



2023年9月上旬。
今回の新しい教材で講師をお願いする水野先生と、詳しい収録内容の打ち合わせをしていたときの話です。私たちは、収録する動画セミナーで、水野先生から僧帽弁閉鎖不全症の高度な診療テクニックを学べると思い込んでいました。
しかし、水野先生は、「何よりも基礎、基本を丁寧に解説した教材にしたい」とのこと…。
中高齢犬に多くみられる僧帽弁閉鎖不全症は、日々の臨床で遭遇する機会の多い疾患です。学ぶ意義も大きい分野のため、弊社の教材はもちろん、セミナーや書籍などでも僧帽弁閉鎖不全症をテーマにしたものがいくつかあります。
また、犬の死亡原因の第2位と言われるほど診療ニーズも高い疾患です。そのため、先生もこれまでに学んだことがあるかもしれません。
ですから、水野先生に基本をお伝えしたいと言われたとき、「多くの先生が望んでいる教材内容とマッチするのだろうか?」と正直、少し不安になったのですが…


収録現場で、水野先生の講義を拝見したからこそ、自信をもってお伝えできることがあります。それは、水野先生が「基礎、基本」と呼ぶものは、以下の3つを満たす内容だと言うこと。
1. 本来ならば、知っているべき内容
2. あいまいな理解のままになっている内容
3. 治療結果を大きく左右するのに、軽視されがちな内容
私たちも職業上、小動物診療については勉強してきましたが、水野先生から教えていただいた「基礎、基本」のほとんどを理解していませんでした。
また水野先生は、多くのセミナーで講師を務めた経験から、このようにおっしゃいます。
そもそも、ベーシックを理解できていない先生が多いと感じています。
知識があいまいなので、「心臓が大きいな」「逆流しているな」と主観的な評価をしてしまい、数字に落とし込んだ客観的な評価ができずにいるのだと思います。


【3つのクイズ】犬の僧帽弁閉鎖不全症診療について
Q. 病態を正しく把握するために必要な検査項目は?
Q. 内科的治療が奏功しない場合、
何を基準に薬剤を足したり、量を増やすのか?
Q. どうやって、うっ血性心不全(CHF)のリスクを評価するのか?
多くの獣医師が回答に悩みますが、先生は、答えられるでしょうか? 結論から申し上げると、この3つの質問には明確な答えがあります。もちろん、それぞれの答えにエビデンスもあります。
つまり、正しい知識があるかどうかで、結果が大きく変わるということですが、これらは水野先生が「基礎、基本」と呼ぶ内容の一部です。
知らない、あいまいな理解のままでは、決して先に進んではいけない内容と言えます。


どのような治療分野でも、基礎、基本は重要です。その理由は、高度な診療技術は、すべて揺るぎない基礎、基本の上に成り立つから。もちろん、犬の僧帽弁閉鎖不全症も例外ではありません。
ですが、ひと言で「基礎、基本」といっても、それは実に奥が深く、学ぶべき内容は多岐にわたりますが、ご安心ください。
犬の僧帽弁閉鎖不全症の基礎、基本なら、今回ご案内する水野先生の動画セミナーは、何よりの近道となるでしょう。
なぜなら、ガイドラインに沿った最新の診療技術をベースに、ホームドクターが押さえておくべき基礎、基本について、水野先生が徹底解説した教材だから。
今回、先生が学べるのは、犬の僧帽弁閉鎖不全症における間違いのない評価、診断のポイントと、症例に合わせた治療をおこなう上で欠かせない知識です。


