少しの間、考えて、エコー所見を挙げてみてください。
(ヒント:形態学的)
・・・・・・・
■この症例のエコー所見
・膀胱壁の肥厚は目立たない
・膀胱内はクリアである(デブリは見当たらない)
・膀胱頭側かつ腹側が「鋭」である(丸みがない)
それでは、次に、
診断名を挙げてみてください。
・・・・・・・
答えは、「追加の検査が必要だと思われる」です。
実はこのエコー画像、少しひっかけ問題になっていました。エコー所見だけでは、診断名が付きにくい症例です。おこなった追加検査は以下の通りです。
■追加検査
・排尿時(尿の抜去時)の膀胱エコー
・膀胱造影検査
・血圧測定
・細菌培養検査
尿の抜去前後の膀胱エコー画像
■尿の抜去後エコー所見
・鋭く尖った形状の膀胱頭頂部
・膀胱頭側腹側における膀胱腔の凸状外窩
・尿膜管開存であれば膀胱頭側腹側から臍部へと連絡する管腔構造
・感染があれば膀胱炎所見
検査結果から、尿膜管遺残と診断されました。
「わからなかった」という場合もご心配なく。なぜなら、このエコー所見は大した異常がないように見えるからです。そのため見落としてしまい、膀胱炎だと考え、ずっと抗生物質を投与し続けるケースが多いと、腹部エコーの第一人者である福島隆治先生がおっしゃっていました。
先生は、腹部エコーの画像診断スキルを身につけて、正確な診断、適切な治療をして、動物を元気にする確率を上げたくないですか。答えは「YES」なら、この続きを読み進めてください。そして、いくつかの課題について考えていただきたいのですが…
いかがでしょうか?
これらのエコー所見から異常は見つかりましたか?
そして、診断名を挙げることはできましたか?治療方法を挙げることはできましたか?
また、不明な点があったとしても大丈夫です。先生もご存じのとおり、大学の授業だけでは日常臨床に対応できるエコーの画像診断技術は身に付きませんよね。
また、卒後に腹部エコーの技術が学べる機会が多いかというと、そうでもありません。実際、多くの臨床獣医師が、エコー検査に苦手意識を持っています。
また、以前、福島先生と話をしているとき、「腹部エコーをしっかりできている獣医師の割合は?」と聞いたことがあります。福島先生の答えはこうでした。
7割ぐらいの獣医師は、腹部エコーを正しく当てることができると思います。しかし、5割の獣医師は正確に腹部エコーの画像診断ができていないと思う。
今回、この問題を解決するために、腹部エコーの画像診断スキルを高めるための、新たな学習方法を考案しました。それは、「ワーク形式の腹部エコー画像診断ウェビナー」です。
腹部エコーの画像診断方法について、講義を4時間、5時間と聞き続ける学習も悪くありません。ですが、知識を短時間でインプットするには、ワーク形式は、非常に有効な学習方法です。一般的なビジネスシーンでは、このワーク形式のセミナーが、数年前から人気です。
ワーク形式のセミナーを具体的に説明すると、セミナーで出題される課題について、まずは、視聴者である先生自ら考え答えをだす。そのあと、講師から正しい答えと解説を聞き、理解を深める。というものです。
具体的には、セミナーで出題される課題について、まずは、自ら考え答えをだす。その後、講師から正しい答えと、解き方を教えてもらい理解を深める。
もし、課題に正解していたのであれば、その症例について、先生の理解は、より盤石になるでしょう。もし、答えがわからなかった、もしくは、答えを間違えたとして、「失敗」という経験が画像診断の理解を深めることになるので、その後の臨床において慎重に画像診断できるようになり、正確な診断を下せるようになることでしょう。
①例題 ⇒ ②答えを考える ⇒ ③正解を知る ⇒ ④福島先生の解説を聞く
この一連の流れを繰り返すことで、エコーの画像診断スキルが短時間で身についていくことでしょう。
6症例のエコー画像を見ながら、異常所見を見つける、診断と治療を挙げるというこのワークに取り組むことで、短時間で正確な腹部エコーの画像診断スキルが身につくウェビナー映像です。
講師は、EDUWARD PRESSから出版されている腹部エコー検査パーフェクトガイドの著者、またCLINIC NOTEにおいても腹部エコーの記事の監修を務めている、腹部エコーの第一人者である福島隆治先生です。
異常所見、診断名、治療方法を教えていただいた後には、福島先生の経験から各症例のどこを注意してみるべきなのか、そのポイントも解説いただきます。
先生が、このワーク形式のウェビナー映像をご視聴いただければ…
ちなみに、今回のウェビナー映像は、ワーク形式なので、短時間でエコー画像診断スキルが身につくことでしょう。
描出したエコー画像の異常所見をすばやくピックアップできるようになり、正確な診断ができるようになります。そうすれば、今まで以上に動物を元気にしてあげることができます。そして、今まで以上に飼い主さんから信頼されることでしょう。
このようなことにどれくらいの価値がありますか?
ちなみに、弊社では、今回のような腹部エコー画像診断のワーク形式の教材を販売しています(講師は違いますが)。 その教材の定価は、平均40,000円です。撮影費用や出張費がかかったこともあり、このような価格設定になっています。逆に、ネット配信であるセミナー映像は制作費がかかりません。手間も少なくて済みます。
ですので、DVD教材よりは、少し安くして20,000円くらいにしようとチームで相談しました。
ですが、やはり「たくさんの獣医師にご視聴いただきたい!」ということで、今回のウェビナー映像は価格を9,955円(税込)に決めました!
ただし、
もし、先生が腹部エコーの画像診断技術を学びたいとお考えでしたら、今すぐこのウェビナー映像をご視聴ください。