近年の獣医療の発展は目覚ましく、「難病」「不治の病」と言われてきた疾患も、次々と治療できるようになってきました。
たとえば、ひと昔前までリンパ腫(がん)は予後が悪く、治療法も限られていました。しかし現在では、新しい治療薬や抗がん剤の組み合わせにより、治療成功率は大幅にアップしています。
糖尿病も治療の難しい病気の一つでしたが、今ではインスリンと食事管理により、罹患しても天寿を全うできる症例が増えています。
他にも、犬のクッシング症候群、猫の肥大型心筋症(HCM)、慢性腎臓病なども、以前は致命的とされることが多かったのですが、現在では、適切な治療によりコントロールできる病気になりました。
これは、本当にすばらしいことですよね。先生もこれまで、次々に登場する新しい治療法を学び、たくさんの犬猫の生命を救ってこられたはずです。
では先生は、近年、新しい治療薬の開発により「死亡率99.9%」と言われてきた難病が治療できるようになったことは、ご存じでしょうか?その病気とは…
ほとんどの猫の体内には、猫腸コロナウイルス(FECV)が存在します。このウイルスが突然変異することで引き起こされるのが、FIP(猫伝染性腹膜炎)です。
FIPは、若齢の猫に多くみられる病気で、ほとんどの症例が2歳までに発症します。その発症要因はストレスとも、FeLV/FIV感染とも言われていますが、現在のところ、まだよくわかっていません。
FIPと診断されるパターンの多くは、元気食欲の低下が対症療法で改善しない猫を詳しく検査したところ、腹水や肉芽腫がみつかり判明するケースです。
これまでFIPは「死亡率99.9%の難病」と言われ、愛猫がFIPと診断されることは、飼い主さんにとって「死の宣告」を受けたも同然でした。
しかし近年、人間の新型コロナウイルス(COVID-19)治療薬として開発されたモルヌピラビルが有効であると報告され、FIPが完治した猫が続出中。
猫の診療に力を入れている動物病院が、次々とFIP治療を提供しはじめているのです。
もちろん、先生にも遅れをとってほしくありませんが、今すぐにFIP治療を学んでほしい理由は、他にもあります。
2017年に猫の飼育頭数がはじめて犬を上回って以来、猫の飼育頭数は、どんどん増え続けています。今では、犬よりも猫の方が約220万頭も多く飼育されています。
FIPは、2歳までの若い猫に発症することが多い病気ですが、その発症率は10%ほどと言われています。
猫の飼育頭数が増えている今、当然、FIPが疑われる猫が来院する可能性も高くなりますよね。つまり、その診断、治療技術は極めて重要。FIPの診療アプローチを学ぶのを後まわしにはできない状況となっているのです。
これまで死亡率99.9%と言われてきたFIPですが、新しい治療薬が開発された結果、80%以上が完治できる病気になりました。
これって、スゴい数字だと思いませんか?しかしこれは、FIPを早期発見、早期治療できた場合の数字です。
病気に気づけず診断が遅れたり、治療をしなかったのなら致命的な病気であることに変わりはありません。
もし先生が、適切な診療アプローチを知ってさえいれば、80%以上のFIP症例の生命を救える可能性があるのですから、今すぐ学んでおくことが重要です。
FIPは、2歳以下の若い猫に多くみられる病気です。一緒に暮らしはじめてすぐに発症する病気のため、老齢の猫がかかりやすい病気と比べると、飼い主さんの「何とか治療してほしい」という気持ちも強くなる傾向があります。
もし先生が、FIPを治療できることを知らず、「FIPは治療できない不治の病です」と説明してしまったとしたら?
飼い主さんは必死でFIPの治療法を調べるでしょう。そして「今ではFIPの80%以上は完治できる」事実にも、すぐに気づくと思います。
こんなことで病院の信頼を失うのは、損でしかありません。たとえご自身の手で治療しない場合でも、「FIPとはこんな病気です」「今はこんな治療薬がありますが、こんなリスクもあります」という説明はできる方が良いと思いませんか?
