業界初!教科書には載っていない「ウサギとげっ歯類の歯科疾患」なぜ、ウサギやチンチラの不正咬合治療は「切歯を切る」だけでは不十分なのか? 今から、歯科疾患による膿瘍や皮膚炎などの「続発性疾患」を未然に防ぐ、ウサギとげっ歯類の不正咬合治療のポイントをお伝えしますが…

ウサギの診療に
自信がありますか?

先生もよくご存じのとおり、ウサギはとてもデリケートな動物です。暑さやストレスにめっぽう弱いだけでなく、犬や猫なら深刻に考えることもない下痢、食欲不振なども、ウサギにとっては生命に関わる問題になることがあります。

適切な診療をするには、専門的な知識も必要になるため、ウサギの診療に苦手意識をもっている獣医師の先生も少なくありません。もしかすると、先生ご自身もウサギの診療に自信が持てずにいるかもしれませんが…

今もウサギのペット人気は、高まり続けています

ウサギは、とても人気の高い動物です。その可愛らしい姿と、鳴かない、臭くない、散歩しなくて良いという飼いやすさから、飼いたいペットランキングでは、犬や猫とならんで常にウサギが上位にランクインしています。

ですから当然、何らかの疾患を抱えたウサギを診療する機会も多くなるはずです。だからこそ、獣医師の先生には正しいウサギの知識を身につけ、適切な診療ができることが求められているのですが…

ウサギの代表的な疾患とは…?

ウサギは、犬や猫に比べて弱いので、いろいろな疾患を抱えやすい動物です。では、その中でも特に多い代表的な疾患は何かをご存じですか? 答えは、「不正咬合をはじめとする歯科疾患」です。

ウサギの歯は、犬や猫とは違った特有の構造をしていますよね。常生歯と呼ばれる歯は、犬猫とは違い、一生涯伸び続ける特徴があります。

この常生歯が伸びすぎてしまうと、物がうまくかみ切れない、咀嚼ができないなどの問題が起こります。さらに進行すると、過長した歯が頬粘膜や舌を刺激し、炎症やよだれの原因となります。

また、より酷い場合は、過長した歯がまるでトゲのように頬に突き刺さり、穴をあけてしまうこともあるのです。

過長した歯が、いろいろな問題の原因となります
“過長した歯が、いろいろな問題の原因となります”

それだけではありません。ウサギの歯科疾患は、一度罹患すると一生涯の問題となる可能性が高く、膿瘍や皮膚炎、眼科疾患、呼吸困難などの「続発性疾患」を引き起こすリスクもあります。

だからこそ、早期の発見、治療が何よりも重要になるのですが…、

先生は、適切な診療ができていますか…?

もし、「できている」と即答できなかったとしたら、今からお伝えすることはとても大切です。

なぜなら今回、「みわエキゾチック動物病院」の院長を務める三輪先生から、ウサギとげっ歯類の歯科疾患について学ぶことができるから。三輪先生は、エキゾチック動物の診療の先駆けとして、日本だけでなく世界中で知られている獣医師の先生です。

三輪 恭嗣

三輪 恭嗣
ウサギやフェレット、鳥、爬虫類などすべてのエキゾチック動物を診療する「みわエキゾチック動物病院」院長。エキゾチック動物の診療において、先駆け的な存在として世界中で知られる獣医師。日本ではじめて東京大学に設けられたエキゾチック科の立ち上げに参加する。また、エキゾチック動物の診療における国際セミナーの開催や、世界初の手術を成功させるなど、多くの輝かしい経歴を持つ。駒込にある5階建ての病院には、日本全国から重病の動物が来院する。

