教材リリース日:2022年8月


“この方法なら、副作用リスクの低い安全な治療ができます”
こんな先生にオススメです
- 最新のクッシング症候群の診療アプローチを学びたい
- 診断精度の高いクッシング症候群の検査法を知りたい
- 副作用リスクの低いトリロスタンの使い方を知りたい
- グレーゾーンのクッシング症候群を正しく診療したい
- 最新のアジソン病の診療アプローチを学びたい
- 犬猫と飼い主さんのQOLを向上させる診療をしたい
「クッシング症候群」の診療に
自信がありますか?
先生もよくご存じのとおり、クッシング症候群は犬に多くみられる内分泌疾患です。
プードルやダックスフント、ヨークシャーテリア、マルチーズなどが好発犬種として知られており、中齢~高齢犬に発症の割合が高い傾向があります。
比較的ポピュラーな疾患ですが、診断の手順が複雑なうえ、治療法の異なる下垂体性と副腎腫瘍性の2種類があるため、苦手意識をお持ちの獣医師もたくさんいます。
こんな症例に対応できますか?
クッシング症候群の犬には、特徴的な臨床徴候があります。
たとえば、多飲多尿は90%以上の犬に、また、80%ほどの犬に腹部膨満や、皮膚病変(脱毛、石灰沈着など)がみられます。
また、クッシング症候群の犬は、その90%以上でALP値の上昇がみとめられますので、この数値を参考にしている先生も多いと思います。
しかし患者の中には、ALP値が上昇しているにもかかわらず、臨床症状がほとんどあらわれないグレーゾーンの症例もいます。
他にも、食欲不振(または廃絶)にもかかわらず、クッシング症候群の臨床症状がみられるという、矛盾した症状を示すケースもあります。
クッシング症候群と診断して良いのか、どうなのか…
このような明確にクッシング症候群と言えない症例は、トリロスタンを処方しても治療が上手くいかないケースが多くみられます。
もしかしたら、先生も判断の難しいクッシング症候群の症例に悩んだ経験があるかもしれません…
どうすれば良いのか?
今お話したのは、クッシング症候群の一つのタイプに過ぎません。
他にもクッシング症候群には、トリロスタンの処方が不要なケースや、併発疾患を発症しているケースなど、さまざまなタイプがあります。
大事なことは、これらのクッシング症候群のタイプを正しく見極め、症例にあった適切な治療をおこなうことです。
では、具体的にどうやってタイプを見極め、治療すれば良いのか?
今回、日本獣医生命科学大学の森昭博先生を講師にお迎えし、最新のクッシング症候群の診療アプローチを学べる教材をご用意しました。
講師紹介
- プロフィール
- 日本獣医畜産大学(現 : 日本獣医生命科学大学)獣医学部獣医学科卒業後、同大学大学院で博士(獣医学)号を取得。2012年にイリノイ大学に留学し、最先端の小動物の栄養学について学ぶ。現在は、日本獣医生命科学大学付属動物医療センターにて、内分泌科を担当している。
- 【表彰歴】
- 2008年10月 Eitan Bogin Prize
(2008年国際動物臨床病理学会ベストポスター賞)
2017年4月 日本獣医生命科学大学梅野信吉賞
- 【セミナー・講演歴】
- 獣医内科学アカデミー
動物臨床医学会
日本臨床獣医学フォーラムなど
「とりあえず、トリロスタン」に
隠されたリスクとは?
クッシング症候群は、外科的治療、内科的治療の2種類があります。
しかし、外科的治療は現実的に難しいことが多いため、内服薬による治療を選択するケースがほとんどです。
そして、クッシング症候群の内科療法でもっとも使われているのが、副腎皮質ホルモンの合成を阻害する「トリロスタン」です。
先生も、クッシング症候群を治療するときは、アドレスタンやデパソン錠などのトリロスタン製剤を使用されていると思いますが…

“トリロスタンは、クッシング症候群の治療によく使用されますが…”
こんな副作用をご存じですか?
トリロスタンの副作用は、元気消失、食欲不振、下痢、嘔吐などが知られています。
先生は、これらの副作用をみて何か気がつきませんか?