- 【プロフィール】
- 国内で「獣医心臓外科」を実施できる数少ない獣医師の一人。僧帽弁閉鎖不全症の内科的治療はもちろん、根治療法となる僧帽弁修復術でも優れた治療成績を誇る。現在は、Ve.C. Japan動物病院グループ 循環器科、東京大学動物医療センター 特任助教、東京どうぶつ心臓外科(TACTS)で、その手腕を発揮している。
- 【経歴】
-
2003年~2012年
ACプラザ刈谷動物病院 臨床獣医師
2007年~2012年
日本大学生物資源科学部獣医学科 大学院研究生
2012年~2014年
国立循環器病研究センター研究所 研究員
2014年~2020年
日本どうぶつ先進医療研究所株式会社 臨床獣医師
2017年~2018年
東京大学大学院農学生命科学研究科附属動物医療センター 特任研究員
2018年~
東京大学大学院農学生命科学研究科附属動物医療センター 特任助教
2020年~
株式会社Ve.C.Japan 臨床獣医師
- 【所属学会など】
-
- 【表彰歴】
-
・平成21年 Asian Meeting of Animal Medicine SpecialitiesにてBest Presentation Awardを受賞
・平成31年 第109回日本獣医循環器学会にて優秀学会発表賞を受賞
- 【雑誌掲載・講演など】
-
・JAHA流ラウンド症例検討会「この症状は呼吸器疾患?循環器疾患?」
JAHA年次大会2023 2023年7月
・私はこうしているMMVDの治療強化
VETS TECH webセミナー2023年4月
・僧帽弁閉鎖不全症を極める
Life & Tailオンラインセミナー 2023年5月1〜7月
・心タンポナーデに立ち向かう 特発性心膜炎
月刊CAP 2022年
・まずはここから 循環器疾患の標準知識 犬の僧帽弁閉鎖不全症
CLINICNOTE 2021年2月
・ベーシック技術講座:刺して採る技術 心膜穿刺
日本獣医内科学アカデミー学術集会 2020年
・MRの診断と治療 -ACVIM consensus guideline 2019
VMCセミナー 2019年
・MRの治療時に迷う利尿剤のアートな部分
まちだ小動物クリニカルカンファレンス 2019年
他、多数


“正しく理解できれば、測定は看護師に任せてもOKです”
犬の僧帽弁閉鎖不全症の治療を成功させるには、まず、正しい診断が重要です。適切に重症度を分類できれば、症例に必要な治療もみえてきます。
しかし、先ほどもお話したとおり、「心臓が大きいな」「逆流しているな」など、主観的な評価をすると、診断を間違えるリスクがあることを忘れてはいけません。
動画セミナーでは、検査数字の経過を追うだけのシンプルで、信頼性の高い「客観的な評価」の基礎、基本を徹底解説します。
あくまで基本を大切にお話しますが、MR犬で心房細動を疑うタイミングなど、一歩踏み込んだ内容にも触れています。
また、診断のセクションでご説明する、胸部レントゲン検査のVHS、VLASの測定、心拍数や安静時呼吸数の測定などは、正しいやり方さえ覚えれば看護師に任せることもできます。


“ACVIMガイドラインに沿った治療方法を解説します”
世界中の獣医師が参考にしている、最新の「ACVIMガイドライン」に沿った僧帽弁閉鎖不全症の治療方法を水野先生に解説していただきました。
先生も、MR犬の治療には悩んだ経験があると思いますが、本教材では、以下のような内容を学べます。
- ステージB1~D、それぞれに最適な治療法とは?
- 標準容量ピモベンダン以外の治療選択肢とは?
- 病気が進行した場合、どうやって治療を強化するのか?
セクション1の診断、セクション2の治療を視聴すれば、先ほどお伝えした下記の質問に対する回答も得られます。
【3つのクイズ】犬の僧帽弁閉鎖不全症診療について
Q. 病態を正しく把握するために必要な検査項目は?
Q. 内科的治療が奏功しない場合、
何を基準に薬剤を足したり、量を増やすのか?
Q. どうやって、うっ血性心不全(CHF)のリスクを評価するのか?


“先生は、心臓の中を見たことがありますか?”
「獣医心臓外科」で有名な水野先生。もちろん、動画セミナーでは、僧帽弁閉鎖不全症の外科治療も解説しています。
先生もご存じのとおり、MRには内科的治療と外科的治療があります。内科的治療は症状の緩和と進行を遅らせることが目的になりますが、外科的治療では、MRの根治が目指せます。
来院する症例や飼い主さんの選択によっては、外科治療を検討することもあるでしょう。もし、専門の病院を紹介する場合でも、「紹介先でどんな手術をするのか?」「手術成績はどのくらいなのか?」などを知っておき、飼い主さんに伝えることはホームドクターの仕事です。
何も知らず、説明もしないまま紹介だけしたのでは、飼い主さんの信頼を失いかねません。
そこで今回は、MR犬の外科治療についても、水野先生に詳しく解説していただきました。外科治療のセクションでは、以下のような内容を学べます。
- 外科治療の適応となるステージは?
- 三尖弁逆流(TR)、肺高血圧症(PH)を伴う場合は?
- 体外循環下の僧帽弁修復術のやり方
ご自身で外科手術をされない先生でも、「MR犬の心臓はどうなっているのか?」「どんな手術をするのか?」「術前と術後で、どう変わるのか?」など、知っておきたい盛りだくさんの内容を収録しています。
また、心臓の外科手術の一連の手技をみられる映像は超貴重です。
他にも、水野先生から僧帽弁閉鎖不全症診療のポイントをたくさん学べる今回のプログラム。その一部をご紹介すると…


