無理だと決めてしまう前に少しだけ話を聞いてください…
「心エコー図検査の技術を8時間って、、、無理じゃない?」
「しかも、たった15分で狙った画像を描出できるようになるなんて、、、」
そう思いますよね。そう感じるのが普通です。心エコー図検査は時間がかかる、検査を行うには多くの技術が必要と考えている先生が多いのではないないでしょうか。
実際、プローブの当て方がわからない、画像の描出や評価が難しいので、心エコー図検査を敬遠されているかもしれません。
しかし、心エコーに関する多くのセミナーに登壇されている日本獣医生命科学大学の鈴木亮平先生によると、心エコー図検査の描出の評価とコツをつかめば、
ことできるようになるとのことです。
大丈夫です。
心エコー図検査の描出と評価のコツさえつかめば、プローブの当て方がわからない…、うまく描出できす、時間がかかると、心エコーを敬遠していたとしても、明日からの診療で心エコーを活用できるようになります。それに、、、
心エコー図検査を日常診療に活用できたなら、これだけの良いことがありますが、、、
心エコー実習を行っているある先生からこのような話を聞いたことがあります。
実習に参加する先生たちには、
「さまざまな心エコー図検査の実習に参加したけど、できるようにならなかった…」
「必要にかられて独学で技術を身につけて、我流でやっているが、自信を持てない…」
時間とお金をかけて学んだのに、なぜ、このようなことになるのでしょうか。
それは、実習に参加したけど、できるようにならかったケースは、セミナー講師が感覚でエコーをされているから。そのため、プローブを具体的にどうやった角度で回して、ということを教えてもらえないことが多いそうです。だから、せっかく実習に参加してもなかなかできるようにならないのです。
また、最近では心エコーや心疾患の講義を聞かれる先生が増えてきています。ガイドラインがでてきているので、心エコーはこう使いましょう、心疾患の治療はこうすべきだ、という情報が多くなってきています。
が、しかし、そもそも、心エコーの画像をどのように描出すべきなのか、どのようにすると計測項目を得ることができるのか?といった心エコー図検査の根本的なことを教えている講義はあまりありませんよね。
犬や猫の心疾患のルールアウトに心エコー図検査を活用する必要性を感じて、実習に参加したけど、できるようにならなかった…、独学で我流でやっているけど、なんだか上手くいかない、苦手意識がある先生が多いという話をよく聞きました。だから、私たちは、この企画をやろうと考えました。
“心エコー図検査は、描出と評価の2段階の技術が必要です。また、心疾患の動物に活用するためには、心疾患の知識と経験も必要になります。また、心エコー図検査には、適切なプローブ操作が必須となります。
したがって、使いこなすためには多くの練習が必要で、短期間で身につくものではないかもしれません。”
と鈴木先生はおっしゃています。
しかし、鈴木先生が勉強し始めたころは、ライブオン動画による解説やハンズオン(実習)で手取り足取り指導いただく機会も正直あまりなかったとこと。
ですので、今回の講座では、鈴木先生が今まで習得してきたことのエッセンスを可能な限りわかりやすく学べるようにしていきます。
臨床現場では、検査に一番使われているといっても過言ではないエコーですが、学校で学べる時間はわずかしかありませんよね。さらに、心エコー図検査を習うことはほぼありません。
習ったとしても、講義で少しだけふれる程度ではないでしょうか。それに対して心エコーを使い、判断する病態は非常に多いです。
ですので、この講座では日常診療で良く遭遇する犬や猫の主要な心疾患や心疾患のルールアウト(除外診断)に、心エコー図検査を活用できるようになるために必要なことに絞り、鈴木先生に解説していただきます。
また、ライブオンセミナー映像も収録しましたので、どういった角度から、どれくらいの圧でプローブを当てるのかといったことまで、学ぶことができます。
先生がもし短期間で心エコー図検査の技術を身につけて、日常診療に活用したいなら、、、
※このオンライン講座は2022年7月~8月にかけて行った4回のLIVEセミナーのアーカイブ版となっております。そのためハンズオン(実習)のことに触れるような内容も含まれています。ご了承のうえ案内を読み進めてください。
オンライン講座の概要を鈴木先生から解説いただきました…
この講座の目的は、「日常診療で心エコー図検査を活用できるようになる」ことです。「良い話が聞けたな」とか、「とりあえず、心エコー図検査のやり方がわかった」で終わってしまう一般的な講座とは違います。鈴木先生の講義を受講して日々の診療で実際に実施してください。そして、疑問点があれば、鈴木先生に直接メール(参加後、VODサイトに記載)で質問して、細かな点を解決しながら、習得していきましょう。さて、講座の内容ですが、、、
ここでは、心エコー図検査の準備、描出と評価のポイントをわかりやすく学んでいきます。狙った断面を描出するために、どの方向、角度でプローブを当たれば良いのか、どのように心エコー画像を描出すべきなのか、描出した画像をどう評価したらよいのか?
