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猫の56%が「糖尿病予備軍」
糖尿病と聞くと、人間の病気という印象が強いかもしれません。しかし近年、獣医療の現場では、「糖尿病を発症する猫」が確実に増えています。その背景にあるのが、猫の高齢化や生活環境の変化。室内飼育、高カロリー食、運動不足といったライフスタイルが、人間と同じように猫の代謝を狂わせているのです。
実際、2016年の調査では、ボディコンディションスコア(BCS)が3/5を超える「過体重・肥満」の猫の割合が、56%にも及ぶと報告されています。つまり、一見すると健康そうに見える猫でも、「2頭に1頭」が糖尿病リスクを抱えているのです。当然、糖尿病の診断や治療を求められる場面も、ますます増えていくでしょう。
すでに先生も、「最近、糖尿病を診断することが増えてきたな」と感じているかもしれません。ですが、糖尿病は診断が容易である一方、自信を持って治療に踏み出せずにいる獣医師も多い疾患でもあります。
もし先生が、自己流で糖尿病治療を学んできたのなら、注意しなくてはなりません。猫の糖尿病治療には、数多くの「勘違い」があるからです。たとえば…
この獣医師の対応の間違いに気づけますか?
高齢の飼い主さんに抱えられて来院した、13歳の雄猫のお話です。
その猫はやや肥満体型で、多飲多尿。尿検査と血液検査の結果、尿糖と明らかな高血糖が見られたため、ドクターは糖尿病と診断しました。
血糖値の変動を調べるために入院を勧めると、飼い主さんもすぐに承諾。2時間おきに採血をくり返して血糖値曲線を作成しました。書きだしたグラフを見ると、血糖値は激しく乱高下。慌てたドクターは、翌日からグラフを慎重にチェックしながら、インスリンの用量を細かく調整して対応します。
そして退院後、飼い主さんに注射の打ち方と、インスリンの保管方法を丁寧に説明し、自宅でインスリンを投与してもらうことにしました。しかし数日後。「猫がぐったりしている」と連絡が入ります。幸い生命に別状はありませんでしたが、飼い主さんは疲れきっていました。
「先生、私には注射は無理だったかもしれません…」。そう漏らす飼い主さんに、ドクターは返す言葉が見つかりませんでした。
ドクターが犯した「3つの重大な間違い」
一見すると、このドクターの対応は、丁寧で正しいものだと思うかもしれません。でも実は、先ほどの対応には、「3つ」の大きな間違いがあります。それは、以下の3つです。
-
①診断後に即入院させ、血糖値曲線を作成した
猫にとって、入院や頻回採血は非常に大きな負担になります。その結果、血糖値がストレス性に乱れてしまい、正確な血糖値評価が難しくなります。
-
②翌日からインスリン用量を調整した
治療開始から間もない時期に細かくインスリン用量を調整するのは、ソモジー効果(インスリン過剰投与の反動で、血糖値が逆に上昇する現象)や体内適応を無視することになり、非常に危険です。
-
③高齢の飼い主さんに、注射による在宅管理を選んだ
高齢の飼い主さんは、老眼や注射への不安から、在宅でのインスリン管理が難しいケースがあります。無理に注射をさせると、治療離脱や低血糖などのリスクが高くなります。
どうすれば正しい診療ができたのか?
猫の糖尿病は、決して珍しい疾患ではありません。それなのに、なぜ「治療がうまくいかない症例」が、あとを絶たないのでしょうか?
