣医学科 非常勤講師
2022年4月 – 現在
大阪公立大学 獣医学研究科 獣医学専攻 講師
- 【所属学会】
-
・日本獣医学会
・日本獣医師会
・日本獣医臨床病理学会
・日本ペット栄養学会
・日本獣医腎泌尿器学会
・日本獣医がん学会
・日本癌学会
・獣医がん分子生物学研究会
- 【受賞歴】
-
・令和3年度日本獣医師会獣医学術学会年次大会 獣医学術学会賞
・日本ペット栄養学会第22回定例大会 最優秀賞
・令和3年度獣医学術近畿地区学会 地区学会長賞
・平成24年度北里大学北島賞
・平成25年度北里大学北島賞
・平成27年度北里大学北里賞
・第15回日本獣医内科学アカデミー学術大会 インターズー学術奨励賞
・第11回日本獣医腎泌尿器学会学術集会 研究発表部門優秀賞
- 【書籍】
-
完全攻略!糞便検査 顕微鏡的検査
CAP 2022年11月
消化器疾患の食事療法 各論①:犬の慢性腸症(蛋白漏出性腸症を除く)に対する食事療法
Clinic note 2022年11月
こんな症例に出会ったら?とある診察室を覗いて学ぶアプローチ法 第49回 ずっと下痢をしています ~この症例、内視鏡検査が必要ですか?~
CAP 2021年6月
慢性腸症-慢性下痢の隠れた原因を探るー 各論③:免疫抑制薬反応性腸症
Clinic note 2020年12月
理由①
徹底的に糞便検査を掘り下げた「唯一の映像教材」
(糞便検査だけで230分の大ボリューム)
糞便検査は、感染症や腸内環境など、さまざまな情報を得られるとても有効な検査です。しかし、「臨床にどう活かせばいいのか?」、その方法を掘り下げて学べる機会は、ほとんどありません。
そこで今回は、国内でも少ない消化器専門の獣医師である大阪公立大学の酒居先生を講師にお迎えし、糞便検査だけを専門的に学べる映像教材を制作しました。
そのボリュームは、なんと230分。ここまで糞便検査を深く追求したマニアックな映像教材は、他にありません。
本教材では、糞便検査の基本はもちろん、採便方法、検査方法、寄生虫やウイルスの臨床的特徴、糞便検査に関する論文など、盛りだくさんの内容を酒居先生のわかりやすい解説で学べます。
理由②
もう迷わない「下痢症例のアプローチ」
(フローチャートで間違いのない診療)
下痢症例の診察でもっとも重要になるのが、「下痢の分類」であると酒居先生はおっしゃいます。たとえば、
・下痢の持続時間(急性なのか、慢性なのか)
・病変部位(小腸なのか、大腸なのか)
・重症度(軽症~重症のどれなのか)
など、まずはこれらを評価し、下痢を分類します
ある程度、勉強されている獣医師なら、急性下痢と慢性下痢の違いはわかるかもしれません。
しかし、病変部位や重症度まで含めた分類となると、「具体的にどうすればいいのか?」と迷ってしまうこともあるのではないでしょうか?
この点も、本教材はバッチリ押さえています。今回は、下痢の分類方法はもちろん、分類に合わせた適切な診療アプローチも、酒居先生のわかりやすい解説で学べます。
“この方法なら、もう下痢症例のアプローチに迷うことはありません”
理由③
臨床上重要な寄生虫、ウイルスを網羅
(寄生虫を見逃さない検査方法とは?)
糞便検査で発見できる寄生虫、ウイルスは多岐にわたります。
ジアルジア、トリコモナス、パルボウイルスは、そのほんの一部。
寄生虫やウイルスにより特徴はさまざまですので、当然、検出方法も異なります。そのため、全ての寄生虫、ウイルスの検出方法や臨床的特徴を把握するのは、とても大変です。
そこで今回は、臨床上とくに重要となる寄生虫、ウイルスをある程度絞り込み、採便方法と検査方法のマッチングと合わせ、詳しく解説します。
糞便検査では、この「採便方法と検査方法のマッチング」がとても重要です。なぜなら、これを間違えると見落としや誤診のリスクが急上昇するから。
たとえば先生は、ジアルジアやトリコモナスの運動性評価は、新鮮便でなければ正しく評価できないことをご存じですか?
