X線検査と超音波検査は、日常診療に欠かせない重要な検査です。
また近年は、肺や椎体、頭部などの高度な検査のため、CT装置を導入する一次診療施設も少しずつ増えてきました。
きっと先生も、日々の診療に画像検査を活用していると思います。
これらの検査モダリティを診断に活かすには、優れた画像描出の技術はもちろん、描出した画像を読み解く「読影スキル」も重要になりますが…
もし先生が、画像診断をするとき…
・直感や今までの経験を頼りに読影する
・血液検査などの結果から、疑われる疾患の徴候を探す
・鑑別リストに挙げた疾患に当てはまるかチェックする
など、このようなやり方をしているとしたら注意が必要です。
なぜなら、これらの画像診断のやり方は、疾患の見落としや誤診のリスクが高いからです。そもそも画像診断は主観的な評価になりやすく、頭の中にある疾患に寄せた診断をしやすい傾向があります。
そのため、画像をちゃんと読影しているつもりでも、無意識のうちに都合の良い解釈をしてしまっていることも少なくありません。
このように直感や経験任せの画像診断をしていると、本来なら検出できるはずの疾患も、検出できない可能性が高くなります。
だからこそ、疾患の見落としや誤診リスクの低い、体系的かつ論理的な画像診断のやり方を身につけてほしいのです。
では、具体的にどうやって画像診断をしていけば良いのか?
今回、画像診断のエキスパートであり、動物病院向けの診療支援を提供するVet Imaging Supportの代表を務める石川雄大先生を講師にお招きし、画像診断のコツを教えていただけることになりました。
帯広畜産大学畜産学部獣医学課程を卒業後、一次診療の経験を経て、DVMsどうぶつ医療センター横浜で画像診断分野を担当。2019年よりVet Imaging Supportを立ち上げ、現在、埼玉動物医療センター画像診断科に勤める傍ら、フリーランス画像診断医として訪問診療や執筆、セミナー、Vetpeer遠隔診療サポートのアドバイザーなどを通じ多くの病院のサポートをしている。
画像診断専門医である石川雄大先生。
石川先生はこれまで、X線検査9,000症例以上、超音波検査5,000症例以上、CT検査3,000症例以上、トータル17,000を超える症例の画像診断をおこなわれてきました。
まさに画像診断のエキスパートと呼ぶにふさわしい石川先生。現在は豊富な知識と経験、技術を活かし、全国の動物病院の診療や手術をサポートされています。
今回の教材の目的は、「ロジカルに画像診断をできるようになる」ことです。
ロジカルな画像診断とは、直感や経験に頼らない体系的な画像診断のことです。
画像診断をロジカルに読影することで、疾患の見落としや誤診リスクの低くし、早期に的確診断へつなぐことができます。
では、具体的にどうやるのか?ポイントは、大きく3つあります。
正しい診断にたどり着く上で、検査モダリティの選択は重要です。
なぜなら、検査モダリティの選択を間違ってしまうと、本来、検出できるはずの疾患も検出できなくなってしまうからです。
今や、X線装置と超音波装置は、ほとんどの病院に導入されています。また、より高度な画像診断をおこなうため、CT装置を導入する一次診療施設も増えてきました。では先生は、これらの検査モダリティをどのように選択していますか?
まず、X線検査で全体を把握し、そのあと怪しい場所があれば超音波検査。それでも何もわからなければCT検査をおこなう。このような方法をとっている獣医師が多いそうです。
もし、先生も同じような検査をしているなら注意しなくてはなりません。なぜなら、超音波検査やCT検査は、上位互換の画像検査ではないからです。
つまり、X線検査で見落とした場合、そのあとに超音波検査やCT検査をしても疾患を正しくピックアップすることはできないのです。
こうなると、先生がどれだけ画像診断のスキルを磨いたとしても、その技術を診療に活かせませんよね。
大事なことは、症例のプロフィールやヒストリーから疑うべき疾患を適切に絞り込み、その病変をあぶり出すための検査モダリティを選択することです。
要するに、「この場所を撮影すれば、異常があるはずだ」という考えのもと、適切な検査モダリティを選択することが重要なのです。
今回の教材では、X線検査、超音波検査、CT検査の各モダリティが得意とする疾患をはじめ、それぞれのモダリティのメリット、デメリットなどを知り、正しく検査モダリティを選択することから詳しく学んでいきます。
X線、超音波、CTを問わず重要になるのが、LMNOSSを意識することです。
聞き慣れない言葉かもしれませんので、簡単にご説明します。LMNOSSとは…
・あるべき場所に
・あるべき数、形、大きさで
・あるべき色で存在しているかどうか?
