敗血症性ショックについて
こんな知識をお持ちですか?
- 敗血症の診断においては、臓器障害の有無がポイントである
- 必ずしも「敗血症+ショック=敗血症性ショック」ではない
- 一次診療病院でも「敗血症」「敗血症性ショック」は、正確に診断できる
- 高乳酸血症だからと行って、必ずしもショック・敗血症性ショックではない
- 敗血症性ショックの動物には輸液投与が必須だが、過剰輸液投与も死亡リスク上昇を招く
- 敗血症性ショック動物へのHES製剤投与は凝固不全や腎障害を引き起こす可能性がある
- 敗血症性ショックに対する循環作動薬(昇圧剤)の第一選択は、現在ドパミンよりもノルアドレナリンが好まれる傾向にある
- 抗生物質の投与遅延は死亡リスクを上昇させる
もし、どれかひとつでも気になることがあれば、必ずこの案内を読み進めてください。
これらは、今回、先生が手に入れる敗血症性ショックの知識の一部。
今から、国内では学べる機会が少ない、敗血症性ショックの検査、診断、初期治療法を公開します。すべて一般の動物病院で実践できる内容なので、翌日の臨床から役立ちます。
「この子、朝から様子がおかしいんです!」
グッタリとした犬を抱え、病院に飛び込んできた飼い主さん。そんなとき、先生もショックを疑うでしょう。しかし、知識と経験がおよばず、100%の自信を持って対応できない…。先生も、このような経験はありませんか?
動物病院を開業している以上、ショックに遭遇することは珍しくありません。飼い主さんは、ペットの様子が突然おかしくなったとき、まずは、近くの動物病院を訪ねます。そんな飼い主さんが来院したとき、先生にはどのような対応が求められるか?
言うまでもなく、ショックは1分1秒でも早く、適切な対応が求められます。他の病院に回している時間はありません。動物の命を救うためにも、先生の手で、迅速に検査と診断をし、初期治療を施す必要があります。
しかし、ショックを専門的に学べる機会が少ないため、多くの先生が臨床現場で頭を抱えます。「これは本当にショックなのか?」「何が原因のショックなのか?」「初期治療はどうすれば?」と、悩んでしまうのです…
今、多くの獣医師が
救急医療を真剣に学びはじめています
ショックなどの救急は、命に大きく関わるのに学べる機会が少ない。そして、動物病院を開業している以上、避けてとおれない分野。でも、専門的に学べる機会は少ない…。
このような問題を解決するため、弊社は救急医療のスペシャリストを講師におむかえし、これまで、「循環血液減少性ショック」「閉塞性ショック」の対応法をお伝えしてきました。
2017年4月から、インターズーなどの専門誌では救急特集が組まれており、多くの獣医師が、その内容に関心を高めています。
先生も、上田先生、川瀬先生、中村先生の記事をご覧になったことがあるかもしれませんね。このような流れもあり、弊社の救急医療教材は、とても大きな反響をいただいております。
そして今回、遂に「敗血症性ショック」の対応法を公開する準備が整いました。
講師は、米国公認獣医師であり、日本人では数少ない「米国公認獣医救急集中治療専門医」の資格を持つ上田悠先生です。獣医師が「敗血症性ショック」を学ぶなら、上田先生以外は考えられません。
日本人では数少ない「米国公認獣医救急集中治療専門医」の資格を持つ。「米国公認獣医救急集中治療専門医」として3,000件にのぼる救急集中治療を経験。所属するカリフォルニア大学デービス校では、救急集中治療における呼吸管理の専門医・権威から、直々に指導を受ける。現在、日本の学会の多くから講演依頼が増えており、注目されている獣医師の1人。
- 【略歴】
-
2007年
コロラド州立大学卒業、学士号取得
2011年
ワシントン州立大学獣医学部卒業、米国獣医師免許取得
2012年
オーバン大学にて小動物インターンシップ課程修了
2015年
カリフォルニア大学デービス校にて小動物救急集中治療科レジデント課程修了
米国獣医救急集中治療認定医試験合格
2016年
カリフォルニア大学デービス校大学院に所属する傍ら
非常勤獣医師として同校の小動物救急集中治療科で勤務
- 【カリフォルニア大学デービス校とは?】
- 救急集中治療科をアメリカで最初に設置した獣医大学のひとつであり、過去には「Dr. Steven Haskins」、現在では「Dr. Kate Hopper」と言った救急・集中治療における権威らによって支えられてきた「救急集中治療の名門」。
- 【講演】
- 2016/3, 2017/3 呼吸器談話会(東京・大阪)
2016/7 獣医神経病学会(奈良)
2016/11 動物臨床研究年次大会(大阪)
2017/2 内科学アカデミー(神奈川)
※その他(大学病院、一般病院での)院内セミナー多数
敗血症・敗血症性ショックの診断
正しくできていますか?
ショックの疑いがある動物に遭遇したら、敗血症性ショックを疑う必要があります。また、敗血症性ショックは死亡リスクの高いため、迅速に診断をつける必要があります。
しかし、敗血症性ショックの診断は見落としやすい…。ちょとした知識不足で敗血症性ショックを見落とすケースは珍しくありません。その結果、動物の死亡リスクが急激に高まることも!