この事実を知らず、飼い主さんが自宅から持ってきた自然排便を使って検査をしてしまうケースも珍しくありません。(当然、正しく評価できません…)
採便方法と検査方法のマッチングがわかれば、診断精度は飛躍的にアップします。今回は、他にも「寄生虫卵と間違われやすい夾雑物」も詳しく解説します。
“臨床上重要となる寄生虫、ウイルスは網羅しています”
理由④
基本的な検査はもちろん、「特殊検査」まで学べる
(抗原検査、PCR検査、便培養など)
ひと言で糞便検査といっても、その方法はさまざまです。たとえば、基本となる検査には、
・性状検査(硬さ、形状、色調、臭気など)
・顕微鏡的検査(直接法、集卵法など)
などが挙げられます。これらは、糞便検査をおこなうなら、正しい手技を身につけておきたい検査です。
今回は、これらの基本的な検査はもちろん、ワンランク上の糞便検査ができる特殊検査(免疫学的検査、PCR検査、便培養など)のやり方も詳しく解説します。
“さまざまな検査方法をわかりやすく解説しました”
理由⑤
症例解説で擬似的に経験値アップ
(具体的に糞便検査をどう活かすのか?)
下痢の鑑別疾患は、とてもたくさんあります。そのため、糞便検査のタイミングや使い方に悩むこともあるかもしれません。
せっかく糞便検査を詳しく学ぶのですから、もっとも有効なタイミングで適切な検査をしたいですよね。
そこで今回は、「下痢の症例が来院したあと、具体的にどう診療を進めればいいのか?」をわかりやすく学べる症例解説を5つ収録しました。
この症例解説には、
・学んだ診療アプローチを、どう活かすのか?
・どのように病変部位を鑑別し、下痢を分類するのか?
・下痢の分類ごとに、どんな治療をするのか?
・スクリーニングで異常所見のない下痢症例への対応は?
など、たくさんの見どころがあります。過去の症例に学べば、短時間でたくさんの経験値を積むことができます。
ぜひ、一緒に考えながらご覧ください。
“過去の症例に学べば、糞便検査の活かし方もわかります”
今回、先生が学べる糞便検査の手技は、獣医師はもちろん、愛玩動物看護師も実践できるものばかりです。
院内勉強会のときに本教材で糞便検査を学べば、「糞便見ておいてください」「検査の手技お願いします」と、看護師に任せることもできます。
獣医師と看護師ともに症例の状態を正しく把握できれば、より良い治療を提供できますので、もっと飼い主さんの満足度が高い診療ができるはずです。
ぜひ、看護師のスキルアップにもお役立てください。では、今回のプログラムの内容を以下に詳しくご紹介します。
1.糞便検査の概論
- 糞便検査のメリット、デメリット
たとえば、一部の疾患(主に感染症)を鑑別できることは、メリットの一つです。まずは、糞便検査のメリットとデメリットから学んでいきます。
- 糞便検査の目的とは?
大きく2つの目的があります。それぞれの目的における「糞便検査の意義」を理解した上でおこなうことが重要です。
- 消化管寄生虫に関する疫学調査
国内の動物病院に来院した犬猫の疫学データをみながら、消化管寄生虫について詳しく学んでいきます。
- 犬と猫の下痢に対する鑑別疾患とは?
下痢は、大きく①消化管の問題、②消化管外の問題の2つに分けられます。それぞれに多種多様な原因があります。
- 下痢の原因で、感染症が占める割合とは?
さまざまな研究論文をみながら、下痢の原因に感染症が占める割合を考えていきます。
- 下痢を呈する症例が来院したときのアプローチ
まずは、問診と身体検査をおこないます。これにより、下痢の分類ができます。
- どうやって、下痢の病変部位を特定するのか?
小腸性下痢と大腸性下痢の鑑別は、この方法でおこないます。
- 犬の下痢の重症度評価(CIBDAI、CCECAI)
問診の聴取項目をスコア化したCIBDAIと呼ばれる指標と、さらに項目を追加したCCECAIの活用法をご説明します。
- 猫の下痢の重症度評価(FCEAI)
こちらは、猫の重症度評価の指標です。犬よりも、項目の数が多くなっています。
- 急性下痢に対するアプローチとは?
急性下痢と慢性下痢では、その対応アプローチは大きく異なります。まずは、急性下痢のアプローチから詳しく解説します。
- 慢性下痢に対するアプローチとは?
大きな特徴は、すべての症例にスクリーニング検査をおこなうこと。その理由と合わせ、わかりやすくご説明します。
- 糞便検査に適切な検体の量、鮮度、保存方法とは?
基本的なことですが、これらを間違えると適切な検査ができません。
- どうやって、糞便を採取するのか?
