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日付:2025年7月27日12:00
※「診断できない」悔しさを味わいたくない先生へ
「先生、うちの子、呼吸が苦しそうなんです」。
飼い主さんのその一言に、胸が締めつけられる思いをした経験はありませんか? 丁寧に問診・身体検査をしたあと、必要に応じてX線検査を実施。これは、呼吸器疾患の診察に欠かせないプロセスです。
ところが、いざ撮影したX線画像を前にすると、「正常と異常の区別がつかない」、「影がある気がするが、疑うべき疾患がわからない」といった不安を感じたことが、一度はあるのではないでしょうか?
しかし、飼い主さんは、先生が愛猫の呼吸を楽にしてくれることを信じています。その期待に応えるためにも、ホームドクターには、気管支鏡やCTがなくても、すでに病院にあるX線・エコーなどの「限られたツールで診断を組み立てるスキル」が求められます。
では、X線やエコーを使いこなせれば、呼吸器疾患の診断率が上がるのでしょうか?
実は、そう単純なお話ではありません。なぜなら、「犬と同じ診察」が猫を危険にさらすことがあるからです。少しだけ具体例を挙げると…
呼吸器疾患の代表的な症状といえば、「咳(咳嗽)」ではないでしょうか。人間も犬も咳をします。
そのため、「猫も咳をするのが当たり前」と思い込んでいるドクターは、実は少なくありません。しかし実際には、猫はほとんど咳をしない動物です。
もし、咳をする猫が来院した場合、それは何らかの重篤な疾患が隠れている可能性が高いと考える必要があります。
つまり、犬と同じ感覚で診察を進め、「咳をしているから軽い気管支炎だろう」と内科的治療をおこなってしまうと、猫の生命を危険にさらしてしまうのです。
これは、呼吸器疾患診療における「犬と猫の違い」のほんの一例に過ぎません。猫には、猫特有の病態や診療のポイントが数多くあり、その違いを理解せずに犬と同じ診療を続けると、診断ミスや治療の遅れにつながりかねないのです。
だからこそ、猫の呼吸器疾患を正しく診るためには、猫を専門的に学ぶことが欠かせません。猫の特性を踏まえた視点とアプローチを知ることが、猫の生命を救う診療力につながるのです。
近年、猫の飼育頭数が犬を上回り、猫を診療する機会がますます増えています。それに伴い、猫の診療を専門的に学ぶドクターも確実に増えてきました。
その背景には、先ほどお話しした「咳」のように、犬と同じアプローチで診療を進めた結果、重大な疾患を見逃したり、良かれと思っておこなった処置が、かえって猫を苦しめてしまう経験をするドクターが増えていることがあります。
本来なら救えるはずの生命を、診断アプローチの違いで危険にさらしてしまう。そんな状況を生まないためにも、犬と猫の診療の違いを正しく学び、現場で即実践できる診療力を身につけることが大切だと思いませんか?
この動画セミナーでは、呼吸器疾患のスペシャリストである谷口哲也先生から、「猫の呼吸器診療だけ」を徹底的に掘り下げて学べます。
谷口先生に学べば、犬と猫の違いを正しく理解できるだけでなく、すでに病院にあるX線・エコーを最大限に活用して、ご自身の手で呼吸器疾患を診断できるようになります。
8月1日(金)12:00にお申し込み専用ページをご案内しますので、
今しばらくお待ちください。