先生は、この腹部エコー画像で、どのような異常所見があると思いますか?
先生は、この腹部エコー画像で、どのような異常所見があると思いますか?

アメリカンショートヘア、2歳、幼少期から繰り返す血尿

少しの間、考えて、エコー所見を挙げてみてください。
(ヒント:形態学的)

・・・・・・・

■この症例のエコー所見

・膀胱壁の肥厚は目立たない
・膀胱内はクリアである(デブリは見当たらない)
・膀胱頭側かつ腹側が「鋭」である(丸みがない)

それでは、次に、
診断名を挙げてみてください

・・・・・・・

答えは、「追加の検査が必要だと思われる」です。

実はこのエコー画像、少しひっかけ問題になっていました。エコー所見だけでは、診断名が付きにくい症例です。おこなった追加検査は以下の通りです。

■追加検査

・排尿時(尿の抜去時)の膀胱エコー
・膀胱造影検査
・血圧測定
・細菌培養検査

尿の抜去前後の膀胱エコー画像

尿の抜去前後の膀胱エコー画像

■尿の抜去後エコー所見

・鋭く尖った形状の膀胱頭頂部
・膀胱頭側腹側における膀胱腔の凸状外窩
・尿膜管開存であれば膀胱頭側腹側から臍部へと連絡する管腔構造
・感染があれば膀胱炎所見

検査結果から、尿膜管遺残と診断されました。

「わからなかった」という場合もご心配なく。なぜなら、このエコー所見は大した異常がないように見えるからです。そのため見落としてしまい、膀胱炎だと考え、ずっと抗生物質を投与し続けるケースが多いと、腹部エコーの第一人者である福島隆治先生がおっしゃっていました。

先生は、腹部エコーの画像診断スキルを身につけて、正確な診断、適切な治療をして、動物を元気にする確率を上げたくないですか。答えは「YES」なら、この続きを読み進めてください。そして、いくつかの課題について考えていただきたいのですが…

Q1:異常所見はどこでしょう?
(可能なら診断名、治療法も考えてみてください。)

Q1:異常所見はどこでしょう?

Q2:異常所見はどこでしょう?
(可能なら診断名、治療法も考えてみてください。)

Q2:異常所見はどこでしょう?

Q3:異常所見はどこでしょう?
(可能なら診断名、治療法も考えてみてください。)

Q3:異常所見はどこでしょう?

いかがでしょうか?

これらのエコー所見から異常は見つかりましたか?

そして、診断名を挙げることはできましたか?治療方法を挙げることはできましたか?

わからなかったとして大丈夫です

また、不明な点があったとしても大丈夫です。先生もご存じのとおり、大学の授業だけでは日常臨床に対応できるエコーの画像診断技術は身に付きませんよね。

また、卒後に腹部エコーの技術が学べる機会が多いかというと、そうでもありません。実際、多くの臨床獣医師が、エコー検査に苦手意識を持っています。

また、以前、福島先生と話をしているとき、「腹部エコーをしっかりできている獣医師の割合は?」と聞いたことがあります。福島先生の答えはこうでした。

福島隆治先生

7割ぐらいの獣医師は、腹部エコーを正しく当てることができると思います。しかし、5割の獣医師は正確に腹部エコーの画像診断ができていないと思う。

今回、この問題を解決するために、腹部エコーの画像診断スキルを高めるための、新たな学習方法を考案しました。それは、「ワーク形式の腹部エコー画像診断ウェビナー」です。

6症例のエコー画像を使った
ワーク形式の腹部エコー
ウェビナー映像

腹部エコーの画像診断方法について、講義を4時間、5時間と聞き続ける学習も悪くありません。ですが、知識を短時間でインプットするには、ワーク形式は、非常に有効な学習方法です。一般的なビジネスシーンでは、このワーク形式のセミナーが、数年前から人気です。

ワーク形式のセミナーを具体的に説明すると、セミナーで出題される課題について、まずは、視聴者である先生自ら考え答えをだす。そのあと、講師から正しい答えと解説を聞き、理解を深める。というものです。

具体的には、セミナーで出題される課題について、まずは、自ら考え答えをだす。その後、講師から正しい答えと、解き方を教えてもらい理解を深める。

もし、課題に正解していたのであれば、その症例について、先生の理解は、より盤石になるでしょう。もし、答えがわからなかった、もしくは、答えを間違えたとして、「失敗」という経験が画像診断の理解を深めることになるので、その後の臨床において慎重に画像診断できるようになり、正確な診断を下せるようになることでしょう。

