先生は、山縣純次先生をご存じですか?
山口県下関市にある、「山縣獣医科病院」の院長を務める獣医師の先生です。今から67年前、イギリスのエリザベス女王が即位した1952年に獣医師となった山縣先生。
日本小動物獣医師会の創立発起人として参画し、常任理事、理事、事業部長、動物看護師委員会委員長、副会長などのポストを務められました。
先生の獣医療における貢献は大きく、山口県獣医師会長賞、中国地区連合獣医師会長賞、日本獣医師会長賞、下関市功労者表彰などを受賞されています。
今回、その山縣先生から、これからの獣医療でますます重要になる診療科目について教えていただけることになりました。その科目とは…
先生もご存じのとおり、日本はこれから超高齢化社会へ入ると言われています。
しかしこの問題は、人間に限ったお話ではありません。獣医療の発達や飼育の質の向上により、犬猫も人と同じように長寿化する傾向が見られるようになりました。
今、その平均寿命は15~16歳とも言われています。この数字は20年前に比べると、3倍以上も伸びているそうです。
つまり、これから先の時代は、どんどん高齢の小動物が増えるということ。それにともない、獣医師の先生には、高齢の小動物に多い疾患である「歯科口腔疾患」への対応が求められます。
近年は、全国的に歯科に対する認識も高まってきていますので、もしかすると先生も、他の疾患と同じように歯科に力を入れているかもしれません。
山縣先生は早い段階から小動物の歯科医療に取り組み、歯科口腔科臨床、歯科形成外科臨床の分野において60年近く研究を続けている第一人者です。しかし、最初から歯科に興味があったわけではありません。
彼が歯科に興味を持ったのは、「ある衝撃的なできごと」がキッカケでした。
山縣先生が獣医師になって10年ほど経った、1965年のある日のこと。
交通事故にあった1歳のコリー犬が来院しました。運び込まれたコリー犬の状態は、見るに堪えないものでした。2本の前足の完全骨折とともに、顎骨の激しい複雑骨折。顔はグシャグシャに砕けた状態だったのです。
その上、呼吸困難と出血多量で、生命の維持すら危ぶまれる状況です。コリー犬を見た誰もが、「もう助からないだろう」と思いました。
しかし、山縣先生の懸命の応急処置とコリー犬の驚くべき生命力により、何とか一命をとりとめることができたのです。
その生命力に感動した山縣先生の心には、「複雑骨折で潰れてしまった顔面を、どうにかして元通りに整復してあげたい」という熱い思いがこみ上げてきました。でも…
山縣先生は悩みました。コリー犬の下顎は、3分された形で骨折しており、上顎骨は一部挫滅状態にありました。
さらに左側上顎犬歯は脱臼脱落し、わずかに歯肉組織でつながり反転して口腔内に残っている状況です。左側第1前臼歯および第2前臼歯にいたっても、脱臼して脱落寸前で動揺していました。山縣先生は、まず下顎骨の整復し、皮膚と歯肉を縫合しました。
また、脱落した犬歯はリンゲル液で十分に清浄し、抗生物質を散布。その後、脱落歯槽窩に嵌入整復保持し、歯周粘膜を強く引き寄せて縫合し固定しました。第1前臼歯および第2前臼歯も同じ方法で整復縫合固定し、とりあえずの手術は完了です。
あとは、コリー犬の回復を祈るしかありません。山縣先生は施術当時、どのような経過をたどるのか、まったく不明で予測もできなかったと言います。
4~5日が経過したころ、コリー犬に変化があらわれました。犬歯および第1、第2前臼歯は脱落することなく無事に癒着したのです。
また、10日が経過したころには歯肉部の剥離創もほぼ癒着し、1ヵ月が過ぎたことには顎骨骨折も治癒するという回復ぶりを見せました。
山縣先生が何よりも驚いたのは、整復嵌入した歯牙でした。脱臼脱落した歯牙は、整復嵌入したその位置にキレイにとどまり、まったく動揺することもなければ色さえも変わっていなかったのです。
その後、整復嵌入された歯牙は3歯とも3年経っても動揺することなく、咬合に耐えました。
コリー犬の治療により、初めての歯牙再植を経験することになった山縣先生。彼は、この治療に大きな驚きと感動を覚えたと言います。このできごとがキッカケとなり、それからは歯科医療の研究がライフワークになります。
