循環器症例の診断、病態や重症度評価に心エコーを活用したい獣医師のための心エコーで”考える”循環器症例の治療戦略(犬の8症例)

循環器症例の診断、病態や重症度評価に心エコーを活用したい獣医師のための心エコーで”考える”循環器症例の治療戦略(犬の8症例)

「腎臓病の患者には、点滴して
ご飯あげておくしかないんでしょ?」
と思っていませんか?

腎臓病の患者の体の中で

「何が起きているのか?」

「何を調べなければならないのか?」

「何をやらなければならないのか?」

ちゃんと診断をつけて、理論的に治療できているでしょうか?

また、飼い主さんに

「なんでこの薬を飲まないいけないのか?」

「見た目は変わらないが、こういうところを悪化させる要因になるので、このような治療をしましょう」

と説明できていますでしょうか?

これは宮川先生から伺った話ですが、、、

“実際、獣医師さんは「この患者は腎臓病だからこの薬をあげてください」と飼い主さんに説明しているが、なぜ、この薬を処方しているのか、理解していないケースが多いです。”

本来なら飼い主さんに「この薬を飲むと、●●に良いです」「治療や薬を止めると、●●の理由で病態が悪化しますよ」と説明できる必要があるのではないでしょうか。

そのため、今回、宮川先生にイヌ・ネコ5症例から考える腎臓病の診断と治療についてのウェビナーで講義していただくことになりました。

ウェビナーの講師紹介

宮川優一先生
宮川優一先生
プロフィール
日本獣医畜産大学獣医学部獣医学科を卒業した後、2010年に日本獣医生命科学大学大学院で犬および猫の慢性腎臓病の早期診断の研究で博士(獣医学)号を取得。2011年より、日本獣医生命科学大学 獣医高度医療学教室助教に着任。同時に本学付属動物医療センターで腎臓科、循環器科を担当する。現在は、日本獣医生命科学大学 獣医内科学研究室第二 准教授を務める。

【講演など】
JBVP年次大会2013-2019(腎泌尿器に関して)
WJVF年次大会2015, 2017-2019(腎泌尿器に関して)
JBVPレクチャーシリーズ2015, 2018(いずれも腎臓病関係)
JBVP年次大会2013-2019(腎泌尿器に関して)
動物臨床医学会年次大会2014, 2015, 2017, 2018(いずれも腎臓病関係)
日本獣医循環器学会 (春季合同学会) 2015, 2019(いずれも腎臓病関係)
獣医内科学アカデミー 2010, 2011, 2013, 2016-2019(いずれも腎臓病関係)

宮川先生から講義概要をお聞きしました…

慢性腎臓病は、マニュアル通りに診断、治療することが難しい疾患です。ガイドラインにあるように、「ステージがいくつだったら、こういう治療を行う」というように簡単にいくものではないと思います。特に、腎臓病に罹患している症例では、他の疾患を合併していることが多く、慢性腎臓病の存在が他疾患の治療を難しくする、あるいはその逆もあります。ここでは、腎臓病の実際の症例を紹介し、腎臓病の診断や治療において考えることは何なのか、ということをお話していきます。

Zoomセミナーの内容は?

この5症例の腎臓病の診断と治療を解説いただきます

■1症例目
  • シグナルメント:ヨークシャテリア、6歳10ヶ月齢、去勢雄、体重2.90kg
  • 来院理由:母親と同腹子が糸球体腎炎と診断されたため、
    毎年健康診断のため来院(3年間異常なし)
  • 臨床徴候:なし
  • 治療:なし
  • 身体診察所見:特記すべき異常なし

■CKDの定義とステージ
■腎性蛋白尿の違い
■蛋白尿の解釈
■高血圧の診断と治療対象
■標的臓器障害(TOD)について
■糸球体疾患に対する治療目標
■ACE阻害薬・テルミサルタンは何の治療に効くのか?

■2症例目
  • シグナルメント:パピヨン、6歳6ヶ月齢、避妊雌、体重2.90kg
  • 来院理由:蛋白尿の精査(HDの検査でUPC6.4)
  • 臨床徴候:食欲不振(50%)、活動性低下、黒色軟便、嘔吐
  • 治療:プレドニゾロン、ファモチジン、アモキシシリン
  • 身体診察所見:口腔内乾燥、腹部圧痛

■CKDの犬での膵炎の発症について
■膵炎(or慢性腸炎)を合併した場合の治療方針

■3症例目
  • シグナルメント:柴犬、0歳8ヶ月齢、避妊雌、体重10.15kg
  • 来院理由:多飲多尿の精査、BUNの上昇
  • 臨床徴候:多飲多尿150-200ml/kg/day
  • 治療:特になし
  • 身体診察所見:特に異常なし

