なぜ、最寄駅から徒歩40分、周りには畑と田んぼしかない病院が骨折からエキゾチックまで来院する田舎の診療に対応できたのか?(しかも、獣医師はたったの2名)

2016年12月ごろの話です。私たちは、エキゾチック診療で有名な獣医師から、こんな話を聞かされました。


「若いけど、おもしろい獣医師がいるんですよ」
「石川県の田舎で開業して、4年だったかな?」
「獣医師は奥さんと2人だけ」
「それなのに、骨折からエキゾチックまで、年間1万件以上を診療しているみたいですよ」
「臨床家としては、まだこれからの先生です」
「でも、とにかく、診療のアイデアがおもしろいんですよ」
「会ってみますか?」


彼はベテラン獣医師でもなければ、大学教授でもありません。何かの分野でトップクラスの実績を持つわけでもない、一般的な若手獣医師です。

正直な話、それほど期待をしていなかったのですが、私たちの使命は、獣医師の先生へ有益なコンテンツをお届けすること。何か良いご縁があるかもしれないと思い、彼と会ってみることにしました。

想像を絶する立地

彼が開業するのは、石川県七尾市にある小さな町。私たちは、奈良県から6時間かけて最寄り駅の七尾駅までたどり着きました。そこでまず驚いたのが、病院の立地です。彼の動物病院は、駅から徒歩で40分ほどの立地にあったのです。私たちは迷うことなく、タクシーで病院へ向かうことにしました。

道中、目に飛び込んでくるのは田んぼや農道など、のどかな景色ばかり。お店は当然ですが、民家さえほとんど見当たりません。「こんなところに、動物病院があるのか?」「もしかして、住所を間違えたのかも…」と心配していた矢先、タクシーがゆっくりと停車しました。そして、目の前には「希望の丘どうぶつ病院」という看板と、キレイな緑色の建物が…

院
“まわりには田んぼと農道しかありません”

「こんな立地で、年間10,000件以上の来院があるなんて、どういうことなのか?」私たちは、期待に胸を膨らませ、その病院へ足を踏み入れました。

来院が多い意外な理由

さわやかな笑顔で出迎えてくれた院長の山口先生。

挨拶を終え、私たちは、山口先生へ取材をはじめました。最初の質問は、「来院が多い理由」について。「なぜ、こんな立地で、年間10,000件以上も来院があるのか?」、私たちは、その答えが気になってしかたありません。しかし、山口先生の回答を聞いて納得しました。

そもそも、この七尾市には、動物病院がほとんどないのです。後にグーグルマップで調べたところ、318平方km(七尾市面積)という広大なエリアにある動物病院は、たったの3件。

それなのに、ペットを飼う人が多く、住民の移動手段は車がメインのため、来院は多いとのこと。これは、動物病院の経営において非常にメリットが高いように思えますが…

田舎だからこそ抱える深い悩み

開業後、山口先生は、あることに悩みました。それは、そもそも動物病院が少ないため、あらゆる動物、あらゆる症例が次々と来院すること。

近くに二次診療施設や専門病院はありません。エキゾチックや骨折、皮膚病など、どのような症例が来院しても、自院でなんとかする必要があったのです。しかも、病院で働く獣医師は、山口先生と奥さまの2人だけ。

慢性的な人手不足でしたが、若くして開業したため、お金はありません。新たに獣医師を雇うことは難しく、思い切った設備投資もできません。そんな厳しい状況にありながらも…

飼い主さんの期待を裏切りたくない
動物の健康を守りたい

山口先生は、このような想いひとつで、試行錯誤してきました。どうすれば、もっと短時間で、もっと質の高い診療が可能になるか? どうすれば、もっと接遇を良くできるか?