【略歴】
2000年 宮崎大学農学部獣医学科卒業
東京大学附属動物医療センター外科研究生
2001~2002年 東京大学附属動物医療センター外科研究員
2002~2004年 東京大学附属動物医療センター研究員
(エキゾチック動物専門)
2002年 ウイスコンシン大学(米国)
エキゾチック動物診療科研修医
2004年 Avian & Exotic Animal Medical Center(米国)
学外研修(Externship、Sponsored by Abaxis,USA)
2005年~現在 東京大学附属動物医療センター
スタッフドクター・教員 エキゾチック動物診療責任者
2006年 みわエキゾチック動物病院 開院(東京都北区)
2010年 みわエキゾチック動物病院 移転(東京都豊島区)
2011年 博士号(獣医学)取得(東京大学)
2011~2016年 帝京科学大学 非常勤講師

なぜ歯科疾患は
動物の分類が重要なのか?

三輪先生は、ウサギとげっ歯類の歯科疾患を診るうえで大切になるのが、「動物の分類を正しく知ること」であると言います。

なぜなら、「ウサギとげっ歯類」とひとくくりにしても、その分類で発生頻度が高い疾患も、治療方法も大きく異なるからです。

たとえば、昔はウサギもげっ歯目に分類されていました。しかし今では、ウサギ目に分類するのが一般的になっており、げっ歯目は、ヤマアラシ亜目、リス亜目、ネズミ亜目の3つのグループに分類されています。

では、このように分類されるウサギとげっ歯類ですが…

ウサギもげっ歯類も
同じように歯を切っていいのか?

先生は普段、どのように治療をおこなっていますか? もし、ウサギの場合も、ハムスター、モルモット、フェレットなどの場合も同じように伸びた切歯を切っているのなら、今すぐ知っていただきたい大切なことがあります。

それは、先ほどお話した動物の分類によって、異常が起こりやすい歯が異なるということです。「いったい、どういうことなのか?」と思われたかもしれませんので、詳しくご説明しましょう。

分類① ウサギ亜目、ヤマアラシ亜目の歯の特徴

まずは、ウサギ亜目とヤマアラシ亜目に分類される動物の歯です。このグループには、ウサギはもちろん、モルモット、チンチラ、デグーなど、完全な草食動物が分類されます。

これらの動物は、野生下では繊維質の多い草を主食としますが、飼育下では、ペレットが主体になります。ペレットは簡単にかみ砕くことができ、消化できますので、咀嚼による歯の摩耗不足により不正咬合を起こしやすい傾向があります。

ヤマアラシ亜目には、モルモット、チンチラ、デグーが分類されます
“ヤマアラシ亜目には、モルモット、チンチラ、デグーが分類されます”

このグループに分類される動物の特徴は、「切歯と臼歯の両方が常生歯」であること。つまり、切歯だけでなく臼歯を含む、すべての歯で問題が起こりやすいのです。

そのため、ウサギ、モルモット、チンチラ、デグーなど動物の不正咬合を診療する場合は、切歯を診るだけでは不十分。臼歯にも問題がないかチェックする必要があります。

また、ウサギは上下の切歯がほとんど同じ長さですが、モルモットを始め、げっ歯類の切歯は下の方がだいぶ長いのが正常です。間違って切ることのないよう、注意しなくてはなりません。

分類② リス亜目、ネズミ亜目の歯の特徴

もうひとつの分類は、リス亜目とネズミ亜目です。動物病院に来院する動物では、ハムスター、プレーリードッグ、シマリス、スナネズミなどが分類されます。

ハムスター、プレーリードッグ、シマリス、スナネズミがここに分類されます
“ハムスター、プレーリードッグ、シマリス、スナネズミがここに分類されます”

リス亜目、ネズミ亜目に分類される動物の特徴は、モノをかじることで歯を研磨する、雑食性の動物であるということ。

飼育下にあるハムスターやプレーリードッグなどは、ケージをかじったり、落下による外傷が原因で不正咬合になりやすい傾向があります。

ここに分類される動物のポイントは、「切歯のみが常生歯」であり、臼歯は伸び続けないということ。つまり、歯科疾患のほとんどが切歯の問題であり、臼歯の問題は極まれなのです。