という、画像を見るときに注目すべきポイントをわかりやすく覚えられるよう、各ポイントのアルファベットの頭文字を並べたものです。
撮影した画像を見て形や大きさの異常に気づくには、当然、正常像を熟知している必要があります。
また、スムーズに画像診断にたどり着くには、日常診療でよく遭遇する疾患の典型的な異常所見を知っていることも重要です。
今回の教材では、多くのX線画像、超音波画像、CT画像と画像診断のポイントを石川先生のわかりやすい解説で学べますので、小さな異常にもすぐに気づけるようになります。
都合の良い解釈をしないとは「頭の中にある疾患に画像を寄せない」とも言い換えられます。たとえば、嘔吐を主訴に肥満の犬が来院したとします。
血液検査をしてみると、どうやらリパーゼの数値が高いようです。多くの先生はここで膵炎を疑い、超音波検査をすると思います。
もし、描出した超音波画像に典型的な膵炎の所見がみられたのなら、膵炎と診断できます。肥満でリパーゼの高い犬に、膵炎の所見がみられたのですから疑いようがありません。
しかし、リパーゼは高くても、超音波画像に膵炎の所見がみられないとしたら、先生はどうされますか?
もしかしたら、肥満、嘔吐、高いリパーゼの数値から、画像に膵炎の所見がみられなくても「きっと膵炎だ」と診断をされる獣医師もいらっしゃるかもしれません。
しかし、このような頭の中にある疾患に画像を寄せる行為は、誤診のリスクを一気に高めてしまいます。
誤診を防ぐ上で重要なのは、画像は切り離して考えることです。
確かに、この症例のように、肥満、嘔吐、高いリパーゼの数値が揃っているなら、膵炎を疑いたくなりますよね。
しかし、超音波検査所見や他の陰性適中率の高い検査の結果が膵炎と言えないのなら、一旦そこで踏みとどまらなくてはなりません。
都合よく解釈せず、画像は画像と切り離して考えることが、疾患の見落としや誤診を防ぐ上でとても重要になるのです。
ここまで、疾患の見落としや誤診リスクの少ないロジカルな画像診断の「3つのポイント」をご説明しましたが…
画像診断のスキルアップには、数をこなすのが一番です。
しかし、さまざまな症例を経験するには、それなりに時間がかかりますよね。
そこで今回は、学んだ知識をすぐに日々の臨床に活かせるよう、日常診療で遭遇する機会の多い疾患を厳選収録しています。
画像診断専門医である石川先生が、描出した画像から何を読み取り、どのような思考を経て診断しているのか、その一連のプロセスをわかりやすい解説で学べます。
臨床医のいちばんの仕事は、患者の病気を治すことですよね。
そのためには、疾患の診断、治療法を学ぶことはもちろん、薬剤の知識やガイドラインなど、さまざまな情報をアップデートし続ける必要があります。
ですから、先生が画像診断のコツを学ぶとしても、その時間が限られていることは、私たちも十分承知しています。
そこで今回は、画像診断専門医である石川先生に「これだけは知っておいてほしい」ポイントをわかりやすくまとめていただき、約3時間で学べるように教材を制作しました。
この教材を繰り返し見ていただくことで、ロジカルな画像診断の方法を頭に叩き込み、疾患の見落としや誤診リスクの低い画像診断ができるようになれば、結果的に早期的確診断へつなぐことができます。
ぜひ先生も、石川先生からロジカルな画像診断の方法を学んでください。そうすれば…
教材の内容を紹介すると…
私が診療の中で心掛けていることは、まず『診断すること!』です。 診断がつけば、その後は動物のことを考えて飼い主様と相談しながら治療方針を立てることができます。
私は、その『診断すること!』のために画像検査は大きな役割を担っていると考えています。しかしながら、私自身、画像を常に客観的に読影しているとは言えず、都合の良いよう主観的に読影していることが多々あります。
この石川雄大先生の講義では、実際に7症例で実施されたレントゲン検査、超音波検査およびC T検査の画像をもとに、各検査機器の特徴や適応、画像読影の考え方、エビデンスに基づく客観的な評価方法、異常所見からの鑑別診断などが解説されています。
総論から各論まで非常に幅広く実践的な講義ですので、きっと明日からの画像診断の一助になると思います。
今回の教材の本編では、日常診療でよく遭遇する疾患を厳選し、合計7症例を掘り下げて解説していただいてます。
しかし、来院する症例の中には、ベテラン獣医師ですら予想していなかった疾患が併発している珍しいケースもありますよね。
このような珍しい症例でも見落とすことなく、正しい診断にたどり着くには、「こんな疾患が併発するケースもある」という知識の引き出しが重要です。