<水野先生からメッセージです>
1.僧帽弁閉鎖不全症の診断
- 問診&身体検査のポイントとは?
セクション1では、僧帽弁閉鎖不全症の診断を詳しく学んでいきます。診断には、身体検査、血圧測定、心電図検査、胸部レントゲン検査、心エコー図検査がありますが、まずは、問診と身体検査のポイントからご説明します。
- 小動物における心雑音のグレード分類
聴診の重要なポイントが、心雑音、肺雑音の聴取です。心雑音は、その程度により6段階のグレードに分類されます。ここでは、1~6のグレードを比較しながら、それぞれのポイントを詳しく解説します。
- 心雑音強度と重症度の関係とは?
僧帽弁閉鎖不全症の重症度と、心雑音強度は、おおむね関連すると報告されています。そのため、心雑音強度が高いほど重症度も高いと言えますが、より重度な症例では当てはまらないケースもあります。
- 楽音様雑音とは、何か?
僧帽弁閉鎖不全症で聴取される心雑音の中に、楽音様雑音と呼ばれるものがあります。これは、「警笛が鳴る」、「唸る」と表現されることもある音が特徴的です。この音が聞こえたときは、ある点に注意しなくてはなりません。
- 血圧測定のポイントと注意点
MR症例の血圧は、初期はステージの進行にともなって上昇しますが、さらにステージが進行すると低下する特徴があります。そのため、血圧が低下している症例では、予後の悪化に注意する必要があります。
- 心電図検査のポイントと注意点
心電図検査のポイントは、大きく3つ。①調律の確認、②心拍数の確認、③RR間隔の確認の3つです。それぞれのポイントについて、詳しくご説明します。
- MR犬における心房細動のリスク因子とは?
僧帽弁閉鎖不全症で注意すべき不整脈の一つに、心房細動があります。ここでは、2,194頭の犬を対象に心房細動の発生率を回顧的に調べた研究データをみながら、リスク因子を学んでいきます。
- 心房細動が発生したら、どうすればいいのか?
通常、MRの進行にともなって発生するうっ血性心不全は、左心不全になりますので、肺水腫がメインになります。しかし、心房細動を発生したケースでは、右心不全が発生すると報告されています。
- 胸部レントゲン検査のポイントと注意点
胸部レントゲン検査で評価するポイントは、大きく3つあります。①心臓サイズの評価、②肺うっ血の評価、③気管など、その他の併発疾患がないかどうかの評価の3つです。それぞれのポイントを詳しく解説します。
- なぜ、VHSを測定するのか?
VHS測定の意義は、経時的な変化を評価することで、うっ血性心不全を予想できること。では、具体手にどうやって測定すればいいのか? VHSの有用性と合わせ、VHSの測定方法をわかりやすくご説明します。
- VHS、VLASの数値は、どれくらい信頼できるのか?
2021年に発表された研究論文をご紹介します。VHSとVLASを用いた診断精度(エコー上の左房拡大の検出精度)を詳しく調査した、とても興味深い研究です。
- 心エコー図検査のポイントと注意点
MRの診断における一番重要な検査が、心エコー図検査です。この検査では、まず、僧帽弁の形態(弁尖の肥厚があるか、逸脱がどの程度あるか、腱索断裂があるかどうか)を観察します。
- 長軸像における左房サイズ評価のポイント
最近、長軸像で左房サイズを測定することが報告されています。具体的には、四腔断面像で左心房の天井と僧帽弁輪の中間地点で長径を測定します。評価のタイミングと合わせ、詳しく解説します。
- どうやって、左側心尖四空像を描出するのか?
左側心尖四空像は、描出方法にちょっとしたコツがありますが、この方法なら簡単に描出できるようになります。心エコー図検査では、狙った断面をパッと描出できることが重要になりますので、ぜひ覚えてください。
- 僧帽弁閉鎖不全症の重症度分類
僧帽弁閉鎖不全症は、病気の進行具合により5段階に重症度が分類されています。2019年のACVIMのガイドラインでは、とくにステージB2に大きな変更がありました。各ステージのポイントをわかりやすくご説明します。
2.僧帽弁閉鎖不全症の
ステージごとの治療法
- ステージB1の治療のポイントと注意点
このステージでは、6~12ヶ月に一度の心エコー図検査が推奨されています。また、薬物療法および食事療法が推奨されていないのが特徴です。
- ステージB2の治療のポイントと注意点
ステージB2からは、さらに適切な治療が求められるようになります。このステージの治療には、ピモベンダンの投与や食事療法が含まれます。推奨される治療と外科治療について、わかりやすくご説明します。
