





先生もご存じのとおり、病気の動物を救う上でもっとも重要なのが診断です。
現代の獣医療では、病気を正しく診断できれば何らかの治療はできますし、ご自身の手で治療できない場合でも専門の病院を紹介できます。その結果、たとえ完治の難しい病気でも、動物と飼い主さんのQOLを上げる治療はできるようになりました。
しかし、病変を見逃してしまえば病気はどんどん進行してしまいます。診断そのものを間違えてしまえば、どれだけエビデンスのある治療も反応しないでしょう。
「ドクターの診断力こそが動物の生命を左右する」といっても決して大げさではないからこそ、先生も診断力を上げるために新しい知識・技術を学び続けているはずです。
では先生は、ご自身の診断力に満足していますか?
もし、「YES」と即答できないのなら、今からお伝えする内容はとても重要です。なぜなら、画像診断専門医の華園先生から、「診断力を向上させるX線読影の極意」をわかりやすく学べるチャンスだからです。
もしかすると、「なぜ、X線読影なのか?」と思われるかもしれませんが、それにはきちんと理由があります。


昔も今も、X線検査は獣医療に欠かせない検査のひとつです。もちろん、先生の病院にもX線検査装置があるはずです。
では先生は、日々の臨床でX線検査を診断に活用できていますか? X線は、どこの病院にもあるポピュラーな検査機器ですが、
- ✓ 正直、X線検査はよくわからない
- ✓ 画像が白黒なので異常を見つけにくい
- ✓ どこを見ればいいのかわからない
- ✓ 異常を発見しても、解釈の仕方がわからない
など、「わからないことだらけ」のため、臨床に活かせずにいるドクターもたくさんいらっしゃいます。もしかすると先生も、X線検査にわかりにくさを感じているかもしれませんが…


獣医療において、X線検査と並ぶ重要な検査がエコー検査です。
この10年ほどでエコーは急速に普及し、今ではほとんどの一次診療施設で実施できる検査となりました。無麻酔・無侵襲・リアルタイムに画像描出できるメリットは絶大ですので、先生も日々の臨床で活用されていると思います。
ホームドクターの診断力を飛躍的に向上させる本当にすばらしい検査ですが、エコーが普及した結果、「ある問題」が出てきたのをご存じでしょうか?
それは、「エコー検査をすれば、X線検査はいらないのではないか?」と考えるドクターが増えたこと。その結果、X線検査がないがしろにされる傾向が出てきました。
もしかすると先生も、X線検査をせずにエコー検査だけ実施することがあるかもしれませんが…


たとえば腹部の検査を例に考えてみます。X線検査・エコー検査のどちらも、腹部の病変を検出するのに有効な検査です。
しかし両者を比べると、エコーの方が三次元的で病変がみやすい特徴があります。そのため、「腹部の検査はエコーだけ」というドクターも多いと聞きます。
しかし、ここに落とし穴があります。
それは、エコーでは発見が難しい病変があること。X線検査は一枚の画像で広い範囲を描出できるのに対し、エコーは描出範囲が狭いため、くまなくプローブを当てているつもりでも死角ができてしまうのです。
結果的に、X線検査をせずにエコー検査だけを実施すると、病変を見逃し、病気を診断できないケースが出てくるのです。
エコーで描出できない死角に深刻な病変が隠れている症例もありますし、エコーではわからない骨や骨盤腔に異常がある症例も珍しくありません。
エコーの弱点をカバーできる検査だからこそ、X線検査を見直すことが診断力アップに直結するのですが…