…と一連の流れを学ことはもちろん、、、遭遇する機会の多い心疾患をスクリーニングするために必要な「6つの基本断層像」の描出方法を学んでいきます。
それぞれの断層像の描出方法は、プローブの当て方や角度をはじめ、正常所見やよくある失敗などを実際の画像を見ながらわかりやすく学ぶことができます。
6つの基本断層像の描出をマスターすれば、犬と猫に多くみられる
・僧帽弁閉鎖不全症(MR、MMVD)
・三尖弁閉鎖不全症(TR)
・肥大型心筋症(HCM)
など、日常診療でよく遭遇する疾患を効率良くスクリーニングできるようになります。描出のポイントを押さえ適切に実施すれば、6つの心エコー図検査の断面は10~15分ほどで描出できるようになることでしょう。
<カリキュラム概要>
心エコー図検査の準備、動物の準備、検査者の準備、プローブの選択、プローブの持ち方、6つの基本断層像の描出方法(右傍胸骨長軸四腔断面、右傍胸骨長軸左室流出路断面、右傍胸骨左室短軸断面(腱索レベル)、右傍胸骨心基部短軸断面、左側心尖部四腔断面、左側心尖部五腔断面)etc
ここでは、鈴木先生にライブオン(生配信)で犬と猫の心エコー図検査をおこなっていただきます。リアルタイムで心エコーの描出と評価方法を学ぶことができます。
ライブオン(生配信)なので、狙った断面を出すための細かいプローブ操作も直感的に学べます。キレイな画像を描出するため、
・どの角度から当てれば良いのか?
・描出された断面は正しいのか?
・実症例での計測手順は?
といったことを学ぶことができます。また、参加者からのリクエストにより、見たい部位を実際に描出していただきます。
ここでは、日常診療でよく遭遇する心疾患(犬の僧帽弁閉鎖不全症、猫の心筋症)、これらの2つの疾患に絞り、心エコーの活用方法を詳しく学んでいきます。
たとえば、僧帽弁閉鎖不全症に対する4つの評価ポイントについて、数値評価のピットフォールと対応策、また心筋症の猫に見られる症状、心筋症の猫で評価すべき5つのポイント、などを学んでいきます。
ポイントを押さえることで、「どこを評価すれば良いのか」と迷うことがなくなり、自信を持って評価できるようになります。
<カリキュラム概要>
僧帽弁閉鎖不全症の基礎知識、僧帽弁閉鎖不全症に対する心エコー検査の評価ポイント、僧帽弁逆流の検出のポイントと注意点、犬の僧帽弁閉鎖不全症の進行と左房拡大、知っておくべき猫と循環器疾患の関係、心雑音による肥大型心筋症の検出感度、心筋症の猫の心エコーで評価すべきポイントetc
ここでは、描出したエコー画像を症例へ応用するための評価ポイント、治療へのつなげ方を学んでいきます。
・心エコーのどの所見がどうであれば治療を開始するのか?
・どの所見がどう変化すれば良好といったように経過判断に使えるのか?