いま挙げた4つの副作用は、全てコルチゾールおよびアルドステロンの両方が低下が原因で起こる、アジソン症状です。
つまり、クッシング(分泌過剰)をアジソン(分泌低下)にすることで出る症状が、トリロスタンの副作用と言えます。
問題はこれだけではありません。
実は、トリロスタンには、副腎壊死を起こすリスクもあるのです。
森先生は、これまで多くのクッシング症候群症例を診療した経験から、「フレンチブルドッグは、トリロスタンによる副腎壊死が起こりやすい犬種である」とおっしゃいます。
そのため、フレンチブルドッグへのトリロスタンの投与は、特に慎重にならなくてはいけません。当然、「とりあえず、トリロスタン」といった治療はNGです。
どうやって、トリロスタンを使えば良いのか?
トリロスタンを使用するときには、まず、考えなくてはならないことがあります。
それは、「本当にトリロスタンが必要なのか?」ということ。グレーゾーンのクッシング症候群の症例には、トリロスタンが不要であるケースも少なくありません。
また、トリロスタンの投与は、下垂体に大きな負担をかけます。その結果、神経症状が出てしまい、旋回運動をするなどの異常行動を起こすこともあります。
こうなると、クッシング症候群の症状は良くなったとしても、病気は悪化していることになります。
このような失敗を防ぐには、トリロスタンの用量はもちろん、投与後の定期的なモニタリングも欠かせません。
今回の教材では、トリロスタンを正しく使用する上で重要になる…
- 副作用とその対処法を正しく理解する
- 導入量に注意する(添付文書に従うと副作用のリスク大)
- 維持治療の目標を明確にする
- 治療を止めるタイミングを知る
などのポイントを森先生のわかりやすい解説で学べます。

“副作用のリスクを減らしながら安全に治療ができます”
症例解説も多数収録
くり返しお伝えしているとおり、クッシング症候群は、診断、治療の複雑な疾患です。
治療が上手くいくこともあれば、思い通りにコントロールできないことも少なくありません。
だからこそ、ベテラン獣医師が診療にあたった過去の症例を学び、どのように診療を進めていけば良いのかを知ることは、とても重要ですよね。
そこで今回は、タイプの異なる10症例を森先生に解説していただきました。
典型的なクッシング症候群の症例はもちろん…
- ALPは高いが臨床症状が軽度なグレーゾーンの症例
- トリロスタンによる治療が必要な症例
- 進行の止まらない難治性の症例
- 肺血栓塞栓症を併発した症例
など、さまざまなクッシング症候群のタイプをご紹介します。
症例解説で、クッシング症候群の診療を疑似体験すれば、短期間で診療技術をアップできるだけでなく、診療の引き出しをたくさん増やせます。

“さまざまなタイプのクッシング症候群の症例を解説します”
「アジソン病」の
診療アプローチも学べます
今回の教材で学べるのは、クッシング症候群だけではありません。
副腎皮質機能低下症(アジソン病)に対する、最新の診療アプローチも森先生に教えていただきました。
先生もご存じのとおり、アジソン病は生命にかかわる深刻な病気です。しかし、特徴的な症状がないため、見逃されたり、誤診されるケースも少なくありません。
また、アジソン病は、完治は難しい病気ですが、適切な治療ができれば寿命まで生きられる病気です。
だからこそ、見落としや誤診のない正しいアジソン病の診療アプローチを学び、アジソン病に苦しむ動物を救ってほしいのです。
今回の教材では、アジソン病の概要はもちろん、具体的な診断、治療法、症例解説、飼い主さんへのインフォームドコンセントなど、森先生のわかりやすい解説で学べます。

“アジソン病の基本から、診療アプローチ、症例解説まで収録しました”
ぜひ先生も、森先生からクッシング症候群とアジソン病の診療のコツを学んでください。そうすれば…
- 最新のクッシング症候群の診療アプローチを習得できる
ひと言でクッシング症候群といっても、グレーゾーン症例や難治症例など、さまざまなタイプが存在します。今回の教材では、それぞれのタイプの適切な治療法をわかりやすく学べますので、迷うことなく治療を進められるようになります。
- 自信をもってクッシング症候群を治療できる