その理由は明白です。大学の授業では、糖尿病の診断基準や検査方法こそ学ぶものの、「どのように治療を設計し、現場で実行するか」までは、ほとんど学べないからです。
そのため、診断はできても、治療に踏みだすとなると不安が残る。そんな悩みを抱えているドクターも、決して少なくありません。
さらに独学で糖尿病治療を学んできた場合、「糖尿病=インスリン注射」といった先入観のまま、治療をはじめてしまうケースも見られます。
しかし現実には、「インスリンが効かない」「飼い主さんが注射を打てない」といった問題に直面することもあります。
そんなとき、どう対応するか? そこにこそ、糖尿病治療を成功させるドクターと、つまずくドクターの違いがあります。
そこで今回は、JSFM(ねこ医学会)の会長を務める石田卓夫先生を講師にお迎えし、ホームドクターのための「猫の糖尿病診療」を教えていただきました。
「血糖値が高い猫を前に、何を考えるべきか?」
「そもそも、治療をはじめる前に何を確認すればよいのか?」
独学では決して得られない、実践的な治療の視点と戦略を、今こそ手に入れてください。

講師紹介
石田 卓夫先生
いしだ たくお
- 一般社団法人日本臨床獣医学フォーラム(JBVP)名誉会長
- アジア小動物獣医師会連合会(FASAVA) 会長
- ねこ医学会(JSFM)会長
- 赤坂動物病院医療ディレクター
- 日本獣医病理学専門家協会認定病理医
Profile
赤坂動物病院医療ディレクター。東京大学大学院博士課程修了後、カリフォルニア大学デイビス校にて獣医腫瘍学を研究。国内外の多数の学会で講演を行い、獣医腫瘍学・臨床病理学の発展に大きく貢献。日本臨床獣医学フォーラム(JBVP)やアジア小動物獣医師会連合会(FASAVA)の会長を歴任。国際的な獣医専門書を日本人で初めて執筆するなど、世界標準の診療知識を日本語で届ける第一人者として高く評価されている。
- 【略歴】
- 1973年
- 国際基督教大学教養学部卒
- 1976年
- 日本獣医畜産大学獣医学科卒
- 1981年
- 東京大学大学院農学系研究科博士課程修了 農学博士
- 1981-1982年
- 東京大学医科学研究所助手
- 1982-1985年
- カリフォルニア大学デイビス校獣医外科腫瘍学研究員
- 1985-1998年
- 日本獣医畜産大学獣医学科臨床病理学講師・助教授
- 1998年- 現在
- 赤坂動物病院医療ディレクター
日本獣医病理学専門家協会認定病理医 - 1998年- 2021年
- 一般社団法人日本臨床獣医学フォーラム(JBVP)会長
- 2009-2013年
- 公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)会長
- 2013年-2025年
- 一般社団法人日本獣医がん学会(JVCS)会長
- 2014年- 現在
- ねこ医学会(JSFM)会長
- 2024年- 現在
- アジア小動物獣医師会連合会(FASAVA)会長
石田先生に猫の糖尿病診療を学ぶべき「5つの理由」
1
国内トップクラスの経験を誇るドクターの診療技術
四半世紀以上にわたり、赤坂動物病院の医療ディレクターとして、第一線で診療を続けてきた石田卓夫先生。
JBVP(日本臨床獣医学フォーラム)の元会長をはじめ、ねこ医学会、FASAVA(アジア小動物獣医師会連合会)の会長など、国内外の学会で中心的な役割を担い、臨床病理・腫瘍・内科・感染症など、幅広い分野で臨床の最前線をリードしてきました。
石田先生は日ごろから、「猫の糖尿病は、専門医に任せる病気ではない」「日々の診療にあたるホームドクターこそが、取り組むべき疾患である」と語っています。
とはいえ一次診療の現場では、「診断はできるけれど、治療になると難しい」「インスリンの用量にいつも迷う」と悩む先生も少なくありません。
こうした声に応えるため、石田先生がまとめてくれたのが本教材です。動画セミナーでは、「一次診療で猫の糖尿病を診るなら、これだけは絶対に知っておいてほしい」という必須知識をわかりやすく解説しています。
