ならば、動物看護士や勤務医に、下記の質問をしてみてください。手術が終わったあとの器具洗浄についての質問です。
Q 「器具に付着した血液をアルコールで拭き取っているか?」
Q 「器具の洗浄を翌日にまわしたことはあるか?」
Q 「濡れたままの器具を高圧蒸気滅菌しているか?」
もし、どれか1つでも「はい」と答えたことがあるならば、先生の病院で働くスタッフは、外科器具の洗浄・消毒・滅菌について正しい知識があるとは言えません。つまり、今後、どれだけ先生が完璧にオペをしたとしても、感染のリスクがあるということです。
と思いましたか? 実際、動物看護士だけではなく、経験の長い獣医師でさえ、「滅菌するから洗浄は適当で良い」という先生もいらっしゃいます。しかし、麻布大学外科学第一研究室の青木先生は、洗浄の重要性について、このように述べました。
その理由はいくつかありますが、まず、正しく洗浄を行うと「100万個ある細菌を100個以下に落とす」ことが可能です。つまり、最初に洗浄をすると、器具表面にある細菌数を大幅に落とす効果が得られるのです。その後に滅菌することで、学術的に滅菌の定義とされているレベルまで細菌数を減少させることができるため、洗浄は無視できません。
また、器具に付着する有機物(タンパク質、脂質、血液、体液、微細組織片、骨片など)が存在していると、消毒・滅菌が不十分となる可能性が高いのも、洗浄が重要な理由のひとつ。
特に、器具に付着したタンパク質は無視できません。タンパク質は熱によって凝固します。つまり、洗浄でタンパク質をよく落とさず、EOG滅菌や高圧蒸気滅菌をすると、器具にタンパク質が蓄積し続けてしまうのです。
想像してみてください。タンパク質がこびりついた器具を、次回のオペに使用した場合を…。そのタンパク質は、動物の体内に入り込んでしまうわけです。これが、いかにリスクの高い行いなのか? 獣医師ならば想像にたやすいでしょう。さらに…
と、青木先生はおっしゃいます。家庭用洗剤で器具を洗浄する動物病院も多いでしょう。家庭用洗剤の利用が100%悪いとは言いません。しかし、スタッフ全員が、正しい擦り洗い方法を理解し、実践できない場合は注意が必要です。
もし、スタッフが擦り洗いを正しくできていなければ、家庭用洗剤の場合、器具にタンパク質が残ってしまうのです。以下の画像は、酵素系浸漬洗浄剤と、家庭用洗剤で器具を除去したときの比較ですが、家庭用洗剤の場合、いかに、タンパク質が除去できないか一目瞭然でしょう。
さらに青木先生はおっしゃいます。
オペ前、どの動物病院でも、手洗いを徹底していると思います。しかし、ほとんどの動物看護士が、学生時代に正しい手洗い方法を習得しないまま、動物病院で勤めはじめます。
若手勤務医においても、手洗い方法に詳しい人材は多くいません。つまり、手術前の手洗いについて、ほとんどのスタッフがアバウトな知識で取り組んでいるということですが、これは非常に危険です。
動物と触れ合うことが多いのは、獣医師ではなく動物看護士。動物看護士の手洗いが甘いと、どれだけ、先生のオペが優れていたとしても、感染リスクは否めません。オペは完璧にできたのに縫合が?開したり、インプラントが感染したり、最悪の場合、感染から死亡例につながることもあります。
また、診療や動物の世話の合間における手洗いがおろそかである場合、スタッフの皆さん自身がMRSAを保菌してしまう可能性もあるのです。
2006年の酪農学園大学の調査において、12%(14/120人)のスタッフにMRSAが確認されたことを報告しています。しかし、手洗い法を含めた正しい予防策を講じることで、2008年に9%、2009年には2%と減少したそうです。
酪農学園大学と同様に、地域の動物病院もMRSAが確認されるスタッフがいるかもしれません。ですが、手術時のみならず、普段からも正しい手洗い方法を浸透させることで、手術部位感染のリスクはもちろん、MRSAの保菌リスクも大幅に減少できるのです。
今回、その答えが学べるセミナーDVDを制作しました。講師は、麻布大学外科学第一研究室 講師の「青木卓磨」先生。青木先生は、人医療の分野からも、無菌操作や器具の滅菌などを研究してきた実績を持ちます。
先生であれば、すでに手洗いや器具の洗浄、滅菌の重要性はご存じでしょう。ですが、先生の病院で働く動物看護士や若手勤務医はどうでしょうか? 先生に言われたことを毎回100%正しく実践できているでしょうか?
