なぜ、嘔吐で来院した犬のリパーゼが高くても急性膵炎と診断してはいけないのか?

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日付:2024年9月26日12:00

※犬猫の生命を左右する最重要ポイント

先生もご存じのとおり、病気の動物を救う上でもっとも大切なのが診断です。

獣医療において、診断こそが動物の生命を左右すると言っても、決して大げさではありません。

現在の獣医療では、病気さえ正しく診断できれば、何らかの治療はおこなえます。

たいていの疾患は根治できますし、たとえ難治性の疾患であっても高いQOLを維持する治療はできるはずです。

逆に、診断のステップで間違いがあれば、どれだけ最先端の治療をしても間違った治療にしかなりません。

このような診療では症状は改善せず、病気は進行してしまいますが…

中川泰輔 先生
中川泰輔 先生
中川泰輔 先生
【プロフィール】
麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、たけうち動物病院(伊勢原市)勤務。 その後、東京大学附属動物医療センター内科系診療科研修医、日本動物高度医療センター(川崎市)勤務を経て、2017年から東京大学附属動物医療センター消化器科。 肝・胆・膵疾患含め、犬猫の消化器疾患を幅広く診療している。

【メディア掲載履歴】
・SA Medicine
・Clinic note
・Veterinary Oncology
【学会、セミナー、講演会】
・日本獣医内科学アカデミー(2018, 2019, 2020, 2021, 2022, 2023)

※嘔吐・下痢の原因を正しく診断できますか?

嘔吐・下痢は、犬猫でもっともポピュラーな臨床徴候のため、多くのドクターが画一的なアプローチで診断しています。

しかし、経験や直感に頼った画一的なアプローチでは、診断を間違えてしまうこともあります。

急性の嘔吐・下痢症例であれば、数日様子をみているだけで回復するケースもあるでしょう。

ですが先生も、対症療法の反応が乏しい症例に悩まされた経験があるのではないでしょうか?

嘔吐・下痢の裏に隠れた緊急性の高い疾患を見逃してしまった結果、治療が遅れてしまい生命を落としてしまう犬猫も少なくありません。

このような不幸な犬猫を減らすには、どんな犬猫にも同じように画一的なアプローチで診断するのではなく、順序立てて体系的に嘔吐・下痢を診断できる必要がありますが…

※隠れた疾患も見逃さない嘔吐・下痢の診断アプローチ

本教材のテーマは、「ホームドクターのための嘔吐・下痢の診断アプローチ」です。

消化器疾患のスペシャリストである東京大学附属動物医療センターの中川先生から、嘔吐・下痢の鑑別、診断から治療まで一連のアプローチをわかりやすく学べます。

また、ホームドクターが取り組みやすいよう、「急性なのか慢性なのか?」「軽症なのか重症なのか?」など、分類ごとの初期対応を解説しています。

他にも、見逃しやすい疾患と対処法もくわしく学べますので、もっと自信をもって嘔吐・下痢の症例を診断できるようになります。

犬猫で一番多い臨床徴候だからこそ、先生も間違いのない診断アプローチを習得しませんか?

即臨床!絶対身につく嘔吐・下痢の診療術

追伸

10月1日(火)12:00にお申し込み専用ページをご案内しますので、
今しばらくお待ちください。