教材リリース日:2022年7月
近年、獣医療の進歩により、動物はどんどん長寿化しています。それにともない、高齢の動物の多くに発生しているのが、がんをはじめとする腫瘍性疾患です。今では、動物の死因の1位ががんであることは、先生もよくご存じでしょう。
また、ひと言で腫瘍性疾患といっても、発生する部位はさまざまです。例えば、体表にある腫瘍なら、手で触ったり目視で見つけることができます。他にも、肝臓や腎臓の場合は、画像検査から発見されたりしますが…
先生なら、どうされますか? 病変を見つけた後の対応は、獣医師によりさまざまです。「その病変が良性なのか、悪性なのか?」をご自身で検査する先生もいれば、すぐに二次診療施設に紹介する先生もいらっしゃいます。
こうするのが正解だ、という答えはありませんが、少し考えていただきたいのです。画像検査で発見した病変が「がんなのか、がんではないのか?」もわからないまま二次診療施設に紹介するのは、飼い主さんと動物にとって大きな負担だと思いませんか?
もし、紹介先の病院で検査した結果、積極的な治療の必要がない良性病変であれば、かかりつけ医としての信用を低下させる要因のひとつになりかねません。
だからこそ、画像検査で病変を見つけた場合、検査をしないまま二次診療施設に紹介するのではなく、可能な限りその先の検査を実施できるようになっていただきたいのです。ところで、先生は…
腫瘍性疾患に対する治療は、臨床検査にはじまり、画像検査、生検、診断、手術と進めるのが一般的です。これら一連のステップの中でも、手術前の生検は確定診断に欠かせない検査です。
しかし生検については、学べる機会も練習する機会もほとんどありません。そのため、必要な検査とわかっていながらも「生検は難しい…」「生検は危険だ」と、生検を避けている獣医師もいらっしゃると聞きました。
もし先生も、生検に苦手意識をお持ちだとしても、心配はいりません。なぜなら今回、獣医師歴40年の大ベテランである宇塚先生から、生検のコツをわかりやすく学べるチャンスだからです。
獣医師歴40年。山口大学 農学部助手、帯広畜産大学 畜産学部助教授、岐阜大学応用生物科学部教授を経て、岩手大学 農学部 共同獣医学科 画像診断学研究室教授を務める。二次診療で多くの動物を診療するかたわら、次代の獣医師へ自身の知見を伝えるべく動物臨床医学会、臨床フォーラムなどでの講演もおこなう。
今回の教材の目的は、「自信を持って生検を実施できるようになる」ことです。
中堅獣医師はもちろん、1年目、2年目の若い獣医師にも知っていただきたい内容になっています。
約100分のセミナー動画では、まず、生検の基本や適応、具体的な生検(FNA、パンチ生検、ニードルコア生検など)のやり方を学んでいきます。
それから、エコーガイド下生検、CTガイド下生検など、画像診断装置を使用した生検のテクニックを宇塚先生の実技映像を見ながら習得していきます。
先ほどもお話したとおり、生検に苦手意識を持ってしまう最大の原因は「そもそも練習ができる環境がない」ことではないでしょうか?
例えば、生検の基礎を学びたいと思えば、専門書から学べます。しかし、実際に生体に針を指し、検体を採取するといった具体的な手技を練習できる環境はほとんどありません。
その結果、「練習できない⇒自身が持てない⇒苦手なので実施しない」という悪循環に陥ってしまい、「生検は二次診療施設でしてもらおう」と避けている獣医師もいらっしゃいます。
ですので今回、生体を使わなくても、生検の練習ができる方法を宇塚先生にご紹介いただきました。
模擬生体を作るうえで、特別な器具や高価な道具は必要ありません。
宇塚先生の作成する模擬生体は、寒天、豆腐、ミニトマトなど、スーパーマーケットなどで簡単に手に入るものだけで作れます。
今回の教材では、どの材料を身体のどの部位に見立てるのか、また、どう配置するのかなどの解説と具体的な模擬生体の作り方を、宇塚先生の実技映像を見ながら学べます。
もしかしたら、こう思われたかもしれません。確かに人医療で使われるトレーニング用の臓器モデルは、ウン十万円するものも少なくありません。
それなのに、スーパーマーケットで買えるもので安価に模擬生体が作れると言うのですから、そのクオリティが心配になる気持ちもわかります。
ですが、下のエコー画像の動画をご覧いただければわかるとおり、生検の練習において十分過ぎるクオリティの模擬生体が作成できます。
生検は練習する機会がほとんどないことから、必要以上に難しく感じたり、出血や合併症などを恐れてしまう獣医師もいらっしゃるかもしれません。しかし、「正しく学び、練習すれば、若い獣医師でも安全に実施できる検査」だと宇塚先生はおっしゃいます。
先生の病院で生検ができれば、画像検査で発見した腫瘍が「悪性なのか、悪性ではないのか?」という判断も可能になります。
これは、飼い主さんの信頼を得れるだけでなく、動物と飼い主さんにかかる負担を大きく減らすことにもつながります。
ぜひ先生も、宇塚先生から模擬生体の作り方と生検の技術を学んでください。
そうすれば…
教材の内容を紹介すると…
本DVDは獣医師あるいは獣医学生が動物から生体試料を採取する(生検)にあたって、実際の動物を用いる前に超音波ガイド下、あるいはCTガイド下でのトレーニングのために創意工夫された方法を懇切丁寧に説明するとともに、具体的な手順を含めて動画で解説しています。
なかなか良いアイデアであり、学生実習や卒後教育を含めてこのビデオをヒントに様々な応用例も比較的安価に実施できると思われます。個人だけではなく、グループでの研修用、大学での研修医向けのトレーニング用としても、大いに活用できるビデオになっています。
もちろん、実際の臨床応用の際に必要な知識や考え方も併せて丁寧に解説されているので、特に初心者向けだけではなく、改めて生検法について見直す良い機会にもなる教材です。
教材に収録された宇塚先生の講義がまとめられた、レジュメ冊子をお渡しいたします。このDVDを手にした先生だけが手に入れられる講師のノウハウがぎっしりつまった大変価値のあるものとなっております。もちろん本屋さんでもこの冊子は取り扱っていません。ここでしか手に入ることができない、大変希少価値が高いものを今回、特典にてお付けいたします。
また、映像をじっくり視聴するお時間がなければ、まず、この冊子から先に目をとおしてください。そして、気になる個所の映像から視聴していただければ、効率の良い学習が可能です。もちろん、復習用のテキストとしてもご活用いただけます。※ネット配信版は(PDFデータ/印刷不可)でのご提供となります。
教材内訳 |
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価格 |
販売価格 35,980円 (税込39,578円) |
返金保証 | なし |
特記事項 |
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※安心の暗号化通信を採用しています。
この商品のお申込みフォームは、世界でもトップレベルである、グローバルサイン社のセキュリティシステムを利用しており、個人情報保護、セキュリティ強化のため、SSL暗号化通信を採用しています。お申込みの際に個人情報の漏洩は一切ありません。
教材内訳 |
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価格 |
販売価格 35,980円 (税込39,578円) |
返金保証 | なし |
特記事項 |
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