本教材のテーマは、「10症例で学ぶ! X線読影マスタープログラム」です。
その目的は、X線画像の読影力を磨くことで病変の見落としや誤診を大きく減らし、診断力をアップしていただくことです。
明日の臨床から活かせる実践的な読影スキルを身につけていただくため、ただ単にポイントを解説するのではなく、実際の10症例をベースに読影のポイントを学べる教材構成にしました。
では、具体的にどんな内容を学べるのか?
今回、X線読影の極意を教えてくれる講師は、画像診断のスペシャリストであり、酪農学園大学の准教授を務める華園先生です。
- 【プロフィール】
- 獣医師歴20年。画像診断が専門であり、酪農学園大学附属動物医療センターにてレントゲン検査からMRIまで担当。これまで、30,000頭を超える患者の診療に対応する。無麻酔、低コスト、広範囲の撮影が可能なX線検査のメリットを正しく伝えるため、積極的に講演もおこなっている。
- 【講演歴】
-
・胸部レントゲン−あなたはどう読影していますか?−
(2024年度 神戸市獣医師会セミナー )
・もっと深める 猫のX線検査(日本獣医学フォーラム年次大会2024)
・画像診断ドリル あなたはこの画像どう読みますか?「腹部編」(WJVF 2024)
・画像診断ドリル あなたはこの画像どう読みますか?「胸部編」(WJVF 2024)
・X線検査からはじめる少し踏み込んだ胸部画像診断(郡山獣医師会開業部会 2024)
・もう一度基本から胸部における画像診断(第44回 動物臨床医学会 )
・犬とはちょっと違う 猫のX線診断(日本獣医学フォーラム年次大会2023)
・見逃さないため X 線読影−胸腹部を中心に−
(令和5年度酪小獣東北研究会 )
・総合教育講演 : 腫瘍の臨床診断と治療 「画像診断」(第28回 日本獣医がん学会)
・華園 究先生と学ぶ、 特定臓器への画像診断による診断とアプローチ
(東三河小動物臨床研究会)
・上気道疾患リレー X線・CT(第19回日本獣医内科学アカデミー学術大会 )
・CT/MRI診断法(第19回日本獣医内科学アカデミー学術大会 )
- 【表彰】
-
・日本獣医循環器学会 2017年日本獣医循環器学会最優秀論文賞(2017)
・日本小動物獣医学会 日本小動物獣医学会北海道地区学会長賞(2013)


理由①
30,000症例以上の画像診断実績
X線画像の読影を学ぶなら、華園先生はベストな講師と言えます。なぜなら、これまで典型的な病変から発見の難しい病変まで、30,000症例以上の画像検査を担当した経験豊富な画像診断専門医だからです。
しかも、紹介患者の診療をおこなう大学附属病院のドクターとして、「一次診療施設のドクターが何を見逃したり、間違えやすいのか?」も知り尽くしています。
また、酪農学園大学で学生を指導するだけでなく、数多くの学術講演・セミナーにも登壇されていますので、教え方もとても上手です。
画像診断は誰から学べばいいのかと迷われたなら、華園先生に教わっておけば間違いありません。
理由②
診断にたどり着くまでの
専門医の思考プロセスがわかる
先生はこれまで、どんな方法でX線読影を学んできましたか?
きっと、「この病気は、この画像になる」のように、病気と特徴的な画像所見を関連付けて学んできたのではないでしょうか。教科書的な考え方とも言えますので、多くのドクターが、このパターンで画像診断を学んでいます。
しかし、臨床の現場で求められるのは逆の思考ですよね。はじめにあるのは画像のみ。そこから病変を見抜いて病気を鑑別し、診断にたどり着くのが普通です。
そのため病気ありきの読影知識では、たとえ異常を発見できたとしても、それをどうやって診断に結びつけていいのか悩んでしまうこともあると思います。だからこそ今回は、実際の臨床に近い感覚で読影の思考力を養っていただきたいと考えました。
何もないところから、画像の異常とその解釈で、どう診断にたどり着くのか? 今回の動画セミナーでは、診断にたどり着くまでの専門医の思考プロセスを学べます。