- 安静時呼吸数で、うっ血性心不全を予測する方法
犬の安静時呼吸数を利用すれば、コストをかけず簡単にうっ血性心不全を予測できます。また近年は、安静時呼吸数を正確に測定するデバイスも販売されています。飼い主さんにご自宅でやってほしい内容と合わせ、詳しく解説します。
- ピモベンダン以外の治療選択肢とは?
ACVIMガイドラインには、標準用量のピモベンダン以外の選択肢も提示されています。ここでは、講師の水野先生も使用することが多い、「アムロジピン」を用いた治療について、データを示しながらご説明します。
- 心雑音の精査で来院した犬の症例
高用量のピモベンダンを用いたポメラニアン(11歳8ヶ月、雄)の症例をご紹介します。初診時の心エコー図検査で異常所見は認められなかったため、ステージB1と診断。無治療経過観察としましたが、3ヶ月後にある変化があらわれました。
- ステージC(慢性期)の治療のポイントと注意点
ステージB2で使用されたピモベンダンに加え、ステージCでは、ループ利尿薬(フロセミド、トラセミド)の使用も含まれてきます。ステージCは、急性期と慢性期に分けられますが、ここでは慢性期に絞って詳しく解説します。
- スピロノラクトンは有効なのか?
ピモベンダンやアムロジピン、フロセミド、トラセミド以外の薬剤で代表的なものが、スピロノラクトンです。2021年の論文のデータをみながら、スピロノラクトンの有効性を考えていきます。
- フロセミドからトラセミドに切り替えた犬の症例
ステージCのトイプードル(14歳、雌)の症例をご紹介します。主訴は、活動性の低下と、歩行時と飲水時の咳の悪化です。胸部レントゲン画像、心エコー画像をみながら、先生も一緒に考えてみてください。
- ステージDの治療のポイントと注意点
標準的な治療では改善がみられない症例は、ステージDと診断されます。このステージでは、フロセミドの増量、トラセミドの使用、スピロノラクトンの使用などが推奨されます。他にも、治療にはいくつかのポイントがあります。
- 腹水貯留の原因精査で来院した犬の症例
ステージDのヨークシャーテリア(14歳、去勢雄)の症例をご紹介します。本症例は、7ヶ月前から僧帽弁閉鎖不全症の治療をおこなっていました。1ヶ月前から腹水貯留がみとめられ、原因精査で来院しました。
3.僧帽弁閉鎖不全症の外科治療
- MRに対する経カテーテル的治療
セクション3では、僧帽弁閉鎖不全症の外科治療を詳しく学んでいきます。現在、MRの内科治療には限界があることがわかっており、根治を目指す場合は、外科治療をおこなうケースも少なくありません。まずは、MRに対する経カテーテル的治療からご説明します。
- MRの外科治療は、どんなことをするのか?
僧帽弁閉鎖不全症の外科治療は、具体的にどんなコンセプトで、どんな手術をしているのでしょうか? 手術の一連の流れは、ご自身でMRの外科手術をしないホームドクターでも知っておくことが重要です。
- 体外循環下の僧帽弁修復術のやり方
実際の外科手術映像をご覧いただきながら、体外循環下の僧帽弁修復術のやり方をご説明します。まずは、体外循環開始までの手技を水野先生の解説を聞きながら学んでいきます。
- どうやって、修復するのか?
MR症例の僧帽弁には、腱索の伸長または断裂があります。また、左室拡大に付随する弁輪拡大もありますので、これを修復により正常に近い形に戻していきます。ここでは、実際の手術映像をみながら、僧帽弁修復術の具体的なやり方を解説します。
- 術後の合併症は、どんなものがあるのか?
僧帽弁修復術の主な合併症には、血栓症(脳梗塞など)が挙げられます。他にも、肺炎、短頭種気道症候群(症例にチワワが多いため)などの呼吸不全にも注意が必要です。
- 手術前後を比較すると?
手術した症例のエコー画像、X線画像、手術前後の映像をご覧いただきます。手術前後を比較すると、弁尖の逸脱や心臓サイズ、咳の状態など、あきらかに改善しているのがわかると思います。
- 外科治療の適応となるステージは?
水野先生がセミナーをするとき、よく受ける質問の一つが、「外科治療の適応は、どう判断するのか?」ということ。基本的には、ステージC以降となりますが、ステージB2でも適応となるケースがあります。
- 三尖弁逆流(TR)のある症例への対応
MR症例の中には、同時にTRが認められるケースもあります。TRに対する外科治療は、単独では可能であるものの、適応を見極める必要があります。また、MRとの同時手術には議論の余地があることも知っておかなくてはなりません。