今回の教材には、森先生が治療をおこなった多くのクッシング症候群症例をご紹介しています。このような症例には、どんな治療をすれば良いのかなど、森先生のわかりやすい解説で学べます。
- 診療にかかる時間、費用のムダを減らせる
獣医師にとっての診療時間、また、飼い主さんにとっての治療費用は、どちらも減らせるものなら減らしたいですよね。クッシング症候群の正しい診療アプローチを習得すれば、その時間も費用も大きく削減できます。
- グレーゾーンのクッシング症候群も正しく診療できる
クッシング症候群の中でも多くの獣医師を悩ませるのが、ALPは上昇しているが臨床症状は軽度という、グレーゾーンの症例です。今回の教材から学べば、このような症例にも適切な治療ができるようになります。
- トリロスタンを効果的に使用できる
トリロスタンは、クッシング症候群の治療に欠かせません。しかし、副作用のリスクが高いため、「とりあえず、トリロスタン」はNGです。今回の教材では、安全で効果的なトリロスタンの使い方も詳しくご説明します。
- 最新のアジソン病の診療アプローチを習得できる
犬のアジソン病は、クッシング症候群にくらべると、それほど多い病気ではありません。そのため、アジソン病の正しい治療法をご存じない獣医師もたくさんいます。しかし、アジソン病は正しく治療できれば寿命まで生きられる病気なので、その治療法を知っていることは重要です。
- 適切なインフォームドコンセントができる
たとえば、クッシング症候群の治療をするときは、死亡リスクがあることを飼い主さんに伝える必要があります。では、どう伝えれば安心して治療を受けてもらえるのか? その具体的な方法も、今回の教材から学べます。
教材の内容を一部紹介すると…
10CASEレポート
副腎疾患完全攻略!
<クッシング患者で、たまに見られるこんな歩き方…ミオトニア症です>
副腎疾患概論
- クッシング症候群の病態生理とは?
クッシング症候群には、副腎が腫瘍化するものと下垂体性のものがあります。まずは、それぞれの病態生理から詳しく学んでいきます。
- なぜ、ストレスの原因に注目するのか?
クッシング症候群の診療では、皮膚の痒みや歯の痛みに注目することが重要であると森先生はおっしゃいます。いったい、なぜなのでしょうか?
- 知っておきたい犬の副腎腫瘍の基礎知識
犬の副腎腫瘍の大きさや治療法、手術リスクなど、知っておいてほしいポイントをわかりやすくご説明します。
- もし、褐色細胞腫が疑われたら?
副腎腫瘍の2~3割は、褐色細胞腫が疑われると言います。もし、褐色細胞腫が疑われた場合は、必ずやるべきことがあります。
- 「91.2%」という数字が何かわかりますか?
この91.2%は、イギリスのクッシング症候群に関するある数字です。数字の意味を知ると、きっと先生も驚かれると思います。
- 日本と欧米のクッシング症候群の考え方の違いとは?
日本と欧米では、クッシング症候群の考え方が大きく違います。どのような違いがあるのか、詳しくご説明します。
- 治療前に押さえるべき「2つのポイント」とは?
クッシング症候群の治療をするときは、事前にこの2つのポイントを考えることが重要です。
- クッシング症候群の臨床徴候
多飲多尿は、クッシング症候群の代表的な臨床徴候ですが、他にも知っておきたい臨床徴候があります。
- 知っておきたい副腎皮質機能低下症の基礎知識
副腎皮質機能低下症(アジソン病)の発症原因や好発犬種、年齢など、基本からわかりやすく解説します。
- アジソン病の症状とは?
アジソン病は、食欲不振、嘔吐、下痢などの症状が代表的ですが、ストレスが加わると別の症状を呈することもあります。
犬の副腎疾患の検査法と画像診断法
- クッシング症候群の臨床病理所見
ALPの上昇は、クッシング症候群が疑われる多くの症例にみられますが、他にも押さえておきたいポイントがあります。
- なぜ、ALPの上昇を重要視しなくて良いのか?
森先生は、ALPの上昇はそれほど気にかける必要はないとおっしゃいます。いったい、なぜなのでしょうか?
- クッシング症候群よりも治療を優先する疾患
もし、ここでご説明する疾患があるのなら、クッシング症候群より優先して治療する方が良い結果が期待できます。
- 犬のクッシング症候群の診断のポイントとは?