丁寧なインフォームをおこなった上で専門の病院を紹介したのなら、飼い主さんは先生に心から感謝すると思いますし、FIP治療を終えたあとは、また戻ってこられるはずです。
地域で一番信用される病院を経営する上でも、FIP治療を学ぶことは重要です。
FIPの治療薬が開発されたのは、2019年ごろです。
新しい治療薬のため、安全かつ効果的に使いこなしているドクターは、まだまだ少ないのが現状です。そのため、FIP治療をテーマにしたセミナーが開催されることは極めてまれであり、先生ご自身で得られる情報も、雑誌の特集記事やネットの情報くらいしかありません。
でも、ご安心ください。
なぜなら今回、FIP治療で国内トップクラスの臨床数を誇る、「ブルーム動物病院」の片山政都先生から、FIPの治療戦略をわかりやすく学べる教材をご用意したからです。
片山先生のアプローチを習得すれば、気づくのが難しいFIPも早期に発見し、長期予後に優れた適切な治療ができることをお約束します。
片山先生は、国内では数少ないFIP治療を専門とするドクターのお一人です。
FIPがまだ「不治の病」と言われていたころから積極的に向き合い続け、試行錯誤をくり返しながら治療手順を確立してきました。
現在、片山先生が院長を務める「ブルーム動物病院」には、FIP治療、セカンドオピニオン、経過観察などのため、遠方から数時間もかけて来院する猫の飼い主さんがたくさん訪れています。
今回、先生が学べるのは、これまで1,000を超えるFIP症例の診療に携わってきた片山先生が、「こうすれば、FIP症例の80%以上は完治できる」という、具体的な治療手順をまとめてくれた貴重な知識です。
ひと言でFIPといっても、実は、その病態は一つではありません。FIPは、以下の3タイプに大きく分類されます。
ウェットタイプは、腹水、胸水貯留が特徴的なタイプであり、これらが原因で黄疸や呼吸困難を引き起こすことがあります。
ドライタイプは、肝臓、腎臓などの肉芽腫が特徴的なタイプで、神経症状やぶどう膜炎などの眼の症状があらわれます。
混合タイプは、ウェットとドライの両方の症状があらわれるタイプで、他の2タイプよりも病態が複雑なケースがあります。
FIPを疑う症例が来院したときは、まず、「3タイプのいずれに当てはまるのか?」を鑑別するところからスタートします。診断には、いくつかのポイントがありますが、いずれのタイプでも、総合的な臨床判断が重要です。
動画セミナーでは、各タイプの鑑別、診断、治療のポイントはもちろん、猫の年齢、品種、性別などのタイプ別の統計もご紹介します。
新しい治療法を学ぶとき、過去の症例に学ぶことはとても重要です。
なぜなら、似た症状の動物が来院したとき、「どこに異常が疑われるのか?」「どんな治療が有効なのか?」「禁忌は何か?」「どんな経過を辿るのか?」などを予測し、治療を成功へ導く地図となってくれるからです。
しかも、擬似的に診療の経験値を稼げるのですから、過去の症例は知っていれば、知っているだけ診療クオリティを向上してくれます。
その点からも、本教材はFIP治療を学ぶ最高の教材といえます。なぜなら今回、片山先生が解説してくれる症例数は52もあるから。
ウェットタイプ、ドライタイプ、混合タイプの「典型的なパターン」はもちろん、検査所見が乏しい症例、治療薬の反応が悪い症例、イレウスが生じた症例、血胸が生じた症例など、日々の臨床で遭遇するであろうFIPのパターンは、ほぼすべて網羅しています。
「永久保存版の症例集」として手元に置いておけば、FIP治療で困ったときの道しるべとなってくれるはずです。
どんな病気でも、トントン拍子で診断にたどり着ける典型的な症例と、診断に困ってしまう難しい症例がいます。また、他の病気が併発しているアドバンスな症例もいますよね。
もちろん、FIPにもこのようなパターンがあります。
たとえば、胸水と腹水だけなく両側腎腫大、腎臓腫瘤もある「FIP混合タイプ」の症例で、さらに両心房拡張、心筋肥大も生じているケースを考えてみます。
このような複雑なケースでは、FIP混合タイプを診断できたとしても、「どの治療から手を付ければいいのか?」「心臓を優先すべきなのか? あとでも大丈夫なのか?」と悩んでしまうと思います。
でも、ご安心ください。一つひとつの問題を紐解きながら治療を進めれば、いまお話したような複雑なケースでも完治に導けるから。