そこで今回は、「下垂体性副腎皮質機能亢進症の症例において片側の副腎に褐色細胞腫と副腎皮質腺腫の併発を認めた症例」の解説動画を特典映像として収録いたしました。
ぜひ、画像診断のスキルアップにお役立てください。
教材に収録された石川先生の講義がまとめられた、レジュメ冊子をお渡しいたします。このDVD を手にした先生だけが手に入れられる講師のノウハウがぎっしりつまった大変価値のあるものとなっております。もちろん本屋さんでもこの冊子は取り扱っていません。ここでしか手に入ることができない、大変希少価値が高いものを今回、特典にてお付けいたします。
また、映像をじっくり視聴するお時間がなければ、まず、この冊子から先に目をとおしてください。そして、気になる個所の映像から視聴していただければ、効率の良い学習が可能です。もちろん、復習用のテキストとしてもご活用いただけます。※ネット配信版は(PDF データ/印刷不可)でのご提供です。
画像診断は、直感や経験から「つい診断」されがちな分野です。
また、血液検査など他の検査結果の数値から、主観の入った都合の良い解釈をされがちな分野とも言えます。
しかし、画像診断は数ある検査の中の一つであり、その目的は適切な鑑別疾患を挙げることと、次のステップを指し示すことです。
平等に疾患を疑うには、まず、客観的に画像評価をおこない、その上で臨床経過や血液検査など他の検査結果とあわせて総合的に考える必要があります。
今回、石川先生にセミナー講師を快諾していただいた背景には、石川先生ご自身が得られた知識や技術を多くの獣医師に伝えたいという思いがあります。
なぜなら、それが適切な治療を受けられる犬猫を増やすこと、ひいてはもっと多くの犬猫の生命を救うことにつながるからです。
画像診断は、獣医師の職責をまっとうする上で欠かせない重要なスキルです。ぜひ先生も、今回の教材から見落としや誤診リスクの低い画像診断の方法を学んでください。
「もしかしたら、もう知っている内容ばかりかもしれない…」「内容を理解できるか不安だ…」「期待にそえる教材なのか?」など、こう思われた場合もご安心ください。
なぜなら、DVD教材の内容に、ご納得できなければ返金させていただくからです。60日間、じっくりと、DVDをご覧いただき、先生の選択が正しかったかどうかをご判断ください。
送料も、返金振込料も、弊社が負担させていただきます。返金保証が付いている、獣医師向け教材なんて、ほとんどありません。これは、今回リリースするDVD教材への自信そのものです。
いつもの安心 DVDでお届け |
すぐに見られる ネット配信 |
|
FAX申込みはコチラ(代引のみ) | ※クレジット決済のみ | |
|
教材内訳 |
|
販売価格 45,980円 (税込50,578円) |
価格 | 販売価格 45,980円 (税込50,578円) |
あり(購入後60日間) | 返金保証 | 商品特性上なし |
|
特記事項 |
|
※安心の暗号化通信を採用しています。
この商品のお申込みフォームは、世界でもトップレベルである、グローバルサイン社のセキュリティシステムを利用しており、個人情報保護、セキュリティ強化のため、SSL暗号化通信を採用しています。お申込みの際に個人情報の漏洩は一切ありません。
今回の教材も、60日間返金保証がついています。
つまり、先生は、ご自身の選択が正しかったか、60日間かけて、じっくりと判断できます。今回のDVD教材を手に入れる上で、先生に一切のリスクはありません。
ただし、注意点があります。この価格(DVDリリースキャンペーン価格)での販売は、7月31日まで。7月31日以降は、定価の45,980円に戻ります。
DVDの初回在庫(100セット)には限りがありますので、ご興味を持たれましたら、今すぐお申し込みください。
いつもの安心 DVDでお届け |
すぐに見られる ネット配信 |
|
FAX申込みはコチラ(代引のみ) | ※クレジット決済のみ | |
|
教材内訳 |
|
販売価格 45,980円 (税込50,578円) |
価格 | 販売価格 45,980円 (税込50,578円) |
あり(購入後60日間) | 返金保証 | 商品特性上なし |
|
特記事項 |
|
※安心の暗号化通信を採用しています。
この商品のお申込みフォームは、世界でもトップレベルである、グローバルサイン社のセキュリティシステムを利用しており、個人情報保護、セキュリティ強化のため、SSL暗号化通信を採用しています。お申込みの際に個人情報の漏洩は一切ありません。