たとえば、猫の糖尿病における
- 診断プロトコル
- モニターの簡略化
- インスリンの選択と投与量設定
- インスリンが効かない場合の次の一手
- 飼い主さんへの対応
これら一次診療で「本当に困るところ」に絞って、実践的な知識を体系的に学べます。
「猫の糖尿病診療をきちんと学びたい」「もっと自信を持って診療に臨みたい」。そうお考えの先生にとって、本教材は最初の一歩として間違いのない選択肢です。
2
ガイドラインの「その先」を学べる貴重な教材
猫の糖尿病診療は、2015年に発表された「ISFM(国際猫医学会)ガイドライン」に沿って治療を進めるのが、現在の標準的なアプローチとされています。これから糖尿病診療を学びはじめるなら、まずはこのガイドラインの理解が出発点です。
しかし実際の臨床では、「ガイドラインどおりに治療しているのに、血糖値が安定しない」「インスリンが効かない」といった場面に直面することも少なくありません。
本教材では、そうした現場の悩みに応えるべく、
- 最新の研究動向
- 診断・モニターの古くて新しい方法(家庭内と診察時の臨床所見の最大限活用・ 血糖値曲線に頼らないフルクトサミンの活用)
- 家庭内と診察時の臨床所見の最大限活用
- 血糖値曲線に頼らないフルクトサミンの活用
- インスリン以外の治療選択肢(経口薬・SGLT2阻害薬・体重コントロール)
といった、「ガイドラインのその先」の知識までわかりやすく解説しています。とくに注目すべきは、インスリンが効かない症例に対する「次の一手」を症例ベースで学べる点です。
インスリン抵抗性、ソモギー効果、製剤の吸収不良といった複雑な状況にどう対応すればよいのか。整理された思考フローを身につけることで、どんな症例が来院しても落ち着いて判断できる「臨床の自信」が生まれます。


“ガイドラインでうまくいかない場合の対応も学べます”
3
インスリンの投与量調整に振り回されない
猫の糖尿病治療が難しいと言われる大きな理由のひとつが、「インスリンの投与量調整」です。
多くの教材では、「血糖値を見ながら少しずつ増減しましょう」と説明されており、実際の現場では、「血糖値が上がった! 下がった!」と、一喜一憂しながら調整をくり返すドクターも少なくありません。
ところが石田先生は、こうした細かい用量調整に真っ向から異を唱えています。
「最初の一週間は、ただ家でインスリンを打ち続けてもらうだけでいい」「用量調整は行わなくていいし、厳格な管理も必要ない」。これが、石田先生の一貫したスタンスです。
治療の初期段階で大切なのは、ドクターが焦って投与量をいじることではありません。猫の身体にインスリンを慣れさせること。そして飼い主さんに、落ち着いて正確に注射できるようになってもらうことです。
この「初期の土台づくり」こそが、治療成功への第一歩。結果的に、もっとも安全で効率的な進め方になります。
最初の一週間を終えてから、改めて血糖値曲線やフルクトサミンを用いて、インスリンの用量調整を考える。この明確なステップがあるからこそ、治療方針にブレがなくなり、飼い主さんへの説明もスムーズになります。
石田先生に学べば、血糖値の変動に毎日振り回されることはありません。調整に追われない「根拠ある治療設計」が手に入り、これまで不安だった糖尿病診療にも、堂々と向き合えるようになります。

“用量調整だけが、糖尿病治療ではありません”
4
モニター作業を効率化する方法も解説
猫の糖尿病治療において、最大の難関のひとつが「血糖値モニター」です。インスリン治療の効果を正しく評価し、低血糖のリスクを回避するためには、どうしても血糖値の変動を把握する必要があります。
とはいえ、血糖値モニターには、血糖値曲線の作成や採血といった手間がかかるのも事実。「2時間おきの採血は現実的じゃない」「モニターが面倒で、つい手を抜いてしまう」。そんな悩みを抱えているドクターは、決して少なくないでしょう。
実際、糖尿病治療に取り組む一次診療の現場では、「いかにモニター作業を効率化するか」が診療継続のカギを握っています。モニターが負担になればなるほど、治療の質を保つこと自体が難しくなるからです。