まだまだコンセンサスのあるはっきりとした回答はありません。
ですので、鈴木先生に実際に遭遇した犬や猫の心疾患症例を解説していただきます。心エコーを用いた治療戦略の立て方、経過良否の判断、病態や重症度評価などを学ぶことができます。
・症例① キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、13歳5ヶ月去勢雄、体重8.9kg
・症例② チワワ、去勢雄、10歳3ヶ月、3.7kg。慢性発咳(抗菌薬とステロイドは効かなかった)。以前から僧帽弁閉鎖不全症が指摘され、エナカルドSID内服中
・症例③ スコッチテリア犬、10歳7ヶ月、8.6kg、未去勢雄。粘液腫様性僧帽弁閉鎖不全症(MMVD)、ACVIM stage B2でACEIで治療中。急に鳴いて苦しそうになってパタンと倒れた。意識はありそうであったが、失禁した。数秒で戻った。
・症例④ 柴犬、4歳、未去勢雄、6.7kg。フィラリア抗原検査:陽性。ミクロフィラリア:陽性。
・症例⑤ ブリティッシュ・ショートヘア、1歳4ヶ月、去勢雄、4.7kg。ワクチン接種時に心雑音。気になる臨床徴候はなし。兄弟猫が心臓病かもと言われた。
・症例⑥ 雑種猫、16歳、去勢雄、6kg。皮膚病で皮膚科を受診。心雑音が指摘された。気にある臨床徴候はなし。
・症例⑦ ロシアンブルー、9歳10ヶ月、避妊雌、4.4kg。急性の食欲不振、ふらつき。対処療法でよくならない。
・症例⑧ 雑種猫、17歳、避妊雌、3.1kg。今まで大きな病気をしたことがない。主訴:急にふらついた。
そして、最後には質疑応答の時間を設けています。これまで学んだこと、そして、実際に心エコー図検査をおこない、上手くいかなかったことや疑問点に思ったことを、鈴木先生に直接、質問してみてください。気になることを残さず、頭のなかをスッキリさせて、明日からの臨床に心エコーを活用してみてください。
考えてみてほしいのですが、約8時間のオンライン講座を受講すれば、日常診療に心エコー図検査を活用できる技術を身につけることは、先生にとってどれくらいの価値があるでしょうか?
心エコー図検査に必要な描出と評価のポイント、またライブオンで実際の犬を使って、プローブの当て方、描出方法を学ぶことができます。そして、日常診療で良く遭遇する心疾患(犬の僧帽弁閉鎖不全症、猫の肥大型心筋症)の評価ポイントもライブ配信で学ぶことができます。
ライブ配信時の質疑応答も公開しています。鈴木先生の回答を聞けばさらに講義内容を理解できるはずです。心エコー図検査の基本から理解できますので、これまで疑問に思っていたことが解決することでしょう。
心エコー図検査の理論や描出方法、計測項目を頭では理解しているけど、実症例で描出するのが難しい、どう判断すべきかわからない、といった困りごとが解決することでしょう。
先生の痒い所に手が届くような講義、ライブオンセミナーになっています。アーカイブ配信ですので、何度でもご視聴いただき、復習することができます。
キレイな画像を描出できるようになり、診断のみならず、病態や重症度評価にもエコーを使えるようになることでしょう。これは、先生にとってどれくらいの価値がありますか?
心エコー図検査を活用できれば、心疾患で苦しむ犬と猫を減らすことができます。またその家族にもわかりやすい説明ができるので、安心してもらえます。
このオンライン講座の受講料は、通常価格は99,990円(税込)ですが、今回1/4(水)まで、特別価格59,950(税込)です。
ネット配信ですので、先生の自宅や病院で講義を受けることができます。ネットにつながるパソコンやスマホがあれば、簡単に受講できます。
参加費:59,950(税込)
P.S.
心エコー図検査は無麻酔かつ非侵襲的、そのうえ低コストで実施できることから、ヒト医療の分野では一般に広く普及している検査法です。あらゆる心疾患の病態の把握や診断に有効であることから、循環器診療の中核をなす、必要不可欠な検査法とされています。そして今、この流れは獣医療の分野にも押し寄せているのです。
心疾患の病態や重症度評価に必要な多くの臨床情報がリアルタイムに得られ、さらに治療効果の判定にも活用できます。これからの時代、ますます重要性の高まる検査法となることは間違いないでしょう。
心エコー図検査を活用できることで、飼い主への病気の説明、投薬意義をより具体的にかつ効果的におこなうことができます。このような多くの有用性がある心エコー図検査をもっと多くの先生に活用してもらうために、この講座を開催することにしました。
8時間で心エコー図検査の技術を身について、日常診療で良く遭遇する犬猫の主要な心疾患や心疾患のルールアウト(除外診断)に、心エコー図検査を活用できるようになりたいなら、ぜひ、この講座に参加してみてください。