"「こんなことまで考えてるの?」と驚かれるはずです"
理由③
臨床で遭遇する機会の多い
「10症例」を解説
せっかく時間をかけてX線読影テクニックを学ぶのですから、臨床で活かす機会が少ないのではもったいないですよね。
本教材は、学んですぐに臨床に活かしてもらえるよう「遭遇する機会の多い10症例」を厳選し、X線読影の極意を解説しています。
今回、華園先生に解説していただいたのは、X線検査が有効な以下の10症例です。
- ①猫の心拡大
- ②右中葉の肺胞パターン
- ③猫の気管支パターン
- ④縦隔拡大
- ⑤犬の胸水貯留
- ⑥肝臓腫大
- ⑦腹腔内腫瘤
- ⑧腹腔内の石灰化病変
- ⑨腹腔内コントラストの低下
- ⑩後腹膜腔内のX線透過性低下
特典としてお渡しする講義レジュメを印刷して手元に置いておけば、「この所見は何だったかな?」と、判断に迷ったときの道しるべとなるでしょう。
"症例ベースで解説しますので、学んですぐに臨床に活かせます"
理由④
正常所見と異常所見の両方を
比較しながら学べる
X線画像の異常を発見するには、まず、正常所見を熟知していなくてはなりません。「何が正常なのか?」を知らなければ異常に気づけないのですから、これは当然です。
でも逆に、異常所見を熟知していることも重要です。なぜなら、典型的な異常所見をたくさん知っていれば、診断にたどり着くまでの時間を大きく短縮できるから。治療が急がれる症例の場合は、とても大きなメリットになるでしょう。
どちらも重要な所見だからこそ、今回は、見極めるのが難しい病変や、典型的な病変などは、正常所見と異常所見を比較しながら解説しています。
「画像のどこに着目すべきか?」、そのポイントを知っていれば、わずかな病変も見逃さない鋭い観察眼を養うことができます。

"正常と異常、両方の所見を知っておくことが重要です"
理由⑤
「クイズ形式」で楽しみながら学べる
今回の動画セミナーは、約150分あります。
少しばかり長い内容ですので、最後まで退屈せずに学べるよう、華園先生が構成を工夫してくださいました。その工夫とは、先生も一緒に考えながら学べるよう、各症例を「クイズ形式」にしていることです。
本教材は、ただ華園先生が一方的に解説するだけの内容ではありません。
まずは、何も情報がないところからX線画像だけをご覧いただきます。ぜひ先生も、「どこに異常があるのか?」「その異常をどう解釈するのか?」を一緒に考えてみてください。
もちろん、疾患の鑑別やピットフォールなどの重要なポイントなどは、華園先生が補足してくれます。先生も、読影クイズを楽しみながら、日々の臨床に活かせる読影力を身につけてください。

