先生は普段、どのように「犬の跛行診断」をおこなっていますか?
一般的には歩様検査をした後、触診とX線検査をおこない、これらの情報をもとに総合的に診断します。きっと、先生も同じような方法で診断されているのではないでしょうか?
しかし、触診とX線検査による診断には、ひとつ「致命的な問題」があります。
それは、感触と骨の異常しかわからないということ。
少し考えてみてください。跛行を起こす原因は骨をはじめ、関節、筋、腱、靭帯、神経など多岐にわたります。ですが、四肢のX線画像で詳細に観察できるのは、主に骨です。関節内やその周囲の靭帯や腱などは、X線画像にはほとんど描出されません。
たとえば、膝関節に腫れがある場合、X線検査では「骨折や脱臼がない」ことはわかりますが、腱や靭帯がどの程度損傷、断裂しているのかという情報まではわかりません。
つまり、触診とX線検査の所見で診断する場合、関節や筋、腱、靭帯などは触診という「主観的な評価」に委ねられているのです。
もちろんCT検査やMRI検査をおこなえば、もっとたくさんの情報を得られます。
ですが、これらの検査は麻酔や鎮静が必要なうえ、予約が必要である、高額であるなどの問題もつきまといます。動物への身体的負担と飼い主さんへの経済的負担から考えても、気軽におこなえる検査ではありません。
また、関節内の異常であれば関節鏡検査もありますが、ほぼ手術に近いため一次診療施設では難しいでしょう。
しかし近年、これらの問題を解決した「新しい検査法」を取り入れている病院が少しずつ増えていることをご存じでしょうか?
その検査法とは…
心臓の検査をおこなうとき。
先生は聴診とX線検査の次に、当たり前のようにエコー検査をおこなっていると思います。むしろエコー検査所見が非常に重要で、心臓の状況をもっともよく教えてくれます。
では、運動器のエコー検査はどうでしょうか?
運動器となると、ほとんどの先生が今も触診とX線検査に頼っています。実際、獣医療における運動器エコー検査の情報は少なく、ほとんど手に入りません。
しかし人医療では、ほとんどの診療施設で当たり前のように運動器のエコー検査がおこなわれているのです。
でもなぜ、人医療では運動器エコー検査が広く普及しているのでしょうか?
その理由は、心エコー検査とまったく同じで、触診やX線検査ではよくわからない、関節、筋、腱、靭帯、神経の異常を細かく教えてくれるからです。
運動器エコー検査ができるようになれば、これまで触診やX線検査ではよくわからなかった症例が、手持ちのエコーでズバッと診断できたり、自信を持って専門施設や画像センターに紹介できるようになります。
つまり運動器エコー検査は、「最短ルートで診断ステップを進んでいける新しい検査法」と言えます。
人医療では当たり前の運動器エコー検査ですが、獣医療においてはまだまだ一般的な検査法とは言えません。しかし…
運動器エコー検査の最大のメリットは、無麻酔、無侵襲でリアルタイムに動きを描出できること。これは、獣医療において大きなメリットとなります。
考えてみてください。人医療であれば、覚醒下でCT・MRI検査を実施できますが、動物では鎮静や麻酔、検査予約が必須となりますので、触診とX線検査でわからなければ、すぐにCT・MRI検査というわけにはいきません。
したがって、運動器のスクリーニング検査が可能な運動器エコー検査は、獣医療にこそ必要なテクニックであると言えます。
すでに心臓や腹部のエコー検査が獣医療で当たり前の検査になっているように、近い将来、運動器エコー検査が当たり前の時代がくることは容易に想像できます。
しかし、新しい検査法であるがゆえに、ひとつだけ大きな問題があります。それは、犬の運動器エコー検査に関する情報が少なすぎるということ。
そこで今回、私たちはこの問題を解決するために、「これから運動器エコー検査を学び、活用するには、何から始めればいいのか?」その第一歩が学べる教材を制作しました。
講師は、東京大学大学院 農学生命科学研究科 附属動物医療センターの本阿彌(ほんなみ)先生です。本阿彌先生は、日本の獣医療において運動器エコー検査を使いこなしている数少ない獣医師の一人です。
運動器エコー検査と聞くと、何やら特別な検査をイメージされるかもしれません。
でも、ご安心ください。運動器エコー検査は、超音波検査装置さえあれば誰にでも画像を描出できる検査法です。 プローブの当て方などのテクニックを学ぶのも、それほど時間はかかりません。
しかし、代わりに必要となるスキルがあります。これがなければ、どれだけキレイなエコー像を描出できても診断に活かせないと言えるほど重要なスキルです。
そのスキルとは、「解剖学の知識」です。
運動器エコー検査をはじめようと、プローブを手にしたとき。先生の前には、最初の壁が立ちはだかります。その壁とは、「描出された画像が、何を意味しているのかわからない」ことです。
“先生は、この画像からどんな情報を読み取りますか…?”