採便方法は、大きく4つあります。それぞれの採便方法にメリット、デメリットがあります。
- 糞便の性状検査のポイントと注意点
性状検査とは、糞便を肉眼的に観察する検査です。硬さや形状以外にも、さまざまな評価項目があります。
- 化学的検査のポイントと注意点
化学的検査では、糞便中の蛋白分解酵素活性を評価します。それには、さまざまな方法があります。
2.顕微鏡的検査
- 顕微鏡的検査から得られる情報とは?
寄生虫の情報だけではありません。他にも、たくさんの重要な情報が得られます。
- 覚えておくべき重要な寄生虫とは?
寄生虫の種類はたくさんありますが、まずは、国内でよく検出される消化管寄生虫を覚えておけばOKです。
- 直接法のポイントと注意点
寄生虫を検出する顕微鏡的検査には、直接法と集卵法の2種類があります。ここでは、直接法のポイントを詳しく解説します。
- 構造物を明瞭に映し出す顕微鏡の調整方法
コンデンサーの位置を変えるだけで、驚くほど明瞭になります。
- 猫で重要になるトリコモナスの検出方法とは?
形態や検出率、見え方など、知っておきたいトリコモナスの基本的な知識と、直接法を用いた検出方法をご説明します。
- 検出率を向上させる浮遊法のやり方
浮遊法は、浮遊液を用いて糞便中の寄生虫卵を液面に集める方法のこと。浮遊液の比重の設定がとても重要です。
- 3種類の回虫、それぞれの特徴とは?
回虫には、①犬回虫、②猫回虫、③犬小回虫の3種類があります。これらを比較しながら、それぞれの特徴を学んでいきます。
- 吸虫卵の検出に最適な沈殿法のやり方
沈殿法は、糞便中の夾雑物を浮遊、寄生虫卵を沈殿させる方法のこと。2種類の沈殿法があります。
- 寄生虫卵と間違われやすい夾雑物とは?
たとえば、糞便中に植物細胞が含まれていることがありますが、顕微鏡的検査で寄生虫卵のように見えるので注意が必要です。
- 細菌、真菌に対する顕微鏡的検査
細菌、真菌の評価には、直接法(ウェットマウント法、ドライマウント法)を使います。評価項目は4つありますので、それぞれのポイントをわかりやすく解説します。
3.特殊検査(免疫学的検査、PCR検査、便培養)
- 免疫学的検査(抗原検査)のポイントと注意点
抗原検査とは、抗原抗体反応を利用し、糞便中の微生物の抗原を検出する手法です。そのポイントを詳しくご説明します。
- 抗原検査のメカニズムとは?
イムノクロマト法と呼ばれる手法を用いた抗原検査のメカニズムを解説します。
- ジアルジアに対する抗原検査の有効性とは?
177頭の糞便を調べた2018年の論文をみながら、ジアルジアに対する抗原検査の有効性を考えていきます。
- CPVに対する抗原検査の有効性とは?
2021年に発表された論文を参考に、CPVに対する抗原検査の有効性を考えていきます。
- PCR検査のポイントと注意点
PCR検査とは、糞便中の微生物の遺伝子を増幅させて検出する手法です。ひと言でPCRといっても、さまざまな種類があります。
- 各社の下痢パネルの比較
IDEXX社やケーナインラボ社など、それぞれの評価項目を詳しく解説します。
- 知っておきたいPCR検査の特徴と注意事項
たとえば、陽性判定と臨床徴候との関連は、微生物により解釈が異なることは、注意点の一つです。他にも、注意すべき項目があります。
- 犬と猫のコロナウイルスの基礎知識
コロナウイルスは多くの症例で無徴候のため、陽性判定された場合は、臨床徴候との関連性を慎重に判断する必要があります。
- 便培養のポイントと注意点
便培養は、腸管感染症の原因微生物を検索するためにおこないます。どのようなものが対象になるのか、詳しく解説します。
- 細菌培養の問題点とは?
たとえば、サンプリングが煩雑なことは問題点の一つ。他にも知っておきたい問題点があります。
4.症例解説
- 原因不明の下痢で来院した犬の症例
秋田犬(5ヶ月齢、未避妊雌)の症例をご紹介します。急性下痢に対するアプローチをみながら、一緒に考えてみてください。
- 病変部位の鑑別ポイント
評価項目に基づき、病変部位が小腸なのか、大腸なのかを考えます。
- どうやって、ジアルジアを治療するか?