"まずはノーヒント。先生も一緒に考えてみてください"
他にも、華園先生からX線読影のポイントをたくさん学べる今回のプログラム。その一部をご紹介すると…


1. 症例に学ぶX線読影(前編)
- 【症例1】猫の心拡大
本教材の目的は、臨床に役立つ実践的な「X線読影の思考」を養うことです。日常的によく遭遇する10症例をみながら、所見の解釈の仕方を学んでいきます。まず1症例目は、猫の胸部X線所見です。
- 知っておきたい猫の心臓の正常像
ひと目でパッと異常を見抜くには、正常像を熟知している必要があります。では、猫の心臓の正常像には、どのような特徴があるのでしょうか? 心臓の形態や左房の位置など、いくつか知っておきたいポイントがあります。
- Clock Diagramによる心臓の評価
X線所見で心臓が大きかったとしても、それだけで心疾患の診断はできません。次は、形態評価をおこなう必要があります。その方法のひとつ、Clock Diagramと呼ばれる時計軸で心臓を評価する方法をご紹介します。
- どうやって、左房拡大を判断するのか?
華園先生がよく受ける質問のひとつに、「左房の拡大がわかりにくいのですが、どうすればいいのか?」があります。確かに判断が難しいケースも多いのですが、脳内でこのイメージができると判断しやすくなります。
- 猫の左房拡大(HCM)所見のポイント
3症例ぶんの猫の左房拡大(HCM)所見をご覧いただきます。左房拡大の小さいもの、中くらいのもの、大きいものを比較しました。中くらいのものであれば、一見するだけで左房拡大に気づけると思います。
- なぜ、犬の左房拡大は見逃されやすいのか?
先生に一枚のX線画像をお見せいたします。犬の左房所見ですが、大きいのか小さいのか、または普通なのか一緒に考えてみてください。犬の左房拡大が見逃されやすい理由がわかるはずです。
- 左房拡大の症例で疑うべき疾患とは?
左房拡大は、犬猫ともにポピュラーな所見です。犬では僧帽弁閉鎖不全症が、猫では肥大型心筋症(HCM)が遭遇する機会の多い疾患になりますが、他にも左房拡大で疑うべき疾患がいくつかあります。
- 【症例2】右中葉の肺胞パターン
2症例目は、X線所見から異常を発見するのは、それほど難しくないかもしれません。しかし、「どう解釈すればいいのか?」は悩んでしまうのではないでしょうか? まずは、肺の評価と解釈のポイントからご説明します。
- 知っておきたい肺パターン分類
肺パターン分類は、①気管支パターン、②構造性間質パターン、③非構造性間質パターン、④肺胞パターンの4種類に大別できます。それぞれの特徴を理解しやすいよう、模式図とX線所見を用いてわかりやすく解説します。
- 4種類の肺胞パターンと、その違い
肺胞パターンには、①エアーブロンコグラム、②肺胞サイン、③エアーアルベオログラム、④小泡性ガスパターンの4種類があります。パターン毎にどのような違いがあるのか、詳しくご説明します。
- 右葉中の透過性低下がみられる疾患とは?
右中葉のX線透過性低下(または肺胞パターン)は、比較的ポピュラーな所見です。誤嚥性肺炎、細菌性肺炎、沈下性無気肺などが代表的な疾患になりますが、右中葉の透過性低下で疑うべき疾患は他にもあります。
- 誤嚥性肺炎と鑑別すべき疾患
右中葉の肺胞パターンは、誤嚥性肺炎の症例によくみられますが、鑑別に注意しなくてはいけない疾患もあります。それは、肺葉捻転と喘息(猫)です。どうやって鑑別すればいいのか、わかりやすく解説します。
- 【症例3】猫の気管支パターン
3症例目のX線画像を見ると、「何だか肺が汚いな」と思われるかもしれません。まずは、「猫はどこから気管支パターンなのか?」という見極めのポイントから、詳しく学んでいきます。
- 気管支パターンの鑑別診断とは?
気管支パターンの鑑別診断は、気管支炎、気管支肺炎、喘息などが挙げられます。基本的に気管支の疾患に多くみられますが、必ずしも気管支の疾患だけとは限りませんので注意が必要です。
- 鑑別すべき猫の気管支パターンとは?
猫の気管支パターンにおいては、犬よりも細かい鑑別診断が必要なケースもあります。ここには、心原性肺水腫、犬糸状虫症、間質性肺疾患、気管支肺包癌などの疾患が含まれてきます。
- 【症例4】縦隔拡大
4症例目は、前胸部正中(縦隔)に占拠性の病変があるX線所見です。先生は、この所見をどのように解釈するでしょうか? 本症例では、まずX線における縦隔分類から詳しく学んでいきます。
