地域に信頼されるホームドクターとして、救急対応は必須です。
先生の病院にも、「さっきまで元気だったのに、急に具合が悪くなったんです」と大慌ての飼い主さんから、たびたび電話がかかってくるのではないでしょうか?
先生を信頼し、わらにもすがる思いで来院されるのですから、先生もできる限りの診療はしたいとお考えのはずです。
しかし、ケースによっては1分1秒でも早い治療が必要であり、その判断を間違えると動物の尊い生命が失われることもあります。
では先生は、致死的な病気と言われながらも、適切な治療ができれば90%以上の症例を救える救急疾患があることをご存じでしょうか? その病気とは…
GDV(胃拡張胃捻転症候群)は昔からある疾患であり、救急の分野では、もっともポピュラーな疾患のひとつです。
急性に胃が拡張、捻転してしまう病気であり、ジャーマンシェパードやゴールデンレトリバーなどの大型犬が好発犬種ですが、日本で人気のあるウェルシュコーギー、ミニチュアダックス、柴犬などもよく罹患します。
GDVは発症から数時間のうちに急速に進行するため、適切な治療がおこなわれなかった場合の死亡率は15~68%と言われていますが、ホームドクターによる適切な対応により、生存率は急激にアップします。
なんと、GDV症例の90%以上を救うことができるのです。
GDVが疑われる症例が来院したとき、先生が何よりも優先すべきは、動物の状態の安定化です。もし、ショック状態であれば、急いで循環を回復させる必要があります。
胃の捻転はX線検査で確認できますので、GDVの診断自体は簡単です。しかし、飼い主さんへのインフォームドコンセントや初期治療、さらには再発防止の手術など、先生がやるべきことはたくさんあります。
先生は、1分1秒を無駄にできない状況下で、あらゆる問題に的確かつ迅速に対応していかなくてはなりません。
わずかな判断ミスが動物の死亡に繋がるリスクがありますので、今回、GDV症例への適切な対応を習得していただきたいと考えていますが…
GDVの再発を防ぐには、胃を固定する手術が必要です。
今回の動画セミナーは、ご自身の手でGDV症例を救いたい、胃固定術にチャレンジしたい先生にはご満足いただける自信がありますが、外科が専門外の先生も無視できない重要な知識がたくさん盛り込まれています。
たとえば、紹介先の二次診療施設でどのような治療がおこなわれるのか、それがわからないまま「とりあえず紹介してしまえ」というのは、飼い主さんの信頼を失う行為だと思いませんか?
他にも、
- 「どれくらいの捻転なら、安全に手術できるのか?」
- 「合併症のリスクはあるのか?」
- 「予後はどうなのか?」
など、これらは全獣医師が知っておくべき内容です。
もし、先生ご自身の手で外科手術をしない場合でも、これらをしっかり説明した上で二次診療施設に紹介したのなら、GDVの治療を終えた飼い主さんは「専門の病院を紹介してくれて本当に良かった」と、また先生の病院に戻ってこられるでしょう。
だからこそ、「外科は専門外だから」と学ぶことをあきらめず、獣医師の職責を全うする上で重要な知識としてGDV診療を学んでいただきたいのです。
では、具体的にどんな内容が学べるのか?