ジアルジアの治療に用いられる駆虫薬は、大きく2種類に分けられます。それぞれのポイントを詳しく解説します。
- 急性下痢を呈する犬の症例
イングリッシュ・コッカー・スパニエル(10ヶ月齢、去勢雄)の症例です。突然下痢が認められたため、検査を行いました。
- 下痢の分類と重症度の評価
問診と身体検査から得られた情報をもとに、重症度の評価や病変部位の特定をおこないます。
- 軽度の急性下痢に対する治療のポイント
近年は、抗菌薬の使用は控える傾向がありますので、ぜひ知っておいてください。
- 慢性下痢で来院した猫の症例
スコティッシュ・フォールド(10ヶ月齢、未去勢雄)の症例です。飼育開始以降、間欠的に下痢が認められ、来院しました。
- スクリーニングで異常所見がない場合は?
糞便検査(顕微鏡的検査)、血液検査、X線検査、超音波検査をおこなっても特記すべき所見がない場合、考えるべきポイントを解説します。
- 慢性下痢と食欲不振で来院した犬の症例
雑種犬(6歳齢、避妊雌)の症例です。2ヶ月前より下痢と食欲不振が持続していました。
- 慢性下痢と体重減少で来院した犬の症例
雑種犬(13歳齢、去勢雄)の症例です。約3年前から下痢と体重減少が持続し、近医で検査しましたが原因を特定できず、紹介来院しました。
本教材には、本編とは別に特典映像も収録しました。
それは、「下痢を呈する症例への問診ポイント」を解説した特典映像です。
言うまでもなく、問診は適切な診断、治療をおこなう第一歩。飼い主さんから得られる情報が、診療のクオリティに大きく影響します。
しかし、何を聞いていいのかわからなかったり、聞き出した情報も、獣医師と飼い主さんの間で認識がズレていることも少なくありません。
本特典映像は、このような問題を解決するのに役立ちます。収録内容の一部をご紹介すると、
・犬と猫の下痢に対する鑑別疾患
・問診以外では確認できない重要な情報とは?
・聞き漏らしのない問診票の作り方
・どうやって、客観的な情報を得るのか?
・認識のズレを防ぐ、糞便スコア(7段階評価)の活用
・下痢の分類に必要な情報とは?
・急性下痢と慢性下痢の重症度の考え方
など、下痢症例への問診のポイントをわかりやすく解説しています。ぜひ、糞便検査と一緒に学んでください。
今回はもう一つ、問診時に役立つ「糞便スコアシート(7段階評価)」もプレゼントします。
糞便の硬さや形状を質問する際に活用すれば、飼い主さんとの認識のズレも最小限に抑えることができます。シートはPDFデータでお渡しいたしますので、印刷してお使いください。
動画セミナーで使用したレジュメデータは、もちろん今回もプレゼントします。
収録された酒居先生の講義がまとめられた、セミナーレジュメをお渡しいたします。映像をじっくり視聴するお時間がなければ、まず、このレジュメから先に目をとおしてください。そして、気になる個所の映像から視聴していただければ、効率のよい学習が可能です。印刷していただくことで、復習や院内研修のテキストとしてもご活用いただけます。
「経験者の先生こそ一度基礎から振り返るというのは、臨床レベルの向上が期待できる」
導入部分の概要から丁寧に説明があり、分かりやすかったです。経験者は診療してきた施設により経験内容や診察内容が獣医師によって幅があります。さらに消化器症状を呈する患者さんの来院は一次診療施設ならびにその先に紹介される二次診療施設では非常にウエイトを占める疾患かと思います。獣医師ごとで診療レベルで差が出てしまう分野でもあると思うので、経験者の先生こそ一度基礎から振り返るというのは臨床レベルの向上が期待できるのではないでしょうか。また、教員の先生による科学的データの提示があり、説得力がありました。臨床現場での診療の進め方(鑑別疾患や検査の方法、治療など)も紹介していただいているので非常に実践的な内容でした。学生から新卒はもちろん、経験者にも振り返るという意味で有意義かと思います。
獣医師 匿名
「糞便検査について、体系的に理解することができました」
日々の診療で目にすることの多い軟便や下痢の症例に対して、糞便検査を実施する機会 は多くありますが、各種検査方法やその検査結果について正確な理解はできていなかっ たように感じます。酒居先生の講義を視聴することで、糞便検査について体系的に理解することができ、検査結果から鑑別診断が可能な疾患について学ぶことが出来ました。自分と同じように糞便検査の理解について不安を感じている方や、改めて知識を整理したいと考えている方に視聴をお勧めします。
大阪公立大学獣医臨床センター
研修獣医師 中村先生
「糞便検査は日常の診療に欠かせない検査だと実感…曖昧な部分が明確になった」