そのため、ウサギ亜目やヤマアラシ亜目が「切歯と臼歯の両方の不正咬合」の可能性を考える必要があるのに対し、リス亜目、ネズミ亜目では、「切歯の不正咬合だけ」を考えれば良いということになります。

ここまでご説明したように、ウサギとげっ歯類の歯科疾患の診療は、まず、動物の分類を正しく知ること。そして、動物ごとの歯の構造、特徴を知ったうえで治療をおこなうことが大切になるのです。

ですが、これは歯科疾患の診療における基礎中の基礎。適切な治療をおこなうには、安全な保定による身体検査や画像検査はもちろん、抜歯などのポイントも学ぶ必要があります。

「具体的にどうすればいいのか…?」と思われたとしても、ご安心ください。

なぜなら今回…

教科書には載っていない
「ウサギとげっ歯類の歯科疾患
ご自宅で学ぶことができます

ウサギはもちろん、チンチラやハムスター、モルモット、デグーなどは、その飼育のしやすさから、今もなお、ますます人気を高めています。

ですから当然、問題を抱えたこれらの動物を連れた飼い主さんが来院される頻度は、これからも高まり続けることが予想されます。

ウサギとげっ歯類の歯科疾患は、一度罹患してしまうと生涯の問題となる可能性が高く、また、膿瘍や皮膚炎などの続発性疾患のリスクもあります。そのため、飼い主さんに予防法を伝えたり、早期の発見、治療が何よりも大切になるのです。

しかし、日々の診療で忙しい先生は、ウサギとげっ歯類の歯科疾患について専門的に学びたいと思ったとしても、なかなか独学では難しいかもしれません。

実際、教科書に載っているレベルの内容では、日々の診療に役立てるのは難しいですし、ウサギとげっ歯類の歯科疾患を詳しく掘り下げ、まとめられた日本語の専門書がないという問題もあります。

そこで今回、日本におけるエキゾチック動物診療の第一人者である三輪先生にお願いし、「忙しい先生にも、最低限これだけのことは知っておいて欲しい」という内容をまとめていだきました。

三輪先生は、「犬や猫のついでではなく、動物種としてヒトや犬猫と同じように扱われ、適切な治療を適切なリスクで受けられるようにしたい」とおっしゃい、ノウハウを公開することを快諾してくれました。

今回、先生にお渡しするセミナー形式のDVDには、ウサギとげっ歯類の基本的な知識から歯科疾患の診断方法、レントゲン画像読影のポイント、そして実際の不正咬合の治療法まで、三輪先生のわかりやすい解説とともに収録されています。

ぜひ、先生もこの機会にウサギとげっ歯類の歯科疾患について学んでください。

そうすれば…

・正確な診断治療ができるようになる
・診療、治療にかかる時間を短縮できるようになる
・その結果、ウサギとげっ歯類の診療に自信が持てるようになる
・動物や飼い主さんにかける負担を減らせる
・飼い主さんからもっと信頼されるようになる
・「ウサギなら、あの先生に」と地域で評判になる
・もっとたくさんの動物を自分の手で救うことができる

など、たくさんのメリットを手にすることができます。では、具体的に今回のDVDから、どんなことを学べるのか?

収録内容の一部をご紹介すると…

教科書には載ってない!
ウサギとげっ歯類の歯科疾患

ウサギとげっ歯類の歯科疾患

DVD3枚組】(収録時間合計:152分)
ウサギとげっ歯類の歯科疾患

ウサギとげっ歯類の歯科疾患を
より深く学べるプレゼントを
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冊子

DVDに収録された三輪先生の講義がまとめられた、セミナーレジュメを冊子化したものをお渡しいたします。DVDをじっくり視聴するお時間がなければ、まず、この冊子から先に目をとおしてください。

そして、気になる個所の映像から視聴していただければ、効率のよい学習が可能です。もちろん、復習用のテキストとしてもご活用いただけます。


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