そこで本教材では、石田先生が現場で実践している「負担を減らしても、診療の質を落とさないモニター戦略」もあわせて解説しています。
たとえば、センサーで継続的に血糖値を確認できる「FreeStyleリブレ」を用いた、採血ゼロのモニタリングはそのひとつ。他にも、日内変動に振り回されずに評価できる「フルクトサミン値を用いたモニタリング」も有効です。こうした工夫を取り入れることで、ドクターの手間を減らしながら、モニター精度をしっかり確保できるようになります。
「モニターが大変だから、糖尿病治療に踏み込めない」。そう感じている先生にこそ、本教材の効率的なモニター手法は、大きな助けになるはずです。

“血糖値曲線の他にも、さまざまなモニター方法があります”
5
高齢飼い主にも対応できる治療設計を学べる
猫も人間と同じように高齢化が進む現代。糖尿病治療において本当に問題になるのは、「猫の高齢」ではなく、「飼い主さんの高齢」です。
実際、高齢の飼い主さんほど「老眼で注射器の目盛りが読めない」「注射そのものが怖い」と感じる傾向が強く、インスリン治療をあきらめざるを得ないケースも少なくありません。
つまり、「治療できるかどうか」は猫の病態だけでなく、飼い主さんの年齢やライフスタイルにも左右されるということ。この現実を見落とすと、どれだけ診断が正確でも、治療そのものが成立しないというジレンマに直面します。
そこで本教材では、こうした課題を乗り越える選択肢として「SGLT2阻害薬」の使い方も詳しく解説。この経口薬を活用すれば、注射が難しい高齢の飼い主さんでも、無理なく治療を継続できます。
このSGLT2阻害薬は、インスリンよりも低血糖リスクが低く、投与タイミングも柔軟に対応可能。飼い主さんの負担を軽減しながら、しっかり治療効果を得られる選択肢です。ただし適応症例は限られているので、しっかり選ばなくてはなりません。
「インスリンが打てないから、治療はできない」とあきらめる前に。飼い主さんの年齢や状況にあわせた「現実的で持続可能な治療方法」も、本教材ではしっかりと学べます。


“これからの時代、高齢の飼い主さんへの対応は必須です”
他にも、石田先生から「猫の糖尿病診療のポイント」をたくさん学べる今回のプログラム。その一部をご紹介すると…
Dr.石田 猫の糖尿病診療実践アプローチ
1. ISFMガイドラインに沿った診断と治療
- 猫の糖尿病の発生頻度とは?
- セクション1は、「ISFMガイドラインに沿った診断と治療」をテーマに講義をおこないます。まずは、世界で唯一、データを集めているスウェーデンのデータをもとに、猫の糖尿病の発生頻度から解説します。
- 2種類の糖尿病のタイプと、その違い
- 糖尿病は、大きく分けて1型糖尿病と、2型糖尿病の2種類があります。猫の場合は、1型糖尿病は極めてまれですので、2型糖尿病がメインになります。どんなタイプの糖尿病なのか、わかりやすくご説明します。
- 知っておきたい「2型糖尿病」の基本
- 猫の糖尿病の80~90%を占めるのが、2型糖尿病です。主な発症原因は肥満と、口内炎・膀胱炎・膵炎などの炎症によるものです。ホームドクターなら知っておきたい、2型糖尿病の基本を解説します。
- 食事と2型糖尿病の関係とは?
- 高カロリー食や運動不足など。2型糖尿病には、猫の怠惰な生活習慣が関係しています。また、オス猫の場合は、去勢手術後に肥満になりやすいことも、2型糖尿病の発症に関連すると言われています。
- 糖尿病の診断のポイントと注意点
- 猫の糖尿病の診断は、比較的簡単です。ポイントは、①持続性高血糖があり、②尿糖が出ていることです。ただし、どれくらいの高血糖で尿糖がでるかは、犬と猫でまったく異なります。
- 尿糖が検出された場合の除外項目
- たとえば、尿中の血液はそのひとつ。膀胱炎で出血している場合などは、血液中の糖が出てきてしまいますので、血液がない状態でもう一度検査する必要があります。他にも、2つの除外項目があります。
- 糖尿病の臨床徴候とは?
