日本国内には、小動物臨床をおこなう動物病院が、約12,700件あります。
しかし、その大半が小規模な病院であり、63.8%の施設が「獣医師一人」と言われています。つまり、国内の約2/3の動物病院が、十分とは言えない人手の中で内科も外科も、また皮膚科も眼科もこなしているのです。
もしかすると先生も今、お一人で全科目の診療に対応されているかもしれません。
動物の生命を救うために全力を尽くすドクターは、本当に心から尊敬すべき存在です。強い責任感と燃えるような情熱がなければ、このような対応はできないでしょう。
獣医師一人でも、来院するすべての動物の病気を治療し、健康を守れるのが理想です。しかし現実には、一人では対応が難しい状況もあると思います。
たとえば、助手もいない「獣医師一人」の状況で、緊急での外科治療が必要な犬が来院した場合…
緊急的な外科治療が必要な症例は突然来院します。そんなときに紹介病院も受け付けてもらえない、院内には獣医師は一人だけしかいない。ただ患者さんの病態は待ってくれません。
もしかしたら、こう思われるかもしれません。しかし、緊急手術が必要なケースでは、助手を待ったり、他院を紹介している時間が致命的になる可能性もあります。
今お話したような状況は、獣医師一人の施設であれば、決して他人事ではありません。
本当に対応の難しい状況ですが、それでも先生は「自分の手で動物の生命を救うか、あきらめるか」の判断をしなくてはなりません。
先生ほど使命感の強い獣医師なら、きっと「あきらめる」なんて選択肢は最初から存在しないでしょう。もしかしたら、ダメかもしれない。しかし、少しでも助かる可能性があるのなら、たとえ一人でも手術をしてあげたいと思われるはずです。
今回、先生にご案内する教材のテーマは、「一人でおこなう外科手術(ソロサージャン)」です。しかし、決して一人での手術を推奨するものではありません。
国内の動物病院で十分な人手を確保できている施設は、それほど多くはありません。ほとんどの病院は、「獣医師一人で対応しなければならない緊急の状況」と隣合わせです。
教材は、そんな難しい状況でも、絶対に動物の生命をあきらめずにベストを尽くしたい先生のために制作された「特別な教材」です。
もし先生が、ひとつでも多くの尊い生命をご自身の手で救いたいと思われるなら、必ずご満足いただける内容であることをお約束します。
今回、ソロサージャンのテクニックを教えてくれる講師は、紹介2次病院や大学病院だけではなく、夜間救急や保護施設といったマンパワーの不足した現場でも豊富な執刀経験のある日本小動物外科専門医である小材祐介先生です。
ソロサージャンは、そもそも学べる機会がほとんどない技術です。大学の授業はもちろん、教科書を読み込んでも実践的な知識・技術は得られません。
今回、先生が学べる技術は、小材先生がこれまで夜間救急の現場や保護施設でソロサージャンをおこない、試行錯誤をくり返しながら作り上げた技術です。
術式やひとつひとつの細かいテクニックも、改良に改良を重ね、一人でも安全かつスムーズにおこなえるよう最適化されています。
もし先生が、本当に実践的なソロサージャンの技術を学びたいと思われるなら、小材先生は最高の講師といえるでしょう。
今回の動画セミナーでは、ソロサージャンを格段にスムーズにする実践的な外科テクニックも学べます。
厳密に言えば、ソロサージャンだけでなく複数人で手術するケースでも有用なテクニックですが、「一人で手術する場合にとくに威力を発揮するテクニック」です。
たとえば、手結紮はそのひとつです。
手結紮のメリットといえば、器械縫合よりも簡単にノットの強度を調整できること。しかし、ソロサージャンにおけるメリットはそれだけではありません。
深部で臓器をよけながら縫合するケースを想像してみてください。器械縫合の場合は、手に器械を持っているため、臓器をわきに寄せようとしても手が足りません。結果的に、無理やり持針器や鉗子を突っ込んで縫合することになります。
でも、手結紮ができれば、深部でも臓器を手でよけながら縫合できますよね。
決して器械縫合がダメというお話ではありませんが、器械縫合しか選択肢がない場合、どうしても困ってしまうケースも出てくるでしょう。
手結紮は、ソロサージャンで威力を発揮する外科テクニックの一例ですが、今回の動画セミナーでは、このような「一人だからこそ有効なテクニック」をたくさん学べます。
外科手技は、やり方を学んですぐに実践できるものではありません。技術の習得には、当然、くり返しの練習が必要です。
でも、練習が必要だと言われても「どんな練習が効果的なのか?」「どうすれば短期間で上達できるのか?」と思ってしまいませんか?