たとえば、先生は敗血症性ショックについて、こんな知識をご存じですか?
- 敗血症の診断においては、臓器障害の有無がポイントである
- 必ずしも「敗血症+ショック=敗血症性ショック」ではない
- 一次診療病院でも「敗血症」「敗血症性ショック」は、正確に診断できる
- 高乳酸血症だからと行って、必ずしもショック・敗血症性ショックではない
- 敗血症性ショックの動物には輸液投与が必須だが、過剰輸液投与も死亡リスク上昇を招く
- 敗血症性ショック動物へのHES製剤投与は凝固不全や腎障害を引き起こす可能性がある
- 敗血症性ショックに対する循環作動薬(昇圧剤)の第一選択は、現在ドパミンよりもノルアドレナリンが好まれる傾向にある
- 抗生物質の投与遅延は死亡リスクを上昇させる
今は異なる考え方が推奨されている
昔の常識と、今の常識は変わっています
特に注目してほしいのが「SIRS(感染による全身性炎症反応症候群)」のこと。
従来の考え方だと、SIRSで敗血症を定義づけていました。しかし、近年の研究によると、この考え方では、敗血症患者の中でも予後良好の患者と予後不良(集中治療が必要な患者)の選別に向いていないことが分かりました。
その結果、今では新たな定義が採用されています。
それは、臓器障害の有無で、敗血症を定義づける考え方です。つまり、感染によって臓器障害が起こっているかいないかで、重症度が大きく変わってくるということです。そして、この臓器障害の有無と程度を迅速に、そして的確に検査・診断するテクニックが、ますます重要になったのです。
このように、敗血症性ショックの分野は新たなエビデンスが発表され続けているため、一次診療施設として適切な対応をとるためにも、常に最新の情報を学び続けなければなりません。
※ただし、新しい敗血症の定義はSIRS否定している訳ではなく、SIRSをひとつの参考指標として診断に役立てるのは、特に獣医療においては有益であると上田先生はおっしゃいます。
最新のエビデンスに基づいた
敗血症性ショックの検査・診断・初期治療が
オールインワンで学べます
今回、先生が手に入れる敗血症性ショックの技術は、すべて最新のエビデンスに基づいたものです。「米国公認獣医救急集中治療専門医」の資格を持つ上田先生が、救急の現場に立ち続け、膨大な臨床数を経験したからこそ語れる敗血症性ショックの真実です。
大きく分類すると、先生はこんな知識と技術を習得できます。
- ショック、特に血液分布異常性ショックの診断
- 敗血症と敗血症性ショックの定義と診断
- 敗血症性ショックの初期治療方法
- 敗血症患者に対する抗生物質使用方法
- 敗血症動物に対する集中治療
この最新セミナーDVDがあれば、一次・二次診療施設として、敗血症性ショックの対応に困ることはなくなるでしょう。その結果、もっと多くの動物を救えるようになります。DVDの収録内容を、さらに詳しくご紹介すると…
一次・二次診療施設のための
敗血症性ショック
【検査・診断・初期治療】
一般開業獣医師のための、敗血症性ショックを見落とさず
1分1秒でも早く適切に初期治療する方法
“Disc3枚【総収録時間155分】+特典冊子【34ページ】+60日間返金保証付き”
敗血症とは?
- 今さら聞けないショックの定義とは?
ショックって何ですか? と聞かれて、先生はその答えを明確に解説できますか?
- 2つに分けられるショックのグループ…
ショックの原因を追究するうえで、この考え方は非常に有益です。
- ショックの鑑別診断…
ショック症状を5つに分類すれば、ショックの鑑別診断がわかりやすくなります。
- ショックの診断…
血管収縮性、血管拡張性ショックの場合、身体検査でどのような所見があるのか?
- 血液分布異常性ショックの病態…
血管抵抗や血圧にどのような特徴があるのか? 輸液蘇生前と蘇生後には、どのような変化があるのか?
- 血液分布異常性ショックの推移…
輸液投与前と投与後では、脈圧にどのような変化がみられるのか?
- 血液分布異常性ショックの原因…
敗血症が多いのですが、それ以外にも疑うべき6つの原因があります。
- 敗血症の新たな定義…
近年、敗血症の定義が少し変わりました。最新の定義を知らなければ、適切な治療はできません。
敗血症性ショックの診断
- 敗血症性ショック診断の流れ…
一次診療施設において重要な仕事ですが、6つのステップで敗血症性ショックを診断します。
- ショックの有無を判断するには?
ひとつの特徴だけで判断してはいけません。3つの検査によって総合的にショックの有無を判断します。
- 血圧測定で注意すべきこと…
臓器によって必要最低限の血圧は異なります。また、救急時に時間をかけすぎてはいけません。
- 血中乳酸値の測定で注意すべきこと…
乳酸値の正常と異常をどのような観点で見極めるのか? クリティカルポイントとは?