- 糖尿病には、さまざまな臨床徴候がありますが、「なぜ、それが起こるのか?」といった理由と合わせて解説します。もっともポピュラーな臨床徴候は、多尿と多飲(PU/PD)ですが、先生はその原因がわかりますか?
- なぜ、一部の猫は体重が減るのか?
- とくに重篤な糖尿病の猫の場合、体重が減ることがあります。でも、なぜ体重が減ってしまうのでしょうか? ひと言でご説明するなら「細胞の異常」と言えますが、そこには、大きく4つのステップが関わっています。
- なぜ、末梢神経障害が生じるのか?
- 糖尿病の猫の中には、末梢神経障害が生じるケースがあります。これは、神経の蛋白に糖が結合し、異常な蛋白が蓄積されることが原因です。蹠行(しょこう)と呼ばれる異常歩行が見られた場合、末梢神経障害が疑われます。
- 多尿と多飲の鑑別診断
- 糖尿病の臨床徴候のひとつである多尿と多飲(PU/PD)ですが、鑑別診断は多岐にわたります。猫においては、罹患率の高い慢性腎臓病(CKD)も疑うべきでしょう。他には、どんな疾患が考えられるのでしょうか?
- 糖尿病治療の目標とは?
- 糖尿病の治療は、猫・飼い主さん・獣医師の三者のバランスが重要です。猫が安定することはもちろん、多尿と多飲がなく、体重・食欲の異常がないことで飼い主さんも満足できる治療を目指します。
- 「ISFMガイドライン」とは、何か?
- ISFMガイドラインとは、国際猫医学会(International Society of Feline Medicine)が発表する、猫の健康と福祉に関するガイドラインのことです。ここでは、ISFMガイドラインに沿った糖尿病治療を解説します。
- もし、糖尿病を治療しなかったら?
- 糖尿病の治療をおこなわず、進行してしまった場合、猫はどうなるのでしょうか? 高血糖に対抗するためにインスリン分泌が増加するだけではありません。最終的には、もっと深刻な状態になります。
- アミロイドーシスと2型糖尿病
- 糖尿病には、糖毒性の他にもアミロイドーシスという問題があります。しかし、アミロイドーシスが必ずしも2型糖尿病の原因というわけではありません。知っておきたいアミロイドーシスの基礎知識を解説します。
- 糖尿病の猫の食事管理
- 糖尿病猫の食事管理は、猫の状態により異なります。肥満の猫の場合は、体重減少が必要ですので、糖尿病用高繊維食を与えます。では、体重が減少する猫の場合は、どう食事管理をすればいいのでしょうか?
- 猫用の第一選択インスリンとは?
- 猫用の第一選択インスリンは、国際的にも認められている「PZI」です。でも、なぜPZIは、猫の糖尿病治療によく使われているのでしょうか? 他の治療薬と比較しながら、PZIの特徴をご説明します。
- 猫でのPZI使用に関するエビデンス
- さまざまな論文を紐解きながら、猫でのPZI使用の有効性を確認していきます。どの論文もとても興味深いですが、中には「90%の飼い主さんが45日までに臨床症状の改善を認めた」とするものもあります。
- インスリン投与量の計算の注意点
- インスリンの投与量は、猫の体重で決めてはいけません。なぜなら、肥満の猫でも、肝臓のサイズは正常な猫と変わらないからです。肥満の猫、痩せた猫に関係なく、ここでご説明する体重で考えればOKです。
- 必ず用意すべきシリンジとは?