犬の僧帽弁閉鎖不全症治療は、飼い主さんの協力も必要になります。
たとえば、自宅での安静時呼吸数がコンスタントに40回を超えるようなら、要注意。肺水腫の可能性がありますので、ただちに来院してもらわなければなりません。
このようなリスクを正しく理解していただき、飼い主さんに協力してもらうには、口頭での説明はもちろん、その上でこちらのシートをお渡しするのが効果的です。
今回の教材をご購入いただいた先生に限り、「飼い主さんにご自宅でやっていただきたいこと」を記載したシート(PDFデータ)をプレゼントしますので、ぜひ、ご活用ください。


収録された水野先生の講義がまとめられた、レジュメをお渡しいたします。映像をじっくり視聴するお時間がなければ、まず、このPDFから先に目をとおしてください。そして、気になる個所の映像から視聴していただければ、効率のよい学習が可能です。もちろん、復習用のテキストとしてもご活用いただけます。
水野先生の映像教材を推薦します
「最高の教科書になると確信しています」

水野先生は循環器疾患の治療に長く携わっています。内科、外科(開心術)の両方からアプローチできる日本でも数少ない獣医師で、現在はVec Japanで多くの循環器疾患の診療を行っており、論文や海外での発表経験も豊富です。この映像教材は、これから循環器の勉強を始めたい先生から認定医を取得している先生まで幅広い先生にとって最高の教科書になると確信しています。基礎から応用まで循環器の知識に加えて、画像診断についてもぜひこの映像教材で勉強して明日からの診療に活かしましょう!
AMC末松どうぶつ病院 呼吸器・循環器センター
院長 末松 正弘先生
「この映像教材を見れば、僧帽弁閉鎖不全症のほぼ全てを知ることができるのは間違いありません」

水野先生は獣医循環器認定医を同時期に取得したということもあり、そこ頃からおつきあいさせていただいていますが、国立循環器病センターに勤務されている頃からさらに親交を深めさせていただいている先生です。また、水野先生は内科・外科ともに長けていて、信頼のおける先生のひとりでもあります。 今回の映像教材は、僧帽弁閉鎖不全症の総論・各論がとてもわかりやすくまとめてあります。
「僧帽弁閉鎖不全症の診断と治療」では、問診、聴診の所見、血圧、心電図、胸部X線検査、心エコー検査と診断までの道筋が丁寧に講義されており、心疾患に興味がある先生や、もう少し深く勉強したい先生にも理解しやすくできています。また、診断時のポイントや評価の方法も丁寧に解説されています。私が拝見させていただいても、とても復習になり、またセミナーをさせていただく時にもとても参考になる内容となっています。
「Stage毎の治療法」では、各ステージにおいての自宅での観察方法、食事、治療方法などに触れています。ステージB2においては1分あたりの呼吸数が増加する場合受診を早めるなど、自宅での観察の大切さや胸部X線検査の大切さなど、本当に基本的で大事で、誰にでも実施できるお話しをされています。ステージB2を含めた各ステージにおいても、症例を組み込みながらEPIC studyを基本に治療薬の選択肢に対してもしっかり網羅されています。
「僧帽弁閉鎖不全症に対する外科治療」では、このセクションでは、体外循環による僧帽弁修復術を中心に、手術の方法や理論、術後の合併症、経過観察の方法、どのステージで手術適応なのか、などを詳しく講義されています。この映像教材を見る先生は、外科手術を紹介した場合にどのような手術をしているのか興味を持たれている先生も多いはずです。滅多に見ることのできない術中の動画も見ることができるので必見です。 この映像教材を見れば、僧帽弁閉鎖不全症のほぼ全てを知ることができるのは間違いありません。心臓病に興味を持たれている先生、真剣に心臓を勉強しようとする先生、ちょっと知っているけど復習の教材が欲しいなど、いろんなタイプの先生にとっても、大変お勧めいたします。
こおりやま動物病院
院長 石川 泰弘先生