- 前縦隔拡大の評価ポイント
前縦隔拡大の評価には、きちんと指標があります。たとえば、脊椎の幅との比較は指標のひとつです。ただし、犬と猫では評価のポイントが変わりますので、それぞれのポイントを知っておくことが重要です。
- 縦隔拡大を示唆する所見とは?
縦隔拡大を示唆する所見には、リバースフィッシャーライン(Reverse Fissure Line)と呼ばれるものがあります。どのような所見なのか、X線画像と模式図を用いてわかりやすくご説明します。
- 縦隔病変の鑑別のポイント
縦隔病変がみられた場合は、次に「どの領域にあるのか?」の評価が重要です。領域は、大きく5つの区画に分類できますが、それぞれの区画で疑われる疾患が大きく変わってきます。
2. 症例に学ぶX線読影(後編)
- 【症例5】犬の胸水貯留
5症例目のX線画像は、明らかに胸部の透過性低下がみられるため、ひと目で何か異常が起きているのがわかると思います。しかし、胸部の透過性低下はさまざまな解釈ができます。いったい、どう考えればいいのでしょうか?
- 胸腔内の透過性低下の解釈
胸腔内の透過性低下は、肺野の病変、胸膜腔の拡大、縦隔の拡大、胸腔外の問題などにより変わります。では、それぞれのケースでどのような疾患が考えられるのでしょうか? わかりやすくご説明します。
- なぜ、腹水貯留が生じるのか?
腹水貯留の原因はさまざまです。たとえば、漏出液、変性性漏出液などは、腹水貯留が生じる代表的な原因です。大きく「5つの原因」がありますので、疑われる疾患と合わせて詳しく解説します。
- なぜ、気管支の走行が重要なのか?
腹水貯留時には、可能な限り気管支の走行をチェックすることが重要であると、華園先生はおっしゃいます。いったい、なぜ気管支の走行をチェックすべきなのか、先生はわかりますか?
- 肺葉捻転の特徴的なX線所見とは?
肺葉捻転には、知っていると診断に役立つ特徴的なX線所見があります。たとえば、腹水貯留はそのひとつです。他にも、「これは絶対に知っておいてほしい」という特徴的なX線所見が4つあります。
- 【症例6】肝臓腫大
6症例目からは、腹部のX線画像を中心に読影テクニックを学んでいきます。まずは、肝臓腫大のX線画像をみながら、評価のポイントを解説します。胃軸を基準に評価すると、とても簡単です。
- 肝臓腫瘤の見逃しを防ぐ方法
実は、見逃されるケースが多いのが肝臓腫瘤です。その理由のひとつとして、肝臓腫瘤の典型像(外側左葉)しか知らないことが挙げられます。では、どうすれば肝臓腫瘤の見逃しを防げるのでしょうか?
- 【症例7】腹腔内腫瘤
7症例目のX線画像は、すぐに中腹部正中腹側に腫瘤があるのがわかります。しかし、あきらかな異常はあっても、由来には悩んでしまうのではないでしょうか。本症例は、由来臓器の絞り込み方から詳しく学んでいきます。
- 【症例8】腹腔内の石灰化病変
8症例目のX線画像は、じっくりと見ると右前腹部背側に微小なX線不透過性物質が散見されます。これは、いったい何なのでしょうか? 本症例は、X線不透過性物質がよく見られる領域から解説します。
- X線不透過性物質の領域ごとの鑑別
X線不透過性物質は、どの領域にあるのかで疑われる疾患が異なります。たとえば、食道であれば異物や肉芽腫、肝臓であれば胆石が疑われます。ここでは、領域ごとの鑑別のポイントをご説明します。
- 【症例9】腹腔内コントラストの低下
9症例目も、まずは犬の腹部のX線画像をご覧いただきます。一見すると異常がわかりにくいですが、拡大すると腹腔内コントラストが低下しているのがわかります。では、このX線所見は、どう解釈すればいいのでしょうか?
- なぜ、腹腔内コントラストが低下するのか?
腹腔内コントラストの低下は、腹腔内臓器の漿膜面の不明瞭化によって引き起こされています。でも、何が原因で漿膜面の不明瞭化が生じるのでしょうか? これには、大きく「4つの原因」が考えられます。
- 【症例10】後腹膜腔内のX線透過性低下
最後の10症例目は、異常に気づくのが少し難しいかもしれません。しかし、正常像と比較すると、あきらかな異常が浮かび上がってきます。本症例は、後腹膜腔とはどんな領域なのかという基本から解説します。
- 後腹膜腔のX線透過性低下の原因とは?
後腹膜腔のX線透過性が低下する原因はいくつかあります。たとえば、後腹膜腔内臓器の拡大はそのひとつです。他にも、後腹膜腔内の液体貯留など、知っておきたいX線透過性低下の原因が全部で5つあります。