このような内容を突き詰めてきた結果、山口先生の病院では、少人数でも、幅広い診療に対応するためのアイデアが試行され、実施されてきました。

この取り組みが、動物医療発明研究会会長の清水邦一先生などに注目され、最近獣医師向けのセミナーで講演する機会も増えました。山口先生が開発してきた診療アイデアの数々は今、多くの先生を驚かせています。

推薦文

発明研究会より推薦します
山口先生のアイデア診療は、「希望の丘どうぶつ病院」を2012年に開業してから現在までの間に、「どうしたら、動物のため、スタッフのために、すぐれた診療ができるか?」ということを常に考えた結果から生まれました。すばらしく、また楽しい、動物病院の運営の工夫だと感心しています。地方の小さな病院ということで、骨折からエキゾチックまで、自院で診なければならないという状況を、日々乗り越えてきた山口先生のアイデア診療は、多くの先生方に、「おぉ~これは画期的! お役たちのアイデアだ」と思われるでしょう。私の院でも、実際に取り入れて、早速大助かりしているアイデアもいくつかありました。ぜひ、このDVDをご覧になって、動物のため、スタッフのために、少しでもよりよい診療の参考にしていただけると幸いです。
〈動物医療発明研究会〉
会長 清水動物病院 清水邦一
事務局 清水宏子

山口 潤 先生

山口 潤 先生
2012年11月に、石川県七尾市で「希望の丘どうぶつ病院」を開業。若くして開業したため、お金もなく、経験も少なく、設備も不十分だったが、獣医師の奥さまと2人で協力し、多くの診療アイデアを開発。その結果、開業3年で、骨折からエキゾチックまで年間10,000件以上を診療している。

■所属学会・研究会
エキゾチックペット研究会
動物発明医療研究会
ペット栄養学会
鳥類臨床研究会
■講師実績の一部
・2005年日本ペット栄養学会大会(日本獣医内科学アカデミー総会内)
 「ドライフードの脂肪含量が成ネコの摂食量、
  見かけの消化率および水分出納に及ぼす影響」
・平成22年度中部獣医師会連合大会
 「内視鏡を用いて診断がついた鼻腔内間葉系腫瘍の犬の1例」
・2012年エキゾチックペット研究会症例発表会
 「プレーリードッグの歯根膿瘍症例の1例」
・平成24年度中部地区獣医師大会
 「尿道閉塞を起こしたスローロリスの1例」
・平成25年度中部小動物臨床研究発表会
 「ダルベポエチンによる貧血管理後に赤芽球癆を呈した犬の1例」
・2014年エキゾチックペット研究会症例発表会
 「Acupuncture needleによる骨折整復を行ったハムスターの一例」
 「陰茎内尿道に結石が認められたウサギの一例」
・JVM獣医畜産新報 2014年5月号
 「ダルベポエチンによる赤芽球癆と思われる犬の1例」
・2014年日本ペット栄養学会大会
 「過去2年間における食物アレルギー検査結果に関する考察」
・平成27年度中部地区獣医師大会
 「認知機能障害による睡眠覚醒周期の変化が疑われた犬に、
  段階的な薬物治療を行った1例」
・日本獣医内科学アカデミー2016年大会
 「新規開業をアイデアで乗り切る:ナイナイ状態からの発想」
・2016年エキゾチックペット研究会症例発表会
 「ウサギの体温測定、歯科処置および採血に用いる器具の検討」
・2016年動物医療発明研究会総会
 「ベテランの先生から新規開業の先生まで役立つアイデア」
・JVM獣医畜産新報 2016年 8月号 9月号
 「新規開業からベテランまで、動物病院が使えるアイデアグッズ1,2

明日からすぐに実践できる
診療アイデア50選を公開します

はっきりと申し上げます。今回お伝えする技術は、ベテラン獣医師のノウハウではありません。大学教授や特定分野のスペシャリストがお伝えするノウハウでもありません。

石川県の片田舎で動物病院を開業する、若手獣医師のノウハウです。だからこそ、先生にとって大きなメリットがあります。そのメリットとは、再現性の高さ。

今回お伝えするノウハウは、お金が足りない、モノが足りない、経験が足りなかった若手獣医師が、田舎ならではの診療に実践的に対応してきた診療アイデア集。しかも、その期間は、開業してからたったの3年。