①例題 ⇒ ②答えを考える ⇒ ③正解を知る ⇒ ④福島先生の解説を聞く

この一連の流れを繰り返すことで、エコーの画像診断スキルが短時間で身についていくことでしょう。

6症例のエコー画像を見ながら、異常所見を見つける、診断と治療を挙げるというこのワークに取り組むことで、短時間で正確な腹部エコーの画像診断スキルが身につくウェビナー映像です。

講師は、EDUWARD PRESSから出版されている腹部エコー検査パーフェクトガイドの著者、またCLINIC NOTEにおいても腹部エコーの記事の監修を務めている、腹部エコーの第一人者である福島隆治先生です。

講師紹介

福島隆治先生
福島隆治先生
福島隆治先生
プロフィール
1998年、日本獣医畜産大学獣医学科卒業後、都内の動物病院で修養を積む。その後、日本獣医生命科学大学 大学院博士課程を修了し、東京農工大学 共生科学技術研究院 動物生命科学部門 獣医外科学研究室 助教、講師、准教授を経て、2017年より、同大学農学部 附属動物医療センター 教授を務める。動物医療センターでは、外科、循環器科を担当するとともに、小動物における不整脈診断法と治療法の研究をおこなう。現在、附属動物医療センター 小金井動物救急医療センター勤務している。
【経歴】
2007/10/01
東京農工大学 共生科学技術研究院
動物生命科学部門 獣医外科学研究室・助教

2010/07/01
東京農工大学 共生科学技術研究院
動物生命科学部門 獣医外科学研究室・講師

2013/05/01
東京農工大学 共生科学技術研究院
動物生命科学部門 獣医外科学研究室・准教授

2017/12/14
東京農工大学 農学部附属動物医療センター 教授

2022/08/01~現在
東京農工大学 農学部附属動物病院機構 小金井動物緊急医療センター 勤務
【表彰歴】
日本循環器学会 最優秀発表賞
動物臨床医学会 AWARD
獣医内科学アカデミー AWARD
日本獣医学会 優秀論文賞 など
著書

  • すみからすみまでくまなく解説!腹部エコー検査パーフェクトガイド(エデュワードプレス)
  • 実践 腹部エコー検査 第28回 消化管の疾患③ 膵臓(嚢胞,膿瘍,腫瘍)(インターズー)
  • 実践 腹部エコー検査 第26回 消化管の疾患② 膵臓(膵炎)(インターズー)
  • 実践 腹部エコー検査 各論 第26回 消化管の疾患① 胃の疾患(インターズー)

6症例の腹部エコーの
画像診断ワーク

約10症例の腹部エコーの画像診断ワーク 約10症例の腹部エコーの画像診断ワーク

異常所見、診断名、治療方法を教えていただいた後には、福島先生の経験から各症例のどこを注意してみるべきなのか、そのポイントも解説いただきます。

先生が、このワーク形式のウェビナー映像をご視聴いただければ…

こんな先生にオススメの
ウェビナー映像です

料金についてですが…

ちなみに、今回のウェビナー映像は、ワーク形式なので、短時間でエコー画像診断スキルが身につくことでしょう。

描出したエコー画像の異常所見をすばやくピックアップできるようになり、正確な診断ができるようになります。そうすれば、今まで以上に動物を元気にしてあげることができます。そして、今まで以上に飼い主さんから信頼されることでしょう。

このようなことにどれくらいの価値がありますか?

ちなみに、弊社では、今回のような腹部エコー画像診断のワーク形式の教材を販売しています(講師は違いますが)。 その教材の定価は、平均40,000円です。撮影費用や出張費がかかったこともあり、このような価格設定になっています。逆に、ネット配信であるセミナー映像は制作費がかかりません。手間も少なくて済みます。

ですので、DVD教材よりは、少し安くして20,000円くらいにしようとチームで相談しました。

            

ですが、やはり「たくさんの獣医師にご視聴いただきたい!」ということで、今回のウェビナー映像は価格を9,955円(税込)に決めました!

            

ただし、9/4(水)で締め切ります。

もし、先生が腹部エコーの画像診断技術を学びたいとお考えでしたら、今すぐこのウェビナー映像をご視聴ください。

2時間でスキルアップ!
腹部エコー画像診断WorkShop
ウェビナー映像

締切:2024年9月4日(水)
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