今回の動画セミナーでは、小材先生にさまざまな上達方法も教えていただきましたが、その中でもとくにオススメなのが「手術動画の撮影」です。
ご自身で手術を撮影しているドクターは、それほど多くないかもしれません。でも実は、手術動画の撮影は、外科手術の上達にとても効果的な方法なんです。
なぜなら、撮影した手術動画を見返せば、本来なら一回しか経験できない手術を二回、三回と経験できるから。つまり、ご自身の手術映像から、擬似的に手術の経験値を稼げるのです。少し考えてみてください。
外科手術が思うようにできない、自信が持てない大きな原因は「経験不足」にあると思いませんか? 先生も、脾臓摘出には自信がなくても、日々当たり前に実施している避妊・去勢手術なら、自信を持って取り組めるはずです。
経験が外科の上達に直結するからこそ、ご自身で手術動画を撮影し、くり返しチェックすることは重要になります。見返す中で、「こうした方がスムーズだな」「ここは把持鉗子の持ち方を変えた方がいいな」などの改善点も出てくるはずです。
手術動画の撮影は、小材先生が教えてくれた外科技術の上達方法のひとつですが、今回の動画セミナーでは、他にもさまざまな上達方法をご紹介しています。
今回の動画セミナーでは、一人でおこなう外科手術の中でもとくに習得優先度の高い「4つの手術」を掘り下げて解説します。
その4つは、「先生が手術をしなければ、動物が生命を落とす可能性が高い」もの。つまり救急外科です。
1.帝王切開
帝王切開は、まず開腹するところからスタートしますが、次に「子宮をすべて露出するかどうか」が最初の別れ道になります。どちらの方法でも手術できますので、両方のパターンを解説します。
2.膀胱破裂
膀胱破裂の場合、破裂している部位は膀胱の先端(断裂している場合は尿道断裂)がもっとも多いパターンです。また、尿管の損傷がある可能性を考慮した上で開腹することが重要です。
3.紐状異物
紐状異物を除去するポイントは、異物の全長を把握し、どの程度の切開が必要になるのかを判断すること。また、異物を発見したあとも、すぐに切断せずモスキートで把持してから切断することが重要です。
4.脾臓摘出(血腹)
血腹の対応で難しいのが、輸血が必要になる可能性があることです。しかし、どの施設にも大量の輸血ストックがあるわけではありません。そこで今回は、輸血ストックがない場合の現実的な対応を含め、一連の手術を解説しています。
今回の動画セミナーでは、小材先生にご提供いただいた多数の手術映像をご覧いただきながらソロサージャンを成功へ導くポイントを学べます。
手術映像だけでも大変貴重ですが、今回は、先生に自信を持ってソロサージャンに取り組んでいただくため、他の教材にはない工夫を盛り込みました。
それは、手術前に確認しておくべき注意点、準備しておく技術を踏まえた上で、開腹から縫合までソロサージャンのポイントを解説していることです。
つまり、ただ単に手術映像を見て学ぶのではなく、手術を実施するための「一連の流れ」を確認できるのです。
ぜひ、くり返しご視聴いただき、ソロサージャンの技術を習得してください。
他にも、小材先生からソロサージャンを成功へ導くポイントをたくさん学べる今回のプログラム。その一部をご紹介すると…
手術のクオリティにこだわりをお持ちのドクターほど、使用する器具にもこだわります。
なぜなら、使用する器具ひとつで手術のスピードも、動物への負担も大きく変わることを熟知されているから。ソロサージャンの場合、本来なら人手に頼る部分を器具でカバーする必要がありますので、使用する器具の選択は通常の手術よりも重要になります。
そこで今回は、教材ご購入者限定の特典として「小材先生が愛用している外科器具」を徹底解説した特典映像をプレゼントします。
教材本編でも、ソロサージャンで使用する器具を解説していますが、この特典映像はさらにひとつひとつの外科器具を掘り下げた「マニアックな内容」です。
約20分の特典映像の収録内容を以下にご紹介しましょう。