本教材では、イレギュラーなFIP症例の治療も詳しく解説しています。
現在、FIP治療薬として一般的によく使われているのが、GS441524製剤(MUTIAN・Xrapfcon・CureFIPと呼ばれているもの)やモルヌピラビルなどです。
モルヌピラビルは、新型コロナウイルス(COVID-19)治療薬として開発されましたが、最近では猫のFIP治療としても使用され始めてきた治療薬です。
比較的安い治療薬であることから、日本ではモルヌピラビルが用いられるケースが多いのですが、海外では副作用を考慮した上で「第二選択薬」と位置付けされていることも知っておくべき情報でしょう。
もう一つのXraphcon(ラプコン)は、日本では未承認動物用医薬品という扱いですが、さまざまな論文でその有効性が実証されており、モルヌピラビルよりも成績が良いケースも多々報告されています。
モルヌピラビル、XraphconのいずれもFIP治療に有効な治療薬に間違いありませんが、投薬量に注意が必要なことはもちろん、メリットとデメリットがありますので、慎重に判断した上での使用が重要です。
今回は、2種類のFIP治療薬の特徴と、安全かつ効果的な使い方も詳しく解説します。
他にも、片山先生からFIP症例を完治へ導くポイントをたくさん学べる今回のプログラム。その一部をご紹介すると…
片山先生は2019年より横浜市鶴見区に「ブルーム動物病院」を開業し、わずか5年間で1000を超えるFIP(猫伝染性腹膜炎)の症例を経験されております。FIPの視察・治療はもとより、FIPに関連した論文を複数海外でも発表するなど、まさにFIP治療のスペシャリストと言える先生でいらっしゃいます。この映像教材は、先生が体験された貴重なFIP症例が多数の検査による裏付けを元に細かに説明がなされています。臨床経験の少ない新人の先生から、少しでもFIPで有効な治療法はないかと努力されているベテランの先生といった幅広い先生にとって今までにない最強の実践書となると確信しています。FIPの基礎的な知識から診断、治療に加えて、豊富な臨床所見や画像診断などの画像についてもぜひこの映像教材で学べば、これからの猫の診療をリードすること間違いなしです!
FIPは致死的な不治の病から、治療薬の登場により、早期に適切な治療を行えば救命出来る疾患へと変わりました。しかしながら、病状が進行した状態では“特効薬”をもってしても救命出来ず死に至る未だ恐ろしい疾患です。言い換えれば、獣医師はいかに早期に治療に入れるかがFIPの治療にとって大変重要となります。しかしながら、FIPの治療の難しさとして生前に確定診断が付かない事や、様々なタイプ(ウェット、ドライ、混合)が存在し、また非典型症例も一定数存在する事が挙げられると思います。片山先生は大学時代からFIPを専門に研究されており、日本で1番FIPの治療をされて来た先生です。本教材は、片山先生の豊富なFIP治療の経験を基に、明日からの診療に直結する実践的な内容となっています。FIPと仮診断し治療介入する際に必要な総合臨床判断のポイント、治療薬のタイプ別(ウェット、ドライ、混合)及びステージ毎の用量設定、治療開始後のモニタリングのポイント、そして再発した場合の対処法などが詳細に学べる教材となっています。そして豊富な症例データが紹介されており、様々なFIP症例の診断から治療までを学ぶ事が出来ます。本教材はFIP治療の最前線の内容であり、猫を診療する全ての獣医師に見て頂きたい内容です。本教材を通し、1匹でも多くのFIPの猫を救える事を願います。
片山先生とはお互い勤務医時代にご一緒しましたが、その当時から誰よりもFIP治療に対して熱心に取り組んでおられました。独立されてからもより一層FIP治療に邁進され、治療実績を聞いて遠方より先生を頼って来られる患者さんも多数です。今回の映像教材は多くの症例を紹介しながら総論・各論ともにとても丁寧にまとめられています。実際の症例を通じて薬用量や治療経過も細かく教えてくれていますので明日からの診療にすぐに活かせます。これまでFIPに対して対症療法のみで断念されていた先生は多いと思いますが、この教材を見終わった後FIP治療への考え方が大きく変わりますのでご視聴を強くお勧めいたします。