山縣先生は、臨床研究のために80~100頭もの実験犬を飼育し、毎日、毎日歯牙移植をおこないました。その臨床数は、30年で4,000例を超えます。
その地道な研究と実験の積みかさねにより、失敗のない歯牙再植の技術と小動物歯科の膨大な知識を身につけたのです。そして、長い年月を経てたどりついた境地が…
3歳以上の犬の約80%は、歯周病を持っていると言われています。さらに高齢になるにつれて、歯周病の発症リスクはどんどん高くなります。問題はそれだけではありません。犬の歯周病は他の動物よりも進行が早く、いろいろな疾患の原因にもなるのです。
たとえば、歯周病の痛みから起こる食欲不振もそのひとつ。歯周病の進行がひどい場合には、下顎骨が骨折することもあります。他にも、漏れだした歯周病菌が心臓や腎臓などにまで悪影響を与えることもめずらしくありません。
だからこそ、山縣先生は…
これを徹底して欲しいと言います。先生も日々の診療で感じているとおり、小動物の診療において「口腔内疾患」というのはとても大きな比率を占めます。そしてこの先、口腔内疾患の動物の来院数はさらに増えることが予想されています。
だからこそ、皮膚病や下痢など、一見すると歯科とは関係のない他の疾患で来院した場合にも、必ず口の中を開けて歯石、歯垢、粘膜、炎症などの問題を観察し、何か問題があれば飼い主さんに伝えてあげることが大切になるのです。
それが、口腔内疾患の早期発見、治療になるだけでなく、口腔内疾患を原因とするさまざまな病気の発見にもつながるからです。
そして今回、小動物の歯科をもっと専門的に学びたい先生のために…
今回、小動物の歯科における第一人者である山縣先生から、歯科医療の基礎と臨床について詳しく教えていただきました。
約130分のDVDでは、山縣先生の約60年に渡る研究と臨床による小動物の歯科医療のノウハウをわかりやすいセミナー形式でお伝えします。
すでに歯科分野を学ばれている先生なら、もしかすると基礎の内容はご存じかもしれません。しかし今回の教材には、教科書には載っていない経験から生みだされたノウハウもたくさん収録されています。
その内容を少しだけお見せしましょう。
・小動物歯科の基礎
・歯科におけるレントゲン撮影法
・歯科医療に使用する器具
・口腔内検査のやり方
・顎骨骨折の治療法
・歯肉縁上プラークと歯肉縁下プラーク
・歯周病の進行プロセス
・小動物における歯周病リスク
・歯周病評価のための検査法
・歯牙の再生治療法
・歯牙の再移植
今、ご紹介したのは、今回、先生が学べる内容のほんの一部です。これだけでも、充実した教材であることがおわかりいただけたと思いますが、以下にさらに詳しい収録内容をご紹介しましょう。
お世話になっております。医療情報研究所です。
かねてより、ご案内しておりますが…
弊社では近い将来、教材をDVDでの提供からVOD(ネット配信)での提供に切り替えることを視野にいれています。
それに伴い、いつもお世話になっている先生に特別な感謝を込めて、DVDを半額にてご提供します。
ただし、条件がございます。
1、超特別価格のため、60日間返金保証は対象外となります。
2、レジュメ冊子は、PDFデータでの提供になる場合がございます。
3、DVD在庫は無くなり次第終了。以後はネット配信版の提供に切り替わります。
また、この価格(DVD半額キャンペーン・8月前半)での販売は、8月18日まで。8月19日以降は、通常価格に戻ります。DVDの在庫には限りがありますので、ご興味を持たれましたら今すぐお申し込みください。
先生の日々の診療に、お役立ていただければ幸いです。今後とも、弊社をご愛顧くださいますよう何卒宜しくお願い致します。
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山縣先生のDVD教材は上から6番目です。他の教材も合わせて、ぜひご覧ください。※教材の選び間違いにご注意ください。
※特別価格のご案内は8月18日23時59分まで
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