From:権田
日付:2024年1月15日12:00
※知ると怖い「組織損傷の話」
「ペットも家族の一員」という考え方もすっかり浸透した結果、近年では、できる限り動物に負担をかけない外科治療が重視されるようになりました。きっと先生も、日々の臨床でおこなう外科治療では、細心の注意を払いながら丁寧な手術を心がけていると思います。
しかし、先生はご存じでしょうか?動物の大きな負担になる「組織の損傷」が生じる原因は、切開、結紮・縫合だけではありません。
鉗子で把持したり、ガーゼで拭くだけでも組織は損傷するのです。つまり、丁寧に手術をしているつもりでも、実は、知らず知らずのうちに組織を大きく傷つけているということ。それが、術後の回復を遅らせているだけでなく、感染症や合併症などの医原病の大きな原因となっているのです。
近年は、この問題を解決するため、向上心あふれる若い獣医師を中心に組織の損傷が少ない「マイクロサージェリー」を学ぶ人が増えていますが…
マイクロサージェリーの最大のメリットは、拡大視野下の「見える世界」で手術できることです。肉眼ではまったく見えない小さな組織もハッキリと見えますので、必然的に組織を丁寧に扱う手技が身につきます。
つまり、マイクロサージェリーの手技を練習すれば、切開・結紮・縫合、吻合など、いま以上に精緻な手技を習得できるのです。
それだけではありません。マイクロサージェリーは先生の意識も大きく変えます。事実、最初はマイクロサージェリーに敷居の高さを感じていた獣医師でも、一度、見える世界を知ってしまうと、「もう見えない世界で手術するのは怖い」「いま思うと見えないまま手術していたことにゾッとする」と口を揃えます。
だからこそ、これまでご自身の手で救えなかった動物を救うためだけでなく、ワンランク上の丁寧な外科手技を習得するためにも、マイクロサージェリーの習得を目指していただきたいのですが…
マイクロサージェリーは、獣医療において比較的新しい技術です。当然、大学の授業では学べませんし、マイクロサージェリーだけを学べる専門書やセミナーも極めて少ないのが現状です。
そのため、「マイクロサージェリーのことはまくわからない」「難しそうだし、何からはじめればいいのか?」など、こう思われている先生もたくさんいらっしゃいますが、ご安心ください。
なぜなら今回、岩井先生がマイクロサージェリーに対する疑問・不安をすべて払拭し、顕微鏡を使いこなす方法を「8TIPs」にわかりやすくまとめてくれたからです。
マイクロサージェリー初学者の先生でも、まずは、この順番に沿って学んでいけばOKです。この方法なら、短期間で顕微鏡の拡大視野に慣れ、組織を丁寧に扱う手技を発揮できるようになります。
1月20日(月)12:00にお申し込み専用ページをご案内しますので、
今しばらくお待ちください。