今回、北摂夜間救急動物病院の院長を務める神津(こうづ)先生を講師にお迎えし、ホームドクターのためのGDV診療をわかりやすく学べる教材をご用意しました。
- 【プロフィール】
- 日本大学出身の獣医師であり、救急診療のスペシャリスト。大学卒業後に海外の研修プログラムに参加し、外科的な手技を習得する。その後、大阪北部を中心とした開業獣医師とともに北摂夜間救急動物病院を設立、院長を務める。「ひとつの動物病院ではできないことを共同で行い、家庭動物医療における社会のニーズに応える」をミッションに日々、救急症例の診療をおこなっている。
- 【経歴】
-
・1988年3月
日本大学卒 農獣医学部 獣医学科卒
・1990年4月
ダクタリ動物病院会(久我山,広尾セントラル病院)勤務
・2006年2月
大阪葉月会 北摂夜間救急動物病院に勤務 現在に至る
- 【学会、セミナー、講演会】
-
・2012年
日本獣医麻酔外科学会 動物看護師セミナー術後管理
・2013年
JAHA 動物看護師セミナー
救急疾患への対応
・2013年
日本獣医がん学会 肥満細胞腫シンポジウム
耳介に発生した肥満細胞腫の1症例
・2013年
日本動物臨床医学会年次大会
症例検討 夜間救急動物病院へ来院した腸捻転4症例の報告
・2014年
動物臨床医学会
症例検討食道切開にて異物を適した犬の2症例
・2014年
動物臨床医学会年次大会
夜間救急動物病院における血液凝固線溶系異常を呈する疾患
・2016年
日本獣医学会 救急シンポジウム GDVへの対応
・2016年
動物臨床医学会年次大会 GDVへの対応 教育講演
・2017年
動物臨床医学会年次大会 腹腔内出血への対応
・2018年
動物臨床医学会年次大会 日本日本獣医救急医療研究会
AKIへの対応
・2019年
日本獣医麻酔外科学会GDVの対応、慢性期治療
・2019年
動物臨床医学学会年次大会
日本獣医救急医療研究会 救急医療での画像診断
・2023年
動物臨床医学会年次大会
症例検討 犬における腸捻転4症例に関する報告
- 【書籍等】
-
・ファームプレス 犬と猫に臨床救急医療 熱中症 担当
・エドワードプレス 犬と猫のエマージェンシー対応 CPR 胸部圧迫 担当
・緑書房 伴侶動物診療指針 vol.12
催吐薬の使用法及び中毒性物質摂取時の初期対応
理由①
膨大な臨床経験で培った
実践的な診療技術
大阪にある「北摂夜間救急動物病院」の院長を務める神津先生は、これまで膨大な数のGDV症例に対応してきました。
今回、先生が学べる診療技術は、理想の対応方法を語るだけの教科書的な知識ではありません。神津先生が日常臨床で実践している、GDV症例を生存させるための技術です。
手術を含め、治療自体は決して難しいものではありませんので、すでにある程度の経験をお持ちの先生なら、明日からすぐに実践できます。
理由②
ホームドクターが実施すべき
初期治療がわかる
今回、先生に必ず習得していただきたいのが、GDVの初期治療です。
なぜなら、治療ナシでは致死的と言われるGDVでも、適切な治療ができれば90%以上の症例が生存できるから。とくにホームドクターによる初期治療は、生存率を大きく左右する重要な治療です。
たとえ専門の病院に紹介する場合でも、一次診療施設で適切な初期治療がされていなければ救急救命に至らないため、初期治療は本当に大切になります。
また、GDVの初期治療はとても簡単ですので誰でも習得できます。先生が実施すべき初期治療は、輸液と胃の減圧の2つだけ。
今回の動画セミナーでは、すべてのホームドクターに習得していただきたいGDVの初期治療を神津先生のわかりやすい解説で学べます。
"先生の初期治療で、GDV症例の生存率は大きく変わります"
理由③
X線画像の異常所見を多数解説
胃の異常を確認する上で、もっとも重要になるのがX線検査です。画像撮影は、動物の状態が安定化したタイミングで、胃の穿刺前に実施します。
撮影する方向は、右横臥位(右ラテラル)背腹像で、腹部だけでなく胸部も必ず撮影することが重要です。なぜなら、すでに腫瘍が転移している可能性があるから。これは、老齢動物はもちろん、若齢動物においても重要なポイントです。
また、胃拡張のみで捻転が確認できないX線所見でも油断はできません。なぜなら、開腹してみると胃が360度捻転しているケースもあるからです。
動画セミナーでは、胃拡張のみの所見や脾臓の塊状病変、360度捻転所見、GDV胃気腫、慢性GDVなど、さまざまなX線画像の異常所見を解説します。
"360度捻転しているケースは見逃しやすいので注意が必要です"
理由④
臓器の損傷を正しく評価できる
GDVの手術は、胃の減圧後できるだけ早く実施します。
このとき重要になるのが、胃壁、脾臓の評価です。評価の結果、損傷が大きければ胃切除や脾臓の摘出も検討しなくてはなりません。
しかし、実際に開腹するまで臓器の状態はわかりませんし、事前にテキストで学んでいたとしても損傷レベルはイメージしづらいと思います。
そこで今回は、さまざまな損傷レベルの臓器写真を収録、解説しました。臓器の損傷を視覚的に学べる機会は少ないため、写真をみながら学べる本教材はとても貴重です。
"実際の写真をみながら、臓器の評価のポイントを学べます"
理由⑤
ホームドクターにもできる
簡単な外科治療も解説
今回は、胃と脾臓の整復術と、胃固定術のやり方も神津先生のわかりやすい解説で学べます。
捻転した胃の整復はとても簡単ですが、無理に引っ張ってはいけません。脾臓も一緒に巻き込まれて捻転していますので、ゆっくり丁寧に捻転を解除するのがポイントです。
胃固定術は、幽門洞を右腹壁へ永続的に固定しますが、これは、GDVの再発防止の目的でおこなわれます。
胃固定術には、ベルトループ胃固定術、傍肋骨切開胃固定術などさまざまな術式がありますが、少ないスタッフでも早く確実にできる手技の習得が重要です。
今回の動画セミナーでは、助手が必要な手術と、ドクターのみで実施できる手術の両方をわかりやすく解説します。
"重症度が低い症例であれば、簡単に実施できる手術です"
他にも、神津先生からGDV診療のポイントをたくさん学べる今回のプログラム。その一部をご紹介すると…
- GDV(胃拡張胃捻転症候群)とは、何か?
