講義概要
肥満細胞腫や軟部組織肉腫に代表される体表腫瘤の外科治療において、切除後の閉創および再建は、局所制御を成立させるための腫瘍外科戦略の一部です。発生部位によっては、閉創を見据えた設計なしに十分な切除マージンを確保することは不可能であり、特に四肢病変では、再建戦略の有無が完全切除の可否、ひいては断脚選択に直結します。腫瘍外科において「切除できる」ことと「腫瘍学的に切除が成立している」ことは同義ではありません。完全切除を前提とした外科治療を実践するためには、切除範囲の設定と同時に、合併症を最小限に抑えつつ閉創を成立させるための再建手技を治療計画に組み込む必要があります。閉創・再建に関する引き出しの多さは、腫瘍外科医として選択可能な治療戦略の幅そのものを規定します。 本セミナーでは、単純閉創が困難な体表腫瘤を対象とし、皮弁を用いない減張手技から、臨床現場で再現性の高い代表的皮弁術、さらに一期的閉創が成立しない場合に検討すべき代替戦略までを整理します。
セミナーのポイント
・単純な閉創が困難と予想される部位に発生した腫瘤の切除に挑むための引き出しを増やす
・一期的な閉創が不可能な場合の対応策を知る
講義内容
・単純な閉創が困難と予想される病変のパターンを知る
・皮弁…の前に考えること:simple is best! 皮弁以外の閉創方法
・皮弁術を実施する際におさえておくべき原則
・皮弁術のバリエーションと適応
・皮弁術後の管理
・一期的な閉創が困難な時の選択肢:二期癒合と閉鎖陰圧療法
開催日時
2026年6月11日(木)
20:00〜22:00
講師紹介
岩永 優斗先生
セミナー詳細
受付は19:50より開始となります。また、終了時間は前後する場合がございます。
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