上記は、運動器エコー検査で描出した画像の一例です。これらの画像を診断に活かすには解剖学の深い知識が必要になるため、本阿彌先生は「運動器エコー検査を学ぶことは、解剖学を学ぶことである」と言います。
では、先生はこれまでどのように解剖学を学んできましたか? 通常は、ひたすら解剖学の教科書を読みますよね。しかし、解剖学の教科書に載っているイラストは、当然ながらすべて平面です。
一方、運動器エコーの画像はすべて断層像です。プローブを当てれば画像が得られるので、当て方は無限にあります。
つまり、解剖学の教科書の知識だけでは不十分ということ。
実際の臨床に活かすには、教科書の平面イラストをあらゆる角度から断層像に変換するスキルが必要になるのです。
ですが、このようなスキルはすぐに習得できるものではありませんよね。
そこで今回の教材では、エコー画像とまったく同じ解剖断面写真を使い、エコー画像を理解できるように制作しました。
“エコー画像と解剖断面を比較しながら学べます”
解剖学の知識を深めることは、診断だけでなく疾患を理解することや治療にも大きく役立つと、本阿彌先生は言います。
解剖学さえしっかり理解できれば、プローブの当て方などのテクニックは大きな問題にはなりません。運動器エコー検査の習得は、解剖学を復習するところからはじまるのです。
運動器エコー検査をマスターするうえで、もうひとつ大切なことがあります。それは、「正常像をたくさん見ること」です。
なぜなら、正常像を知らなければ異常所見の判断ができないから。これは、運動器エコー検査に限らず、画像診断では必ず言われていることだと思います。
では、先生が普段使っている心臓、腹部臓器エコー検査を思いだしてください。描出した画像が何を意味しているのか、どのようにして学ばれましたか?
もちろん、ご自身でたくさんの正常像を見られたでしょう。また、正しくエコー画像を見られる先生に直接教わったこともあるでしょう。
臨床経験をかさねるうちに見えるようになったものもあると思います。運動器エコー検査も、まったく同じです。
たくさんの正常像を見て、正常像が完全にインプットされていれば、異常像を見たときに違和感を覚えます。そして、この違和感が病気の発見につながるのです。
今回の教材では、できる限りたくさんの正常像をインプットしてもらうために、正常像と異常像を比較しながら解説しています。
また静止画だけでなく、運動器が実際に動いているところも映像で学べるようになっています。
運動器エコー検査は、無侵襲、無麻酔ですべての運動器を描出できる検査法です。
そのため、これまではCT検査やMRI検査、関節鏡検査で得ていた情報を、もっと手軽かつリアルタイムに得られるようになります。
時間や身体的負担が少なく、検査費用も少額で済むため、大学病院や二次診療施設ではなく、「一次診療施設でこそ、真価を発揮するテクニック」と言えます。
運動器エコー検査を取り扱うことで、先生が得られるメリットは下記になります。
検査に必要なエコーなどがありますので、毎日少しずつ使っていこうと思います。エコー検査を使って、“整形内科”を目指します。
K.A先生
特に、前肢の跛行で悩むことが多いので、少しでもエコー検査で鑑別ができればと思います。また、神経疾患の鑑別もできれば、より有用なツールになるかと思います。
T.H先生
解剖学の重要性と、それをもとにしたエコーの当て方、みえ方がとても整理されて分かりやすかったです。生体で実際に練習し、使いこなせるように経験を積みたいと思います。
A.S先生
※受講された先生方の感想文の一部
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