片山先生は、日本で最初に抗ウイルス薬を用いたFIP治療を取り入れた先生の一人であり、先生の病院には全国から来られた患者さんたちの圧倒的な症例数の蓄積があります。動画では、FIPについての一般的なことから、現時点では公に報告されていないものの自身の経験に基づいた貴重な情報も述べられております。また、症例紹介ではイレギュラーなパターンの症状や経過についても複数紹介されていて参考になります。私自身も、再発の診断や治療に迷った際に片山先生にご相談し、再治療の参考にさせていただいたことがあります。抗ウイルス薬を用いたFIP治療はまだ新しい治療であるため、現時点では正書にゴールドスタンダードとなる治療基準が掲載されていないのが現状です。臨床現場でFIPを疑っても、いざ治療となると不安な点が沢山あると思います。FIPの抗ウイルス薬治療をこれから取り入れてみようと思われている先生はもちろん、現在取り扱っていても経過観察中にみられる兆候に不安を抱かれている先生などにも参考になる情報が満載です。
片山先生とは共に勤務医として仕事をしていた経緯があり、独立をして以降はお互い一次診療を担う町の開業医として研鑽を重ね、FIP治療についても当院の大切な患畜についてご相談をさせていただいておりました。診断や治療に対する妥協なき揺るがない覚悟と決意が今回の映像教材には映っており、総合診療医としての質の高い仕事ぶりがとても強く伝わってきました。もちろんFIPに対するプライマリケアの最前線をご案内する内容ではありますが、適切な治療薬の選択と方針の確立には高いレベルの知識と技術が不可欠であることも暗に教授してくれる内容であり、全ての総合臨床医のお手本になるような内容になっています。不治の病として誰しも手が出せずオーナー様の涙を目の前で見てきた我々にとって希望の光となる内容になっておりますので、在学中もしくは大学を出て間もないFIPが治療可能と認識している若手の世代から、治療不可で悲しみに暮れるしか無かったベテラン世代の諸先生方など全ての臨床獣医師のもとに届くことを心より願っております。
猫コロナウイルス突然変異型ウイルス (FCoV) が引き起こす致死的な感染症、FIP(猫伝染性腹膜炎)。近年、治療法は目覚ましい進歩を遂げていますが、依然として多くの猫が命を落としています。私を含めて多くの獣医師が、FIP治療についての知見がまだまだ乏しく、治療の適応や経過を正しく理解できていません。本セミナーでは、FIP治療の第一人者である片山政都先生が登壇し、最先端の知見と豊富な経験に基づいた実践的な内容を余すところなく解き明かします。
【セミナー参加で得られる5つの成果】
1.圧倒的な経験と研究に基づいた、最先端の知見を習得:
片山先生の豊富な症例経験と研究成果から導き出した、最先端のFIP治療法を余すところなく学ぶことができます。
2.ウェットタイプ、ドライタイプ、混合タイプ:それぞれの攻略法をマスター:
タイプ別の統計に基づき、最適な治療戦略を立案し、治療成功率を飛躍的に向上させます。
3.抗ウイルス薬、ステロイド薬、免疫抑制薬:薬剤の最新情報:
治療薬の作用機序、投与方法、副作用などを徹底解説し、効果的な薬物療法を実現します。
4.独自開発のスコアで、経過観察を科学的に:
治療効果を客観的に評価し、最適な治療期間を決定するための、独自開発の食欲スコアと活動性スコアを活用します。
5.症例に基づく横断的な治療:新たな可能性を探る:
数多くの症例の経過を分析し、新たな治療の可能性を解き明かし、FIP治療の未来を切り開きます。
本セミナーは、FIP治療に関心のある獣医師、知識・技術向上を目指す獣医師、そしてFIP患者を抱える動物病院スタッフにとって、かけがえのない機会となるでしょう。
猫伝染性腹膜炎ウイルス感染症(以下FIP)はかつては不治の病として知られていましたが、近年ではFIPに対するいくつかの治療方法が出てきています。FIPに対する治療はまだまだわからないことが多く、実際に対処に困ることが多々あります。片山先生はこれまでに数多くのFIPに対する診断・治療を行っております。本動画では、FIPをそれぞれのタイプ別で診断から治療までのポイントを解説しており、実際のFIP症例のエコー画像や動画などがあるためイメージしやすいのもポイントです。また、典型症例だけではなく、少し頭を抱えるようなイレギュラーな症例もサポートしており片山先生のノウハウが詰まった内容です。FIPの治療始めようと思っている方、またはFIPの治療で困っている方は必見です。