つまり、すでに開業して数年が経ち、資金、経験、設備がそれなりにある先生ならば、すぐに実践できるものばかり。たとえば、山口先生の診療アイデアに「透明ドレープの活用」というものがあります。

小動物のオペでは、目視での呼吸確認ができる透明なドレープが便利ですが、なかなか使い勝手が良いものがありませんでした。しかし、安価な材料と簡単な作業で、この方法ですと透明なシリコン製のドレープを作成できます。

このドレープを作れば、先生も、呼吸を確認しながら、もっと安全に、もっと早く、もっと確実に小動物のオペができます。


“ちょっとした工夫で、小動物のオペがもっとやりやすくなる”

他にも、待合室における動物同士のトラブルや混雑などを防ぐ「呼び出しブザーの活用」や、明細表裏面を使った飼い主さんの教育法など、「これはおもしろい!」とワクワクし、明日から使ってみたくなるものばかり。

今回のセミナーDVDでは、山口先生が導入し、実践してきた合計50個のアイデアをお伝えしますので、興味があるものからご活用ください。収録内容の一部をご紹介すると…

その他、小さな病院、少人数で効率化するアイデアがまだまだ収録されています…

50の診療アイデア

院内見学
※院内の設備、器具などを見ながら、診療アイデアを具体的に解説

セミナーレジュメをプレゼント

冊子

DVDに収録された山口先生の講義がまとめられた、セミナーレジュメをお渡しいたします。DVDをじっくり視聴するお時間がなければ、まず、この冊子から先に目をとおしてください。

そして、気になる個所の映像から視聴していただければ、効率のよい学習が可能です。もちろん、復習用のテキストとしてもご活用いただけます。


負うた子に教えられて浅瀬を渡る
(おうたこに おしえられて あさせをわたる)

これは、江戸初期から伝わることわざのひとつ。このことわざは、「熟練者でも、ときには自分より経験の浅い人や、年下から物事を教わることがある」という意味を持ちます。

子どもを背中におぶって川を渡るとき、その子供から、川の浅瀬の方向を教えてもらったほうが、安全に賢く川を渡れる。といった意味から生まれた言葉のようです。

誤解を招きたくないのですが、山口先生は実力の高い獣医師です。しかし、山口先生はとても謙虚な性格のため、「自分よりも経験があって、腕の良い獣医師はいくらでもいる」との理由で、このセミナーDVDの出演には、乗り気ではありませんでした。

しかし、山口先生と実際に会い、その取り組みを聞いた私たちからすれば、このDVDは、熟練の先生にも見ていただきたい内容です。先生は、これまでにいろんな知識や技術を学び、いろんな経験をしてきたことでしょう。ですが、約束します。そんな先生でも、このDVDで新たに学べることは多いことを…

会員様限定!
DVD“半額”キャンペーンは
8月31日(水)まで!
ただし…注意点があります!

お世話になっております。医療情報研究所です。

かねてより、ご案内しておりますが…

弊社では近い将来、教材をDVDでの提供からVOD(ネット配信)での提供に切り替えることを視野にいれています。

それに伴い、いつもお世話になっている先生に特別な感謝を込めて、DVDを半額にてご提供します。

ただし、条件がございます。

1、超特別価格のため、60日間返金保証は対象外となります。

2、レジュメ冊子は、PDFデータでの提供になる場合がございます。

3、DVD在庫は無くなり次第終了。以後はネット配信版の提供に切り替わります。

また、この価格(DVD半額キャンペーン・8月後半)での販売は、8月31日まで。9月1日以降は、通常価格に戻ります。DVDの在庫には限りがありますので、ご興味を持たれましたら今すぐお申し込みください。

先生の日々の診療に、お役立ていただければ幸いです。今後とも、弊社をご愛顧くださいますよう何卒宜しくお願い致します。

↓↓↓お申し込みは以下のボタンをクリックしてお進みください↓↓↓

山口先生の上から4番目です。他の教材も合わせて、ぜひご覧ください。※教材の選び間違いにご注意ください。

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※特別価格のご案内は8月31日23時59分まで

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