- 僧帽弁閉鎖不全症を最新の情報にアップデートできる
全科目を診療するホームドクターは、新しい情報を学び続けるのも大変ですよね。しかし、もっと良いやり方があるのなら、少しだけ時間を割いて学ぶのも良い選択です。本教材は、忙しくて新しい情報を学ぶ時間のない先生でも、約2時間で最新の情報にアップデートできます。
- 自信を持って僧帽弁閉鎖不全症を診断できる
僧帽弁閉鎖不全症の診断を間違える大きな原因が、主観的な評価をしていること。「心臓が大きいな」「逆流しているな」という安易な判断は危険です。水野先生に学べば、検査の数字の変化を紐解いた客観的な評価ができるようになります。
- 症例のステージごとに適切な治療ができる
僧帽弁閉鎖不全症の犬に対し、「とりあえず利尿剤や強心薬を使う」という獣医師も少なくないと聞きます。しかし、とりあえずで薬剤を投与したのでは、治療が奏功しない場合の次の一手が難しくなります。ステージごとの適切な治療法がわかれば、このような治療から卒業できます。
- 紹介先で実施される治療の内容がわかる
もし、僧帽弁閉鎖不全症の犬を紹介する場合。先生が、「紹介先で、どんな治療がおこなわれるのか?」もわからないまま紹介するのは、飼い主さんの信頼を失いかねません。今回学べる内容を知っておくことは、飼い主さんとの信頼構築においても重要です。
- 愛玩動物看護師のスキルアップをサポートできる
本教材は、看護師がみても役立つ内容が盛りだくさんです。たとえば水野先生に学んだ看護師が、X線画像のVHSやVLASを測定したり、心拍数や呼吸数を記録できたとしたら?いま以上にスキルアップできることはもちろん、先生の診療ももっとスムーズになるはずです。
- もっと多くの犬を救えるようになる
僧帽弁閉鎖不全症は、がんに続く犬の死亡原因の第2位です。つまり、それだけ遭遇する機会の多い疾患だということ。水野先生に僧帽弁閉鎖不全症の最新の診療アプローチを学ぶことは、もっと多くの犬の生命を救うことに直結します。


「もしかしたら、もう、知っている内容ばかりかもしれない…。」「内容を理解できるか不安だ…。」「期待にそえる、教材なのか?」など、こう思われた場合もご安心ください。
なぜなら、このプログラムの内容に、ご納得できなければ返金させていただくからです。60日間、じっくりと、映像をご覧いただき、先生の選択が正しかったかどうかをご判断ください。
送料も、返金振込料も、弊社が負担させていただきます。返金保証が付いている、獣医師向け教材なんて、ほとんどありません。これは、今回リリースする教材への自信そのものです。


長生きの犬が増えている今、僧帽弁閉鎖不全症に罹患する犬も多くなってきました。8歳以上では約30%、10歳以上になると約50%以上が罹患するというデータもあります。
症例に併発疾患がある場合、MRの治療は一筋縄ではいかないこともありますが、適切に治療をおこなえば高いQOLを維持できる疾患です。
そして治療を成功させるために、何よりも重要になるのが基礎、基本です。
ぜひ、本教材でMR治療の基礎、基本を完全マスターしていただき、いま以上に多くの犬の生命を救えるようになってください。
本教材が、MR犬の治療の助けとなることをお約束します。
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