ほんの数年前までは治療の難しいとされるFIP でしたが、ここ数年で治療のできる病気に変わりました。しかしながら、その治療法に不明な点が多く、どこで情報を入手すればよいか分からない状態でした。今回この映像教材を視聴させていただきFIPの診断の仕方、ウェットタイプ・ドライタイプ・混合型それぞれのステージ分類とそのステージに合わせた薬の投与量など、多くの症例紹介とともに説明がありとても勉強になりました。とにかく治療薬が高価なので飼い主様にしっかり説明したいと思っていましたが、そもそも FIPの症例が一般病院では少ないのと、しっかりとした情報がなかったので今回の視聴した情報をもとにFIPの診断、インフォームド、治療ができればと思います。
FIPは、ひとたび診断されれば、残りの時間をどう過ごすかなどが焦点となる、我々獣医師にとっても、飼い主様や猫ちゃんにとっても、とても残酷な病気でした。それがここ数年、そんなFIPが回復するという夢のような事実が次々と発表されるようになりました。片山先生は、この恐ろしい病気が不治の病と認識されている頃から、何とか猫ちゃんを救いたい、その一心でFIPと向き合ってきた先生です。その結果、今では日本を代表するほどの症例数と治療実績を誇るに至りました。この教材は、現時点でのFIPの知見もわかりやすく解説されおり、何よりその豊富な症例の治療計画や成績を、惜しみなく披露してくれています。FIP治療については、まだ解決しなくてはいけない問題もありますが、片山先生の努力が大きな流れになることを期待したいところです。そんな先生のご意見や経験がたっぷり詰まったこの教材を大いに参考とし、いつの日かFIPで亡くなる猫ちゃんがいなくなることを期待したいですね。
片山先生は、長年にわたりFIP治療に携わっており、その豊富な知識と経験により、多くの猫たちを救ってきました。FIPは診断が非常に難しく、判断に迷うことが多々あります。また、治療過程でうまくいかず、悩ましい結果となることも少なくありません。片山先生のこの動画は、こうした困難な状況においてもヒントとなる情報が含まれています。FIPの基礎知識のみならず、具体的な治療法やイレギュラーな症例に対するアプローチ方法まで丁寧に解説されており、大変参考になる内容です。片山先生の蓄積された経験と知識が反映されたこの教材は、今後FIP治療の貴重な情報源となるとともに、多くの命を救う手助けになることと思います!
片山先生と私は大学時代にシクロスポリンを用いたFIPの治療を研究していました。思えば当時よりFIPを不治の病と思ったことはありません。実際にシクロスポリンでFIPが寛解した症例も経験していますが、ウェットタイプは病態の進行が速い上に、シクロスポリンへの反応が悪く、治療に限界を感じていました。そんな中、Xraphconnが登場し、さらに近年ではモヌルピラビルという選択肢も増えました。FIPの治療はXraphconnやモヌルピラビルをただ投与すればいいわけではありません。病態に合わせた投与量と対症療法がとても重要になります。本教材では、異例なまでの症例数を診てきた片山先生がFIPの診断、病態・ステージ分類、Xraphconn・モヌルピラビルの投与量の決め方、併発疾患や病態毎の対症療法、再発の判定と投与量などを細かく説明されています。ご自身の反省点や今ならこうする、など様々な症例を経験したからこその回顧的評価も含まれています。既にFIP治療を行っている先生方にも、FIPを診断できるようになりたいという先生方にも、一助となることでしょう。治療費や入手経路など、まだまだ課題は多くありますが、「FIPは不治の病ではありません」と、日本中の獣医師が言える日は近いはずです。
片山先生は猫の患者数が多い神奈川県川崎市の一次診療病院で勤務されていた頃からのお付き合いで、FIPの診断や治療に関しましてはムティアンが流通する以前から長く携わっていらっしゃいます。今回の映像教材は、FIPを診断する上で典型的な症例から判断が難しい症例、さらには鑑別診断も豊富なご経験から考え方や適切な検査方法を解説されていて、とても参考になる内容となっております。なんとなくまだ不明点が多い印象の治療薬も、投薬量や治療経過または再発例への対処法や予後など分かりやすく知ることができます。不治の病から徐々に治る病へと変わってきているFIPを確実にアップデートでき、診断に対する不確かさや治療方針の迷いがそれぞれ明確に変わるお勧めの映像教材です!