犬のクッシング症候群の診断にはさまざまな方法がありますが、必要な試験は限られています。
- ACTH刺激試験のポイントと注意点
ACTH刺激試験は、感度80%、特異度90%以上の優れた試験です。クッシング症候群が疑われる症例に積極的に使いたい検査の一つです。
- なぜ、低用量デキサメタゾン抑制試験は不要なのか?
日獣大では、低用量デキサメタゾン抑制試験はおこなっていません。ここでは、その理由をわかりやすくご説明します。
- 内因性ACTH濃度のメリット、デメリット
内因性ACTH濃度には、知っておきたいメリットとデメリットがあります。
- 副腎をキレイに描出する方法
エコーを使った副腎の描出に苦手意識はありませんか? 順を追って学べば、簡単にキレイな画像が描出できるようになります。
- 描出した画像のどこをみるのか?
実際のエコー画像をみながら、副腎のチェックポイントを詳しく学んでいきます。
- 5ステップで副腎疾患を検査する方法
日獣大でふだん実施している5ステップの検査法をご紹介します。
副腎疾患の治療法
- 知っておきたいトリロスタンの基礎知識
クッシング症候群の治療は、トリロスタンを用いた内科療法が基本です。どのような薬剤なのか、詳しくご説明します。
- フレンチブルドッグ(8歳齢、雌)の症例
森先生がトリロスタン使用のポイントを説明するときに必ず紹介するのが、この症例です。治療の進め方、ポイントを掘り下げて解説します。
- トリロスタンの副作用とは?
トリロスタンの副作用は、大きく4つあります。特に、フレンチブルドッグは注意が必要です。
- 副作用が起こったら、どうすれば良いのか?
もし、副作用が起こったら、ここでご説明する4つを実施してください。
- 副作用リスクの低いトリロスタンの導入量とは?
日獣大におけるトリロスタンの導入量を参考に、安全なトリロスタンの扱い方を詳しく学んでいきます。
- 維持治療における「5つの目標」とは?
トリロスタンを投与し、安定したあとは、この5つを目標に治療をおこないます。
- アジソン病における治療のポイントと注意点
アジソン病は、どのように治療を進めれば良いのか? その手順とポイントをわかりやすくご説明します。
- アジソン病の維持治療のポイント
アジソン病の維持治療では、薬価が高いことも問題の一つになります。
- 診断後の治療モニタリングで、ACTH刺激試験は必要か?
森先生がよく受ける質問の一つがこれです。先生は、アジソン病診断後の治療モニタリングでもACTH刺激試験は必要だと思いますか?
- インフォームドコンセントのポイントと注意点
犬のアジソン病におけるインフォームドコンセントのポイントと注意点をご説明します。トラブルを未然に防ぐには、大きく4つのポイントがあります。
副腎疾患の症例解説
- グレーゾーンのクッシング症候群の症例
シーズー(7歳齢、去勢雄)の症例をご紹介します。ACTH刺激試験の結果、post19.7という数字が出ました。
- 治療のタイミングを決めるときの注意点
症例によっては、すぐにクッシング症候群の治療をスタートしないケースもあります。
- トリロスタンによる治療が必要な犬の症例
マルチーズ(6歳齢、雌)の症例をご紹介します。多飲多尿、多食、腹部膨満、皮膚の石灰沈着を主訴に来院しました。
- トリロスタン治療後の血中ACTH濃度のモニタリング
トリロスタンの投与により、ACTH濃度や下垂体の形状はどのように変化するのか? 詳しくご説明します。
- 食欲廃絶で来院した犬の症例
ボストンテリア(10歳齢、避妊雌)の症例をご紹介します。食欲のないクッシング症候群という、考え方の難しいケースです。
- 下垂体が肥大すると、どんな症状が出るのか?