GDV(胃拡張胃捻転症候群)は、救急の現場では昔からある病気であり、重症の患者が多いことで知られています。では、具体的にどんな病気なのでしょうか? まずは、GDVの基本から学んでいきます。
- なぜ、GDVが生じるのか?
胃拡張の進行により通常の解放現象(あくび、嘔吐など)ができないなど、さまざまな事が言われますが、現在まで明確な原因は解明されていません。危険因子として指摘されている事柄と合わせ、わかりやすく解説します。
- GDVの好発犬種とは?
GDVは、ジャーマンシェパードやグレートデン、ゴールデンレトリバーなどの大型犬が好発犬種として知られていますが、小型~中型犬が発症しないわけではありません。罹患動物種の傾向を詳しくご説明します。
- 知っておきたいGDVの臨床症状
GDVの臨床症状は、落ち着きがない、非産生性嘔吐、腹部膨満など多岐にわたります。飼い主さんがひと目で「これは異常だ」と気づくような臨床症状もありますので、必ず知っておいてください。
- どのように胃が捻転するのか?
「胃が捻転する」と言われても、なかなか頭ではイメージできないと思います。そこで、3D映像で実際に胃が捻転する様子を再現してみました。この映像をみると、きっと先生も驚かれるはずです。
- GDVの「2つの病態」とは?
GDVと聞くと、胃が拡張して捻転すると考えがちですが、問題は他にもあります。GDVには、「2つの病態」が存在するのです。この病態は、胃だけでなく全身へ大きく影響します。
- GDVの呼吸に対する影響とは?
胃の拡張は、呼吸時の横隔膜の可動を制限します。その結果、無気肺が発生したり、動脈酸素含有量と運搬量の低下などの悪循環を引き起こすのです。こちらも、一連の流れを詳しく解説します。
- まず、最初に何をすればいいのか?
本来なら、診断から入ってひとつひとつ治療を進めたいところですが、重篤な患者であれば、生命の危険があります。GDV症例を救いたいのなら、第一相でやるべき治療は決まっています。
- 重症患者の対応のポイントと注意点
たとえば、横臥状態で意識レベルが低下しており、脈も触れないような状況であれば、検査の結果を待っている時間はありません。この対応方法を知っていれば、重症患者にも慌てず対応できるはずです。 - ショックとは、何か?
治療介入を判断するポイントのひとつに「ショックバイタル」が挙げられます。人医療では「5P」と言われることもありますが、ショックとは具体的にどんな状態を指すのでしょうか?
- 輸液の選択のポイント
ショックバイタルが認められた場合、まずやるべきはショックへの対応です。通常、ショックに対する治療は、細胞外液を使用します。では、状態安定化のために膠質液は使用してもいいのでしょうか?
- 抗生物質の投与のポイント
輸液の次に大切な初期治療が、抗生物質の投与です。これは、腸管内の細菌の増殖を防ぐ目的があります。抗生物質にはさまざまな種類がありますが、ここでは、神津先生が好んで使用されている薬剤をご紹介します。
- 状態が安定化した次のステップとは?
GDVは、何よりも状態の安定化が優先されます。初期対応で無事に状態が安定化したら、次は、X線検査による胃の位置の確認です。もし、老齢の動物であれば、腫瘍の転移なども確認します。
- GDVの予後判定因子とは?