収録された華園先生の講義がまとめられた「セミナーレジュメ」をお渡しいたします。映像をじっくり視聴するお時間がなければ、まず、このレジュメから先に目をとおしてください。そして、気になる個所の映像から視聴していただければ、効率のよい学習が可能です。もちろん、復習用のテキストとしてもご活用いただけます。


「胸部・腹部のレントゲン読影のコツ」

本教材を視聴した印象としては、臨床現場でのレントゲン読影を意識した教材でした。ノーヒントで症例画像が提示され、まずは主観なしで読影する機会が視聴者に用意され、そこから異常所見が示され、その判定の仕方や解釈方法、そして診断結果について紹介される流れになっています。そこから思考プロセスを解説しているのは、考えることができ、必要に応じては動画を一時停止して画面と向き合い時間をかけて考えてもらうと、より学びが深くなると感じました。
取り上げられた10個のテーマは胸部と腹部の2つに分けられていますが、どちらも押さえておきたい基本的な読影ポイントがテーマとして選ばれていると思います。特にレントゲン読影が重要である、胸部に関しては時間を割いて解説されており、一例で言えば、心陰影のわずかな変化を見落とさないコツが取り上げられています。
腹部においても、肝臓病変の位置によるレントゲンの変化など細かいバリエーションにも丁寧に解説されています。
初学者が胸部・腹部のレントゲン読影を学ぶために、要点が押さえられているため限られた時間で要領よく学びたい場合には本動画が最適な教材であります。またベテランの獣医師であっても、提示されているテーマを知っていて読影できているつもりでも、華園先生のちょっとした見るポイントを学ぶことで日常見慣れているレントゲン画像をより深く読むことができ、さらなる読影力がつくと思われます。
ぜひ、画像診断の基本であるレントゲン読影の見直しのために本教材を役立ててもらいたいと考え、ここに推薦させていただきます。
新潟動物画像診断センター
坂大 智洋 先生


- 疾患の見落とし、誤診を大きく減らせる
今回の動画セミナーでは、日々の臨床で遭遇する機会の多い「X線所見10症例」を見ながら、読影のポイントをわかりやすく学べます。読影スキルの向上は、疾患の見落とし、誤診を大きく減らすことに直結します。
- もっとX線画像の読影に自信を持てる
もし今、X線画像の解釈に悩むことが多かったとしても、心配はいりません。華園先生に学べば、先生も画像診断専門医と同じ思考ができるようになるからです。動画セミナー視聴後は、きっとX線画像の読影に自信がついているでしょう。
- 楽しみながら読影力をアップできる
本教材は、遭遇する機会の多い10症例を「クイズ形式」で学べます。まずは、X線画像をみてから一緒に病気を考えていきますので、楽しみながら読影力をアップできます。教科書で知識を覚えるような退屈さはありません。
- 早期病変もピックアップできる
残念ながら、X線検査だけですべての病気を確定診断できるわけではありません。しかし、X線の読影スキルが向上すれば、わずかな病気の徴候や早期の病変にも気づけるようになります。これは、もっと多くの動物の生命を救うことに繋がります。
- 短時間で診断にたどり着けるようになる
今回の動画セミナーでは、読影テクニックはもちろん、発見した病変から考えられる「鑑別診断の手順」も詳しく学べます。動画セミナー視聴後は、X線検査をもっと診断に活かせるだけでなく、短時間で診断にたどり着ける思考も身につきます。
- 紹介が必要な症例を正しく判断できる
当然ながら、X線検査でわかる情報には限界があります。症例によっては、CT・MRIが必要になるケースもあるでしょう。華園先生に学べば、X線検査の限界もわかりますので、精密検査が必要な症例を素早く判断し、専門の病院に紹介できます。
- もっと飼い主さんに信頼される検査ができる
読影力が向上すれば、一枚のX線画像からより多くの情報を得られるようになります。そうなれば、飼い主さんへのインフォームもいま以上に丁寧にできるはずです。先生への信頼も、一層厚いものになるでしょう。
視聴方法を選べます
教材内訳
- DVD2枚組(計150分)
- レジュメデータ(149ページ/PDF)
価格
販売価格 45,980円
(税込50,578円)
教材内訳
- 2セクション(計150分)
- レジュメデータ(149ページ/PDF)
価格
販売価格45,980円
(税込50,578)円
特記事項
- いつでもどこでも視聴可能
- PC、タブレット、スマホ対応
- 視聴期間制限なし
- ネット接続必須
- 購入後、専用閲覧ページをご案内