片山先生はこれまで、全国から来院されたFIP症例の治療に取り組み、数多くの命を救ってきました。少し前までは不治の病とされていたFIPの診療を発展させた第一人者です。本教材では、FIPの概論から最新の治療法まで丁寧に解説した後、片山先生が実際に治療してきた症例の中から52症例を紹介されています。ご存じの通り、FIPにはWet型とDry型があり、それぞれの症状や診断、治療、予後など、症例毎の違いは多岐に亘ります。その多様な病態が診断・治療を難しくしています。教材中に紹介される症例は、典型例から特殊なタイプまで網羅されており、FIP診療に苦慮される先生方の助けになると確信しております。私を含めて過去にFIPの猫を救えなかった経験をお持ちの先生が多いと思います。この映像教材をご覧になって、FIPに苦しむ猫とご家族のお力になっていただけたら幸いです。
FIPを疑う猫が来院したとき。まず最初に先生がすることは、FIPタイプ(ウェット、ドライ、混合)の鑑別です。
手順はとてもシンプルですので、慣れてしまえば迷うことはないのですが、はじめのうちは「何をすればいいんだっけ?」と悩むこともあるかもしれません。
このようなとき、先生の助けとなるのが、片山先生が作成してくれた「FIP鑑別フローチャート」です。
今回は、教材ご購入特典として、この鑑別フローチャートをプレゼントします。PDFデータをお渡ししますので、印刷し、常に確認できるよう手元に置いてご活用ください。
もちろん今回も、講義で使用したレジュメはプレゼントします。
収録された片山先生の講義がまとめられた「セミナーレジュメ」をお渡しいたします。映像をじっくり視聴するお時間がなければ、まず、このレジュメデータから先に目をとおしてください。そして、気になる個所の映像から視聴していただければ、効率のよい学習が可能です。もちろん、復習用のテキストとしてもご活用いただけます。
「もしかしたら、もう知っている内容ばかりかもしれない」「内容を理解できるか不安だ」「期待にそえる、教材なのか?」など、思われた場合もご安心ください。なぜなら、プログラムの内容に、ご納得できなければ返金させていただくからです。
60日間、じっくりと、ご覧いただき、先生の選択が正しかったかどうかをご判断ください。送料も、返金振込料も、弊社が負担させていただきます。
返金保証が付いている、獣医師向け教材なんて、ほとんどありません。これは、今回リリースする最新プログラムへの自信そのものです。
獣医療は、これまで幾度となく不可能を可能に変えてきました。
ひと昔前まで「難病」「不治の病」と言われてきたリンパ腫(がん)、糖尿病、犬のクッシング症候群、猫の肥大型心筋症(HCM)、慢性腎臓病なども、現在では寛解(またはコントロール)できる病気です。
死亡率99.9%と言われてきたFIP(猫伝染性腹膜炎)ですが、新しい治療薬が開発されたことにより、今では早期発見・早期治療で80%以上が完治できる病気になりました。
いまだにFIPが治療できる病気であることをご存じでないドクターもたくさんいらっしゃいます。しかし、これまで難病と言われてきた病気がそうだったように、近い将来、FIPはどこの動物病院でも当たり前に治療できる病気になる可能性が高いことが予想されます。
他院よりも先にFIP治療を提供できれば、「猫を診てもらうなら、あの病院が一番だ」と地域からの信頼もより一層厚いものになるはずです。
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ただし、初回在庫には限りがあるのでご注意ください。この価格(リリースキャンペーン価格)での販売は、7月31日までとなります。8月1日以降は、定価の50,578円(税込)に戻ります。
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