たとえば、来院時に歩けたのか、横臥状態だったのか、昏睡状態だったのかなど、その状態によっても予後は大きく変わります。複数の論文を参照しながら、GDVの予後判定因子を考えていきます。
- 知っておきたいDICの判定基準
GDVの予後判定に大きく影響するもののひとつに、DIC(播種性血管内凝固症候群)が挙げられます。神津先生の病院では、DICは非常に重要な病態と位置付け、詳細な判定基準を設けています。
- X線検査のポイントと注意点
X線検査は、GDVの確定診断につながる重要な検査です。右横臥位(右ラテ)背腹像を撮影すれば、だいたい胃の位置がわかります。症例のX線画像をみながら、検査のポイントを解説します。
- 胃拡張と勘違いしやすいX線所見
この症例は、X線検査で明らかな胃の拡張が見られたため、胃拡張か胃捻転が疑われました。一見すると、GDVではないと思われましたが、実は、360度捻転していたのです。捻転所見が見落とされやすいケースです。
- 重症度の高い患者の典型的なX線所見
次のGDV症例は、X線検査で胃壁の二重構造が認められました。通常、一枚のラインで見えるはずの胃壁が二重に見える場合は、胃気腫が疑われます。重症度の高い患者の典型的なX線所見です。
- 胃の減圧術のポイントと注意点
胃の穿刺も減圧になりますが、こちらは胃内容を除去することで本格的に減圧をおこなう治療です。胃内容を抜くかどうかは、ドクターによって考え方が分かれる部分ですが、神津先生は除去を推奨されています。
- 写真で学ぶ胃洗浄の手順
胃洗浄は、まず洗浄用チューブの長さを確認したあと、目印を付けて挿入します。これは、過剰に挿入するのを防ぐためにおこないます。実際の写真をみながら、胃洗浄の一連の手順を解説します。
- 心電図の評価(不整脈)
GDVは、急性の不整脈で生命を落とす可能性もある疾患です。胃だけでなく、全身の問題ですので心電図の評価もとても重要になります。症例の心電図画像をみながら、評価のポイントをご説明します。
- 不整脈への対応のポイント
不整脈が確認された場合、どう治療すればいいのでしょうか? 典型的なVPC(心室性期外収縮)であれば、リドカインを投与します。その後の対応も、状態に合わせた適切な方法を解説します。
- GDVにおける手術の目的とは?
穿刺および胃洗浄で胃の減圧をおこなった後は、できる限り早く外科的治療に移ることが重要です。では、手術は何の目的で実施されるのでしょうか? そこには、いくつかの目的があります。
- 麻酔薬の選択のポイント
麻酔薬の選択は、手術の成否を分ける大きな要素です。たとえば、血行動態が安定した患者であれば、通常麻酔を用います。しかし、状態の悪い患者の場合は、通常麻酔で循環の維持ができないこともありますので注意が必要です。
- 胃、脾臓の整復の「7ステップ」
胃、脾臓の整復は、まず、術者が正中切開した動物の右側へ立つところからスタートします。捻転を解除し、脾臓を手前に牽引するまでの「7ステップ」をイラスト付きでわかりやすく解説します。
- 脾臓に損傷がある場合の対応
脾臓を調べてみると、暗赤色と明るい部分に分かれていることがあります。これは、脾捻転による脾臓の血行障害が疑われます。このような症例の場合、どう対応するのが正解なのでしょうか?
- 知っておきたい脾臓摘出の合併症とは?
脾臓の摘出においては、合併症のリスクも考える必要があります。たとえば、バベシア症の既往歴がある場合、脾臓摘出で発症する可能性があります。他にも、知っておきたい脾臓摘出の合併症を解説します。
- 胃壁の評価(胃壁の生活活性)
胃の虚血性の変化の評価(色調、胃壁の厚み等)を実際の症例動画で詳しく解説しています。
- 胃の陥入術のポイントと注意点
胃壁の評価をおこない、失活している部分があれば、次はそれを改善する治療が必要になります。ここでは、胃の組織を押し込んで縫合する陥入術をご紹介します。小範囲の胃壁の異常に有効な術式です。
- 胃固定術をおこなう目的とは?