※安心の暗号化通信を採用しています。
この商品のお申込みフォームは、世界でもトップレベルである、グローバルサイン社のセキュリティシステムを利用しており、個人情報保護、セキュリティ強化のため、SSL暗号化通信を採用しています。お申込みの際に個人情報の漏洩は一切ありません。


「もしかしたら、もう知っている内容ばかりかもしれない」「内容を理解できるか不安だ」「期待にそえる、教材なのか?」など、思われた場合もご安心ください。なぜなら、プログラムの内容に、ご納得できなければ返金させていただくからです。
60日間、じっくりと、ご覧いただき、先生の選択が正しかったかどうかをご判断ください。送料も、返金振込料も、弊社が負担させていただきます。
返金保証が付いている、獣医師向け教材なんて、ほとんどありません。これは、今回リリースする最新プログラムへの自信そのものです。


X線検査は、エコー検査と並んで日々の臨床に欠かせない検査です。しかし白黒画像であり、エコーよりも臓器と臓器の境界が捉えにくいため、苦手意識をお持ちのドクターも少なくありません。
ですが、一枚の画像で広い範囲を描出でき、エコーでは死角になってしまう領域も撮影できるメリットは絶大です。どこの病院にもある有効な検査機器だからこそ読影スキルを磨き、もっとX線検査を活用できるようになりませんか?
そのために必要な知識・技術は、今回の動画セミナーですべて華園先生が教えてくれました。読影のポイントさえ知ってしまえば、明日のX線検査から病変検出率がアップすることは間違いありません。
この価格(リリースキャンペーン価格)での販売は、2月16日まで。2月17日以降は、定価の50,578円(税込)に戻ります。 初回在庫(100セット)がなくなる前にお申し込みください。


今回の教材も、60日間返金保証がついています。
つまり、先生は、ご自身の選択が正しかったか、60日間かけて、じっくりと判断できます。今回の教材を手に入れる上で、先生に一切のリスクはありません。
ただし、初回在庫には限りがあるのでご注意ください。この価格(リリースキャンペーン価格)での販売は、2月16日までとなります。2月17日以降は、定価の50,578円(税込)に戻ります。
ご興味を持たれましたら、初回在庫(100セット)がなくなる前に今すぐお申込みください。
視聴方法を選べます
教材内訳
- DVD2枚組(計150分)
- レジュメデータ(149ページ/PDF)
価格
販売価格 45,980円
(税込50,578円)
教材内訳
- 2セクション(計150分)
- レジュメデータ(149ページ/PDF)
価格
販売価格45,980円
(税込50,578)円
特記事項
- いつでもどこでも視聴可能
- PC、タブレット、スマホ対応
- 視聴期間制限なし
- ネット接続必須
- 購入後、専用閲覧ページをご案内

※安心の暗号化通信を採用しています。
この商品のお申込みフォームは、世界でもトップレベルである、グローバルサイン社のセキュリティシステムを利用しており、個人情報保護、セキュリティ強化のため、SSL暗号化通信を採用しています。お申込みの際に個人情報の漏洩は一切ありません。