収録された小材先生の講義がまとめられた「セミナーレジュメ」をお渡しいたします。映像をじっくり視聴するお時間がなければ、まず、このレジュメから先に目をとおしてください。そして、気になる個所の映像から視聴していただければ、効率のよい学習が可能です。もちろん、復習用のテキストとしてもご活用いただけます。
小材先生は、小動物外科専門医を取得し、さまざまな外科症例に対して執刀されています。また、東京農工大学でのレジデント課程のときに、一緒に診察や手術をおこなっていたこともあり、非常に信頼できる先生です。今回の映像教材は、外科手技や器具の使い方などとてもわかりやすく解説されているため、これから外科手術を学んでいく若手の先生から臨床経験豊富な先生まで幅広い世代に対しても、大変勉強になると確信しています。
今回のポイントとして、一人でおこなう外科に視点を置いているため、助手がいない状況でも手術をおこなう留意点や外科器具の利用について細かく説明されています。また、広く術野を確保することに対して、開創器の使い方や支持糸の使い所についても「なるほど」と納得ができると思います。さらには、救急外科についてのセクションもあり、迅速に対応できるコツが学べます。ぜひ、この映像教材で勉強して外科手術のスキルを磨いていきましょう。
獣医臨床現場では、自分が就職した動物病院の常識が刷り込まれがちで、器具や道具の持ち方などクセがつきやすい印象です。
その点、この映像教材では獣医外科に対する基本的な考え方や手技、機器の選択など細かく紹介してくださっているので、今から外科を頑張ろうと考えている新人獣医師にとってはもちろんのこと、開業したてで外科範囲を広げようと考えている獣医師や、自分のやり方が固まっているベテラン獣医師にとっても学び直しに使える映像教材なのではないかと感じました。
特に、一人で行う手術のコツは、個人開業の獣医師にとっては目の離せない内容になっています。手術動画を見ながら外科専門医である小材先生の思考回路を覗ける良い機会で、ワンランク上の手技を手に入れるチャンスになるのではないかと思います。
教材内訳
価格
返金保証
あり(購入後60日間)
特記事項
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商品特性上なし
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※安心の暗号化通信を採用しています。
この商品のお申込みフォームは、世界でもトップレベルである、グローバルサイン社のセキュリティシステムを利用しており、個人情報保護、セキュリティ強化のため、SSL暗号化通信を採用しています。お申込みの際に個人情報の漏洩は一切ありません。
「もしかしたら、もう知っている内容ばかりかもしれない」「内容を理解できるか不安だ」「期待にそえる、教材なのか?」など、思われた場合もご安心ください。なぜなら、プログラムの内容に、ご納得できなければ返金させていただくからです。
60日間、じっくりと、ご覧いただき、先生の選択が正しかったかどうかをご判断ください。送料も、返金振込料も、弊社が負担させていただきます。
返金保証が付いている、獣医師向け教材なんて、ほとんどありません。これは、今回リリースする最新プログラムへの自信そのものです。
一人で外科手術をしなければならない状況は、突然やってきます。先生が、ソロサージャンの技術を完全マスターするのを待ってはくれないかもしれません。
一日でも早い習得が、ひとつでも多くの尊い生命を救うことに直結します。だからこそ、学ぶのを後まわしにせず、今すぐ一人の手術に対応できる準備をしておいていただきたいのです。
ソロサージャンの成功に欠かせない知識・技術は、今回の動画セミナーで小材先生がすべて教えてくれました。
今回の教材も、60日間返金保証がついています。
つまり、先生は、ご自身の選択が正しかったか、60日間かけて、じっくりと判断できます。今回の教材を手に入れる上で、先生に一切のリスクはありません。
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