胃固定術は、GDVの手術と言うよりは、GDVの再発防止のための手術になります。幽門洞を右腹壁へ永続的に固定することを目的に実施します。さまざまな術式がありますが、少ない人手でも早く確実にできる手技が重要です。
- 胃固定術の失敗を防ぐ「4つのポイント」
たとえば、胃の内容物が通過障害を起こすような固定はNG。胃流出路の障害を防ぐ手術が求められます。他にも、胃穿孔による腹膜炎に注意するなど、合計4つのポイントがあります。
- 術後管理のポイント
術後の管理は、輸液、疼痛管理、抗生物質の投与などが基本になりますが、胃の粘膜の保護も重要なポイントです。また輸液は、「循環を維持するためだから」と量を増やしすぎると逆効果になりますので注意が必要です。
今回は、教材ご購入者限定のプレゼントを「3つ」ご用意しました。
1.神津先生による「胃固定術」の実演映像
胃固定術は、GDVの再発を防ぐ目的でおこなわれる手術です。軽症のGDVであればそれほど難しい手術ではありませんので、経験の浅い先生でも比較的安全に手術できます。教材本編でも、たくさんの写真を使って胃固定術を解説していますが、この特典は神津先生による胃固定術の実演映像です。ぜひ、胃固定術の習得にお役立てください。
2.神津先生による「胃内容除去」の実演映像
胃の膨張は、さまざまな原因がありますが、食事で摂取した炭水化物の発酵により生じた炭酸ガスが原因の一つでもあります。そのため、胃内容を残しておくと、また胃が膨らんでしまうことがあります。これを防ぐためにおこなう処置が、胃内容除去です。GDV症例の胃の減圧は、ガスを胃から除去するために胃を穿刺する方法もありますが、胃内容除去はもっと本格的に減圧したいケースで用いられる処置になります。
3.神津先生による「開腹後から縫合までの一連の流れ」の実演映像
この特典では、胃の捻転の整復、胃壁・胃底部の評価だけでなく、胃固定術の一連の流れを開腹後から縫合まで解説いただきました。獣医における胃固定術とは、GDVを予防するために胃を腹腔内の壁に固定する手術です。GDVは、胃が噴門(胃の入り口)を中心に時計回りに捻じれることが多く、胃の回転や膨張を防ぐことで予防します。もちろんこちらも実際の手術映像です。
約13分の特典では…
- ①開腹後の、胃の位置の確認
- ②胃の捻転の整復
- ③幽門部の確認
- ④脾臓の位置の整復・損傷の評価
- ⑤胃壁・胃底部の評価
- ⑥右腹壁の胃固定の位置の決定
- ⑦胃固定の位置を決定するために、胃の幽門洞に支持糸をかける
- ⑧胃固定の位置の確認
- ⑨胃の漿膜筋層部分の切開
- ⑩漿膜筋層切開時の注意事項
- ⑪右側腹壁に新鮮創をつくる
- ⑫胃固定部分の確認
- ⑬胃壁と腹壁の縫合
- ⑭胃固定完了映像(縫合部分)
- ⑮胃固定完了映像(タオル鉗子除去後)
- ⑯縫合強度の確認
- ⑮胃固定完了映像(タオル鉗子除去後)
ぜひ、胃固定術の向上にお役立てください。
4.セミナーで使用したレジュメ
収録された神津先生の講義がまとめられた「セミナーレジュメ」をお渡しいたします。映像をじっくり視聴するお時間がなければ、まず、このレジュメから先に目をとおしてください。そして、気になる個所の映像から視聴していただければ、効率のよい学習が可能です。もちろん、復習用のテキストとしてもご活用いただけます。
- GDV症例に適切な初期治療ができる
GDVは、適切な治療ができれば90%以上の症例を救える病気ですが、ホームドクターの初期治療で生存率は大きく変わります。初期治療は決して難しくありませんので、ぜひ、本教材でマスターしてください。
- GDVの見落としや誤診を防げる
たとえば、胃が360度捻転している症例ではX線画像をみても捻転がわからず、胃拡張と判断してしまうことがあります。正しい診断アプローチと複数の症例を知っていれば、このような失敗は未然に防げます。
- GDV症例への外科手術も安全に実施できる
「GDVの手術は難しい」と思われるかもしれませんが、軽症のGDV症例であれば、比較的簡単に手術が可能です。視覚的にわかりやすく手術の手順を解説していますので、ぜひ、チャレンジしてみてください。
- 紹介するかどうかを正しく判断できる
GDVの重症度により、手術の難易度は大きく変わります。本教材では、ホームドクターにも対応しやすい典型的なGDV症例はもちろん、アドバンスな症例の手術も解説していますので、紹介するかどうかの判断にも迷うことはありません。
- 飼い主さんの信頼を得る診療ができる