■品種によるクレアチン値について
■腎異形成について、腎異形成の発症、腎異形成の診断
■イヌおよびネコでの炭素系吸着剤の効果
■腸内細菌叢の変化と尿毒症
■便秘薬が尿毒症を軽減する

■4症例目
  • シグナルメント:ブリティシュショートヘア、
    3歳1ヶ月齢、去勢雄、体重4.45kg
  • 来院理由:血尿の精査(1ヶ月前に肉眼的血尿、その後は潜血尿)
  • 臨床徴候:特になし
  • 治療:ロベナコキシブ、ユリナリーS/O
  • 身体診察所見:特に異常なし

■閉塞性腎症の発症機序
■閉塞性腎症、腎盂腎炎と瘢痕化
■突発性高カルシウム血症について
■閉塞性腎症の猫の特徴
■なぜ療法食が結石の一因になるのか?

■5症例目
  • シグナルメント:雑種猫、4歳4ヶ月齢、去勢雄、体重6.95kg
  • 来院理由:慢性腎臓病、血尿の精査(HDの検査でCre2.3、SDMA11)
  • 臨床徴候:肉眼的血尿(尿の濃さに多少の違いはあるが、半年間維持している)
  • 治療:下部尿路用療法食(ドライフード)
  • 身体診察所見:口腔内乾燥

■腎臓病は進行の速さから病名が異なる
■腎盂腎炎について
■腎盂腎炎の明確な診断基準がない
■腎盂腎炎と診断したら…
■尿細管機能障害によって発生する問題
■おまけ:プロポロストNaは使うべきか?
■セミントラ vs ラプロス

腎臓病の症例解説なので、わかりやすく学べます

今回のウェビナーでは、ただ腎臓病の診断・治療を形式的に学ぶのではなく、症例から腎臓病の診断・治療について解説していただきます。

宮川先生が長い年月をかけて蓄積されたデータ、薬の用途や使用タイミングなども学べます。

これらは、学校や専門書では学べない、とても価値ある情報ではないでしょうか?罹患率が高く、遭遇する機会が多い腎臓病です。

腎臓病の原因や病態を正しく把握して、適切な治療を選択していきませんか?

    そうすれば、、、

  • もっと自信を持って腎臓病の診断と治療ができる
  • 治療の根拠をわかりやすく説明できる
  • 腎臓病の薬剤やフードを選択できる
  • もっと飼い主さんと動物のQOLをあげられる
  • 大学では学べない、腎臓病の診断と治療法が学べる

先生の病院でも、
ご自宅でも受講できます

当日は、ウェビナーをライブ配信します。ライブ配信というのは、テレビの生放送のようなものです。

もし、ウェビナー当日、先生のご都合が悪くなった場合でも大丈夫です。ウェビナーを録画して、アーカイブ配信します。後日、WEB配信でご覧になれます。

ウェビナー当日参加できなくても
大丈夫です!
アーカイブ配信があります

せっかくウェビナーには、質疑応答の時間も設けています。ウェビナーをご覧になり、疑問に思ったこと、腎臓病の診断と治療に関することを直接、質問することができます。

そして、できる範囲でも宮川先生にご回答いただく予定です。ですので、当日参加していただきたいです。

ですが、「参加したいけど、すでに予定がある…」かもしれません。そのような先生のためにウェビナーは録画して、アーカイブ配信します。当日、参加できなくても、大丈夫です。少しでもご興味があれば、ぜひ、参加してみてください。

※ウェビナーのアーカイブ配信は、開催日から1週間以内に公開予定です。

さてウェビナーの
参加費ですが…
半額で参加できます!

宮川先生が長い年月をかけて蓄積されたデータから症例解説していただきます。犬および猫の慢性腎臓病を研究してきた結果を学ぶことができます。このような内容を学べるなら、先生にとってどれくらいの価値があるでしょうか?

今回のZoomセミナーの参加費は2,980円(税込)です。

後日、アーカイブ配信をご提供予定ですが、5,960円での販売予定です。半額で参加できるということです。もし、少しでも興味を持たれたなら、この機会に参加しませんか?

イヌ・ネコ5症例から考える
腎臓病の診断と治療
Zoomセミナー

締め切りました!

ウェビナー開催日

開催日:2022年4月19日(火)
時間:20:00~21:00(最大21:30まで)
開催場所:オンライン開催(Zoom)
受講価格:2,980円(税込)
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