- 高乳酸血症の原因…
実は、低循環だけではありません。他にどのような原因が考えられるか?
- 感染兆候の調べ方…
SIRSがあったとき、どのようにして感染兆候を調べるのか?
- point-of-care超音波検査…
感染部位特定、循環動態検査などのために、超音波検査をどのようにして行うのか?
- 塗抹検査のポイント…
迅速で正確な診断において、欠かせない塗抹検査をどのようにして行うのか?
- 血液培養の適応例と方法…
常に行う検査ではありませんが、血液培養が必要になるケースもあります。
敗血症性ショックの治療
- EGDTとは?
敗血症性ショックの初期治療において重要な方法論です。
- 初期治療の流れ…
上田先生が実践する、敗血症性ショック初期治療のプロトコルとは?
- 初期輸液療法について…
敗血症性ショックの初期輸液療法では、どのような薬剤を使用するのか?
- 輸液による血液量増加効果…
2つの実験結果からわかる、輸液療法における重要なポイントとは?
- HES製剤の問題点…
HES製剤の使用は禁忌ではありませんが、使用を避けた方がよい理由はあります。
- 晶質液で効果が得られない場合…
ヒトアルブミン製剤の使用を検討しますが、その理由を知っていますか?
- ヒトアルブミン製剤の投与法…
血液増加効果、血管内皮グリコカリックス保全など、多くのメリットがあります。
- ヒトアルブミン製剤のリスク…
敗血症性ショックでは有益な製剤ですが、健康な犬で使用すると重大なリスクがあります。
- 新鮮凍結血漿について…
どのような効果が期待できるのか? どのようなリスクや問題があるのか?
- 高張晶質液について…
血液量増加効果だけではなく、他にもいろんな効果があるのを知っていますか?
- 初期輸液療法4つの選択肢…
敗血症性ショックにおける輸液療法は4つの選択肢がありますが、どのような選択基準を持つべきか?
- ショックから脱さない場合…
輸液をもっと入れるべきか? 循環作動薬を開始すべきか?
- 輸液負荷の判断…
輸液負荷をすべきかどうかを、どのような観点で考えるのか?
- 理想の輸液量が判断できない場合…
昔の考え方で輸液量を決めると、輸液過負荷になるケースが多いため注意が必要です。
- 5つの循環作動薬…
敗血症性ショックの場合、主に5つの作動薬を使用しますが各作用を知っていますか?
・ドパミンの適応と作用、開始時の使用量
・ドブタミンの適応と作用、開始時の使用量
・ノルアドレナリンの適応と作用、開始時の使用量
・アドレナリンの適応と作用、開始時の使用量
・パゾプレシンの適応と作用、開始時の使用量
- 目的によって使い分けたい循環作動薬…
血管抵抗低下、心収縮能低下など、循環作動薬を目的によって正しく使い分けましょう。
- ステロイドの役割…
どのような状況でステロイドの使用を考えるべきか? 適切な用量とは?
- 抗生物質の選択方法…
敗血症性ショックの場合、どのような基準で抗生物質を選択すべきか?
- 抗生物質の使用方法…
敗血症性ショックの場合、いくつかのパターンに分けて抗生物質の使い方が異なります。
- ソースコントロールとは?…
なぜ、できるだけ早い段階で実施すべきなのか?
- 敗血症性ショックの集中治療…
二次診療施設では、どのような集中治療が行われるのか?
セミナーレジュメをプレゼント
DVDに収録された上田先生の講義がまとめられた、セミナーレジュメをお渡しいたします。
DVDをじっくり視聴するお時間がなければ、まず、この冊子から先に目をとおしてください。
そして、気になる個所の映像から視聴していただければ、効率のよい学習が可能です。もちろん、復習用のテキストとしてもご活用いただけます。
泣きそうな顔をして駆け込んできた飼い主さんでも
お帰りいただくころには、安心で笑顔がこぼれる…
そんな病院を目指しませんか?
救急で来院した飼い主さんは、みなさん、大きな不安を抱えています。
大切な家族をなんとかして救いたいと、心の底から願っています。
先生も、獣医師の1人として、そんな彼らを救いたいと思っているはず。
ぜひ、今回のセミナーDVDで、敗血症性ショックへの対応法を学び、泣きそうな顔をして駆け込んできた飼い主さんが、帰るころには笑顔になるような動物病院を目指しませんか?
そして、「何かあったら、あの動物病院が一番」と、近所の方々から評価される、地域一番の動物病院を目指しませんか?
「本当に、納得いく内容なのか?」と思われた
先生へ、60日間全額返金保証をお付けします
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追伸
今回の教材も、60日間返金保証がついています。
つまり、先生は、ご自身の選択が正しかったか、60日間かけて、じっくりと判断できます。
今回のDVD教材を手に入れる上で、先生に一切のリスクはありません。
ただし、注意点があります。この価格(DVDリリースキャンペーン価格)での販売は、10月16日まで。10月17日以降は、定価の39,980円に戻ります。
DVDの在庫(初回生産80セット)には限りがありますので、お申込みは今すぐ。