獣医師になってまだ間もないですが、糞便検査は日常の診療に欠かせない検査だと実感しています。その中でも、例えば直接塗抹検査において、「よく名前は聞くが、実際はどんな見た目 や動きをしているのだろうか。」「正直寄生虫の有無以外、何を見たらいいのか分か らない。」など、曖昧になっている部分は少なからずあるかと思います。本教材は写真や動画が豊富で、酒居先生が細かい点まで解説してくださるので、曖昧な部分が明確になり、知識を整理し直すことができました。
獣医師歴1年目
H先生
- 糞便検査を臨床に活かす方法がわかる
糞便検査を専門的に掘り下げて学べる機会は、ほとんどありません。そのため、糞便検査が単なるルーチンワークになっている先生も多いと聞きます。酒居先生に学べば、糞便検査を臨床に活かす具体的な方法がわかります。
- 間違いのない糞便検査で見落としをゼロにできる
糞便検査は、採便方法と検査のマッチングがとても重要です。この間違いが、寄生虫やウイルスの見落としに繋がります。正しい糞便検査のやり方を覚えれば、スクリーニング検査の精度もぐんとアップします。
- 下痢症例に対し、もっと自信をもって診療できる
下痢は多い主訴の一つですが、持続時間や病変部位、重症度など、その分類で診療アプローチが大きく変わります。今回は、下痢の分類はもちろん、症例に合わせた診療アプローチも学べますので、もっと自信をもって下痢症例に対応できます。
- 疾患を疑う目を養い、鍛えられる(診断精度もアップ)
糞便検査は、寄生虫を発見するだけの検査ではありません。しかし、「寄生虫がいないから異常なし」と考えてしまう獣医師も少なくありません。酒居先生に学べば、寄生虫以外にも目がいくようになりますので、いま以上に診断精度をアップできます。
- 愛玩動物看護師をスキルアップさせられる
今回学べる糞便検査は、獣医師はもちろん、愛玩動物看護師のスキルアップにも最適な内容です。事実、酒居先生も検査の手技を看護師に任せることがあるとおっしゃいます。本教材は、院内勉強会の教材にもご活用いただけます。
- もっと飼い主さんに信頼される診療ができる
下痢は、目に見える異常のため、飼い主さんの心配も大きくなります。しかし、下痢は鑑別疾患がとても多く、どう診療すればいいのか迷う先生もたくさんいらっしゃいます。酒居先生に学べば、適切なアプローチで、もっと飼い主さんに信頼される診療ができます。
「もしかしたら、もう知っている内容ばかりかもしれない」「内容を理解できるか不安だ」「期待にそえる、教材なのか?」など、思われた場合もご安心ください。なぜなら、プログラムの内容に、ご納得できなければ返金させていただくからです。
60日間、じっくりと、ご覧いただき、先生の選択が正しかったかどうかをご判断ください。送料も、返金振込料も、弊社が負担させていただきます。
返金保証が付いている、獣医師向け教材なんて、ほとんどありません。これは、今回リリースする最新プログラムへの自信そのものです。
多くの獣医師は、「糞便検査=寄生虫検査」というイメージをお持ちです。
しかし、酒居先生に学べば、「寄生虫が発見されないから異常なし」と考えてはいけないのに気づくはず。糞便検査は、寄生虫以外のところにも目を向けることが重要なのです。
この考え方を身につければ、糞便検査から得られる情報は倍増します。大げさな話ではなく、下痢症例に対する診断精度が飛躍的にアップするのです。
消化器疾患は、日々の診療で遭遇する機会の多い病気です。つまり、本教材から学んだ内容は、明日からでもすぐに活かせます。
ぜひ先生も、酒居先生に糞便検査のコツを学び、今まで以上にクオリティの高い診療をおこなってください。
この価格(リリースキャンペーン価格)での販売は、10月31日まで。11月1日以降は、定価の50,578円(税込)に戻ります。 初回在庫(100セット)がなくなる前にお申し込みください。
視聴方法を選べます
教材内訳
- DVD2枚組(本編230分)(計251分)
- 特典映像(21分) +レジュメ(153ページ/PDF)+特典資料(PDF)
価格
販売価格 45,980円
(税込50,578円)
教材内訳
- 4セクション(計251分)
- 特典映像(21分) +レジュメ(153ページ/PDF)+特典資料(PDF)
価格
販売価格45,980円
(税込50,578)円
特記事項
- いつでもどこでも視聴可能
- PC、タブレット、スマホ対応
- 視聴期間制限なし
- ネット接続必須
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※安心の暗号化通信を採用しています。
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つまり、先生は、ご自身の選択が正しかったか、60日間かけて、じっくりと判断できます。今回のDVD教材を手に入れる上で、先生に一切のリスクはありません。(ネット配信版は返金対象外)
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