忙しさを理由に、手洗いや洗浄、消毒、滅菌が雑になっているケースがあるかもしれません。今回のセミナーDVDは、スタッフへ正しい手洗い法、器具の洗浄・消毒・滅菌法をお伝えすることはもちろんですが、なぜ、それが重要なのかもよく理解できる内容です。
つまり、このセミナーDVDを動物看護士や若手勤務医へ視聴させれば、彼らに、正しい技術を習得させるだけではなく、「学んだ技術をしっかりと順守しなければならない!」という気持ちにさせることも可能です。
先生もご存じのとおり、動物と一番触れ合うことが多いのは動物看護士です。本来であれば、彼らは、手洗いについて誰よりも詳しく、真剣でなければなりません。しかし、彼らの多くは、手洗いの重要性や正しい方法をほとんど知らずに、現場で働きはじめます。
もちろん、器具の洗浄・消毒・滅菌についても同じ。ぜひ、今回のセミナーDVDをスタッフへ共有し、より安全な獣医療を目指していただければ幸いです。DVD収録内容の一部をご紹介すると…
DVDに収録された青木先生の講義がまとめられた、セミナーレジュメをお渡しいたします。DVDをじっくり視聴するお時間がなければ、まず、この冊子から先に目をとおしてください。そして、気になる箇所の映像から視聴していただければ、効率のよい学習が可能です。もちろん、復習用のテキストとしてもご活用いただけますし、スタッフ研修用のテキストとしてもご活用いただけます。
スタッフの入れ替わりが多い動物病院の場合、スタッフ教育に時間がとられます。だからこそ、OJTを実施する病院も多いのですが、手洗いや洗浄、消毒、滅菌は、感染リスクに直結するため、しっかりとした研修の場を設け、スタッフを徹底教育したほうが良いでしょう。
つまり、先生の病院には「無菌操作におけるマニュアル」が求められるわけです。今回のセミナーDVDがあれば、そういった資料を作る必要はありません。
新しいスタッフが入るたびに、このセミナーDVDを視聴させれば、先生は、手洗いや洗浄、消毒、滅菌について正しい知識と技術、そして、それを実施すべき重要性をスタッフへ教育できます。
「もしかしたら、もう知っている内容ばかりかもしれない…」「内容を理解できるか不安だ…」「期待にそえる教材なのか?」など、思われた場合もご安心ください。
なぜなら、DVD教材の内容に、ご納得できなければ返金させていただくからです。60日間、じっくりと、DVDをご覧いただき、先生の選択が正しかったかどうかをご判断ください。
送料も、返金振込料も、弊社が負担させていただきます。返金保証が付いている、獣医師向け教材なんて、ほとんどありません。これは、今回リリースするDVD教材への自信そのものです。
実は、多くの院長が、スタッフの手洗いや洗浄、消毒、滅菌の仕事内容に不安を抱えていらっしゃいます。ですが、その正しい技術をオールインワンで学べる教材は、めったに見かけません。この点を考えても、今回の教材は、多くの先生から注目されるでしょう。
この案内は、合計2,161名の、勉強熱心な獣医師のみなさまへお送りしております。少しでもご興味がございましたら、在庫がなくなる前に、今すぐお申込みください(100セット)。DVDリリースキャンペーン価格での販売は、7月17日まで。7月18日以降は、定価の34,980円 に戻りますので、この機会をお見逃しなく。
いつもの安心 DVDでお届け |
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FAX申込みはコチラ(代引のみ) | ※クレジット決済のみ | |
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教材内訳 |
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販売価格 34,980円 (税込38,478円) |
価格 | 販売価格 34,980円 (税込38,478円) |
あり(購入後60日間) | 返金保証 | 商品特性上なし |
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特記事項 |
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※安心の暗号化通信を採用しています。
この商品のお申込みフォームは、世界でもトップレベルである、グローバルサイン社のセキュリティシステムを利用しており、個人情報保護、セキュリティ強化のため、SSL暗号化通信を採用しています。お申込みの際に個人情報の漏洩は一切ありません。
今回の教材も、60日間返金保証がついています。つまり、先生は、ご自身の買い物が正しかったか、60日間かけて、じっくりと判断できます。
今回のDVD教材を手に入れる上で、先生に一切のリスクはありません。ただし、注意点があります。この価格(DVDリリースキャンペーン価格)での販売は、7月17日まで。7月18日以降は、定価の34,980円に戻ります。
DVDの初回在庫には限りがありますので、お申込みは今すぐ。(100セット)
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