先生ご自身で手術する場合はもちろん、手術をしない場合でも「GDVはどんな病気なのか?」「どんな治療が必要なのか?」の説明は重要です。とりあえず紹介するといった対応では、飼い主さんの信頼を失うリスクがあります。
- もっとたくさんのGDV症例を救える
何度もお伝えしているとおり、GDVは適切な治療で救える病気です。そしてその方法は、本教材にすべて収録されています。神津先生に学べば、もっとたくさんのGDV症例を救えるようになることは間違いありません。
『いざという時のために!万全を期す!』
この度神津善広先生が胃拡張胃捻転症候群(GDV)に関する映像教材を出されると伺い、早速拝聴させていただきました。日本の現場に即した実践的な解説が潤沢で大変勉強になりました。
GDVは日本の小動物臨床医がいざという時に困る代表疾患ではないでしょうか?1分1秒を争う緊急疾患であることは言うまでもなく、適切な対応を怠れば動物はあっという間に死にいたります。
少しずつ日本の動物医療における夜間救急医療体制が整ってきているとはいえ地域によっては十分とは言えません。
この教材はGDVに関する予防から診断治療にいたるまで、日本の小動物臨床現場で働く獣医師が知るべき情報を網羅しています。教材の充実度は神津先生自身の豊富なご経験と、探求された知識から来るものであることは言うまでもなく、特に特典映像に記された実際の手術映像と解説は今まさにGDVの外科手術に臨む「いざという時」に見返す事ができるので1人でも多くの獣医師の目に触れることを願っています。
神津先生の人柄も相まって自信をもって推薦できる教材です。
自由ヶ丘動物医療センター
総院長 朴 永泰 先生
『来院から退院時まで、GDV症例を正しく診断・治療するための知識を得ることができる最適な動画』
GDV は多様な臨床状態で来院するダイナミックな病態であり、各症例において起こっている病態の認知と正確な診断・治療が求められる緊急疾患であります。
この動画では病態生理、初期内科治療、診断、外科治療、そして術後管理を細かく実際の症例を交え解説されており、実際に症例と向き合っておられる臨床獣医師の即戦力となる知識を取得することができると思います。
神津先生は長年、救急・救命治療の分野において第一線で活躍されており、本動画でも数多くの実際の症例を紹介されております。また、神津先生は国内外の学会に積極的に参加され、また卒後教育の資格も数多く取得されており、エビデンスがベースとなったアップデートされた情報を長年の経験談と共に解説されており、新人の獣医師からベテランの獣医師の先生達にも有用な資料になると確信しております。
DoveLewis
Veterinary Emergency and Specilty Hospital
源本 泰士 先生
「もしかしたら、もう知っている内容ばかりかもしれない」「内容を理解できるか不安だ」「期待にそえる、教材なのか?」など、思われた場合もご安心ください。なぜなら、プログラムの内容に、ご納得できなければ返金させていただくからです。
60日間、じっくりと、ご覧いただき、先生の選択が正しかったかどうかをご判断ください。送料も、返金振込料も、弊社が負担させていただきます。
返金保証が付いている、獣医師向け教材なんて、ほとんどありません。これは、今回リリースする最新プログラムへの自信そのものです。
治療ナシでは致死的と言われるGDVですが、適切な治療ができれば90%以上の症例が生存できます。
とくに生存率に大きく影響するのがホームドクターによる初期治療ですが、やることは輸液と胃の減圧だけですので、やり方さえ覚えれば明日からでもすぐに実践できます。
ですから、先生ご自身で手術をする場合はもちろん、専門の病院を紹介する場合でも初期治療(胃の減圧・輸液など)だけは必ずマスターしていただきたいのです。
目の前のGDV症例を救えるかどうかは、ホームドクターである先生の初期治療にかかっています。専門の病院を紹介する場合でも、輸液と胃の減圧ができるだけで相当な時間稼ぎができます。
ぜひ先生も、神津先生にGDV診療メソッドを学んでいただき、もっとたくさんの動物を救えるようになってください。
この価格(リリースキャンペーン価格)での販売は、11月30日まで。12月1日以降は、定価の50,578円(税込)に戻ります。初回在庫がなくなる前にお申込みください。
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- 特典映像①②(7分/14分)+レジュメデータ(149ページ/PDF)
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