下垂体巨大腺腫の症例映像をご覧いただくと、その特徴が一目瞭然です。
- 呼吸促迫で来院した犬の症例
ゴールデンレトリバー(12歳齢、未避妊雌)の症例をご紹介します。この症例は、もともとクッシング症候群の治療をおこなっていました。
- アジソン病が疑われる犬の症例
ここからは、クッシング症候群ではなくアジソン病の症例をご紹介します。まずは、ミニチュアダックス(8歳齢、避妊雌)の症例です。
- 食欲不振と体重減少で来院した犬の症例
こちらは、トイプードル(6歳齢、去勢雄)の症例です。血液検査の結果をみながら、一緒に診断を考えてみてください。
<森昭博先生からメッセージです!>
森先生の映像教材を推薦します
「犬猫の副腎疾患に関して網羅した動画」

犬猫の副腎疾患に関して症状から診断の要点、治療まで網羅した動画になっています。犬のクッシング症候群は一般診療でよく遭遇する疾患です。はじめに病態に関して下垂体性、副腎腫瘍性との違いを詳しく説明されており、以降の診断、治療が理解しやすいものとなっています。診断のパートではACTH刺激試験の結果の解釈の仕方やデキサメサゾン抑制試験との違い、内因性ACTH値の利用方法、エコー検査時の副腎抽出のポイントが解説されている為、新人からベテランの先生まで幅広く勉強できる教材となっています。治療のパートではトリロスタン投与の適応基準や、モニタリングの際の注意点、難治性の症例に遭遇した際の考え方まで網羅されており、明日の診療ですぐに役に立つ情報が満載の内容となっています。また要所にアジソン病の解説も含まれている為、トリロスタン投与による副作用時の病態のイメージが掴みやすくなっています。特典映像では猫の副腎疾患に関して解説されております。猫の副腎疾患は犬と比較し、遭遇率が低い分、苦手意識をもたれやすい疾患ではないかと思います。この教材では、犬の副腎疾患との違いを写真やデータを交えながら解説しており、本教材を閲覧することで遭遇機会の少ない猫の副腎疾患に対する理解を深めることに大きく貢献すると思います。本教材が獣医の内分泌診療の質の向上に繋がることを確信しており、諸先生方に推薦させて頂きます。是非とも御閲覧下さい。
三鷹中央どうぶつ病院 院長
小宮 拓巳先生
【購入者限定特典①】
「猫の副腎疾患の診断と治療」
解説動画
今回の教材には、購入者限定特典を3つご用意しました。
1つ目は、「猫の副腎疾患の診断と治療」をわかりやすく解説した動画(約43分)です。
犬のクッシング症候群は、下垂体性、副腎皮質腫瘍のどちらであっても、コルチゾールは上昇します。つまり、2つのどちらのケースでも、似たような症状があらわれます。
猫の場合も同じように考える先生もいらっしゃるかもしれませんが…
注意しなくてはなりません
なぜなら、猫のクッシング症候群では、下垂体性と副腎皮質腫瘍で、まるで違う病気のように異なる症状があらわれるからです。
そのため、猫の場合はまず、下垂体性なのか、または、副腎皮質腫瘍なのかを正しく診断することがとても重要になります。
しかし、クッシング症候群の猫は、それほど多くはありません。そのため、両方のケースを診断した経験のない先生も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、下垂体性と副腎皮質腫瘍の両方の症例をみながら、具体的な診療アプローチを学べる森昭博先生解説の動画を特典映像としてご用意しました。
特典映像で学べる内容の一部をご紹介すると…
- 知っておきたい猫のクッシング症候群の特徴
- 猫の皮膚脆弱性症候群
- ひと目で下垂体性のクッシング症候群を見抜く方法
- 下垂体性のクッシング症候群の症状とは?
- 皮膚の薄い猫が来院した場合の対処法
- 低用量デキサメタゾン抑制試験は有効なのか?
- ACTH刺激試験は有効なのか?
- 猫のクッシング症候群で、絶対測定すべき項目とは?
- 下垂体性のクッシング症候群の治療のポイント
- トリロスタンの最適な投与量は?
- トリロスタン投与後の注意点とは?
- 近年、高い治療効果が注目されているカベルゴリンとは?
- 猫の原発性アルドステロン症
- 副腎皮質腫瘍のクッシング症候群の症例
- 高アルドステロン症の症状とは?
- 猫の高アルドステロン症の治療のポイント
約40分の特典映像では、本編にも負けない充実した内容を学べます。
特典映像に収録されている症例解説の中には、近年、高い治療効果で注目されているカベルゴリンの使い方もご説明しています。
森先生もオススメする有効な治療法です。ぜひ、森先生のわかりやすい解説をお聞きください。

“犬と猫の違いを正しく理解していることは、とても重要です”
【購入者限定特典②】
明日からの診療に役立つ
「2種類のシート」もプレゼント
2つ目の特典、それは…
- クッシング症候群の診断時チェックシート
- クッシング症候群のインフォームドコンセントシート
これら2種類のチェックシートです。
診断時チェックシートは…「どのような手順でクッシング症候群を診断すれば良いのか?」そのポイントがひと目でわかるようまとめられたシートです。
どのような症状が存在するかにはじまり、飼い主さんの困りごとやACTH刺激試験の数値など、「ここを見ればOK」というポイントがまとめられています。
もう一つのインフォームドコンセントシートは…「トラブルを未然に防ぐうえで、飼い主さんに伝えておくべき大事なポイント」がまとめられたシートです。
このシートは、そのまま印刷して患者の情報を書き込み、そのまま飼い主さんに渡して使うことができます。
ぜひ、明日からの診療にお役立てください。

“チェックシートは、PDFでお渡ししますので印刷してお使いください”
【購入者限定特典③】
セミナーレジュメが
とっても使いやすくなりました!
3つ目の特典。もちろん今回も、セミナーで使用した森昭博先生のレジュメはプレゼントいたします。
しかし、今までの教材のセミナーレジュメとは、少し違う点があります…
これまでの教材のレジュメは、DVD版がモノクロ印刷の冊子、VOD(ネット配信)版は印刷不可のPDFで、お渡しをしていました。
しかし、今回のセミナーレジュメは、印刷可能なPDF形式でお渡しします。
本編の映像をご覧いただくとすぐにわかるのですが、今回のセミナーでは、わかりやすくご説明できるよう、森先生がレジュメに直接ポイントを書き込んでくれています。

“今回は、ポイントをレジュメに書き込みながら解説しています”
先生も同じように、印刷したレジュメにポイントを書き込みながら学べば、クッシング症候群とアジソン病の診療アプローチをより理解できるようになるはずです。
先生ご自身が勉強されるときはもちろん、スタッフ研修や、病院内の勉強会にも、ぜひご活用ください。
動物と飼い主さんの
QOLを向上させるために…
クッシング症候群の診療アプローチは、今もなお進化し続けています。
診断はひと昔前よりもはるかに正確になり、さまざまなタイプのクッシング症候群を治療できるようになりました。
高価な薬剤を使わなくても、飼い主さんの経済的負担が少ない安価な薬剤でコントロールできるようにもなりました。
欧米では、クッシング症候群の犬の91.2%が、診断から15ヶ月以内に安楽死させられているというデータがあります。
これは、欧米の飼い主さんが「病気の犬を普通の犬に戻したい…」「病気のままでいるのはかわいそうだ…」と、考えていることが、ひとつの大きな原因ではないかと思われます。
しかし、日本はそうではありません。
たとえ病気だとしても、「なるべく元気で長生きしてほしい」「できることなら、天寿をまっとうさせてあげたい」と考える飼い主さんがほとんどでしょう。
だからこそ、完治の難しいクッシング症候群やアジソン病の症例が来院したとしても、できる限りの治療をおこない、動物と飼い主さんのQOLを向上させてほしいのです。
今回の森昭博先生の「10CASEレポート 副腎疾患完全攻略!」が、クッシング症候群、アジソン病の治療に役立つことをお約束いたします。
| 教材内訳 |
- DVD2枚組(計122分)
- 特典映像(DISC内収録42分)+レジュメ(PDF)+特典シート(PDF)
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| 価格 |
販売価格 45,980円 (税込50,578円)
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| 返金保証 |
なし |
| 特記事項 |
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※安心の暗号化通信を採用しています。
この商品のお申込みフォームは、世界でもトップレベルである、グローバルサイン社のセキュリティシステムを利用しており、個人情報保護、セキュリティ強化のため、SSL暗号化通信を採用しています。お申込みの際に個人情報の漏洩は一切ありません。
| 教材内訳 |
- DVD2枚組(計122分)
- 特典映像(DISC内収録42分)+レジュメ(PDF)+特典シート(PDF)
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| 価格 |
販売価格 45,980円 (税込50,578円)
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| 返金保証 |
なし |
| 特記事項 |
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※安心の暗号化通信を採用しています。
この商品のお申込みフォームは、世界でもトップレベルである、グローバルサイン社のセキュリティシステムを利用しており、個人情報保護、セキュリティ強化のため、SSL暗号化通信を採用しています。お申込みの際に個人情報の漏洩は一切ありません。