- 人間用のシリンジは100U(100U/mL)と大きく、猫に最適な量を投与するのが難しくなります。動物用のインスリンを使う場合は40U(40U/mL)のシリンジを使用することができます。微量の投与が、圧倒的に簡単になります。
- PZI以外のインスリンと、その使い方
- 猫用の第一選択インスリンは、PZI(プロジンク)ですが、他にもインスリンの選択肢があります。ここでは、「グラルギン」と「デテミル」の特徴と使い方をご紹介します。知っていると、治療の選択肢が広がります。
- 最初の投与のポイントと注意点
- 最初の投与は、①低血糖が起こらないこと、②血糖値が下がることの2点を確認したら、すぐに家に帰ってもらうのがベストです。また、最初の一週間は、インスリンに身体を慣らすこと、シリンジの扱い方に慣れることを優先してください。
- インスリン用量調節のポイントと注意点
- インスリン用量の調節は、7日以降から開始します。可能であれば、血糖値曲線を参考にするのが良いでしょう。ですが、それが不可能な場合は、臨床症状とフルクトサミンを参考に用量を調節します。
- 家庭内でのモニターと、病院でのモニター
- 家庭内でのモニターは、家庭内管理の報告日記をつけてもらうのがオススメです。熱心な飼い主さんなら、とても細かく猫の様子を記録してくれます。病院でのモニターと合わせ、詳しく解説します。
- インスリンの減量、治療中止の判断
- 猫の状態によっては、インスリン用量の減量、またはインスリン療法の中止が必要なケースもあります。どんなときに減量、中止すればいいのか? 具体例を挙げながら、わかりやすくご説明します。
2. 最新の研究成果、検査法、治療法
- 米国の糖尿病専門医の考え方とは?
- セクション2は、「最新の研究成果、検査法、治療法」をテーマに講義をおこないます。「ISFMガイドライン」がスタンダードな方法なのに対し、ここからは、現時点における新しい治療法を学んでいきます。
- コントロールが順調かどうかの判断基準
- 糖尿病のコントロールがうまくいっているかどうかは、何を見ればわかるのでしょうか? 実は、その判断基準はとてもシンプルです。飼い主さんの観察と病院での所見、それぞれで良い反応と悪い反応を解説します。
- 1日1回の注射にできないのか?
- 猫の糖尿病のスタンダード治療は、長時間作用型インスリンを「1日2回」注射することです。でも、1日2回の注射って、手間がかかると思いませんか? 何とか、「1日1回」の注射にできないのでしょうか。
- 超長時間作用型インスリン(実験型)
- 猫の糖尿病治療を進化させるために、超長時間作用型インスリンを作ってしまった人物がいます。では、実際にそのインスリンは有効なのでしょうか? 2021年の論文を紐解きながら、投与試験の結果を見ていきます。
- FreeStyleリブレの実用性とは?
- 多くの一次診療施設でも使われている「FreeStyleリブレ」ですが、これまで使用に関するエビデンスはありませんでした。しかし近年、ようやくエビデンスができたんです。ぜひ知っておいていただきたい内容です。
- FreeStyleリブレの装着方法
- 2022年の論文で、FreeStyleリブレを猫の首、または胸前に装着する実験がおこなわれました。また、皮膚病用のダーマボンドを使って装着しているのも、興味深い点です。実際の写真を見ながら、FreeStyleリブレの装着方法を解説します。
- SGLT2阻害薬の安全な使い方
- 日本では2014年以降、ヒト用の2型糖尿病治療薬としてSGLT2阻害薬が使われています。糖尿病だけでなく、慢性腎臓病、心不全への適応も認められていますが、猫への有効性はどうなのでしょうか?
- 糖尿病性ケトアシドーシスの治療
- 糖尿病性ケトアシドーシスの治療は、猫が高血糖の場合と、正常血糖値の場合で異なります。では、具体的に両者は何が違うのでしょうか? 高血糖と正常血糖値を比較しながら、治療のポイントをわかりやすく解説します。
- コントロール不能の症例への対応
- たとえば、しばらく安定していた猫が、突然、原因不明でインスリン要求量が増えてしまった場合。また、安定していたのに低血糖が起こるようになった場合など。このようなケースでは、どう対応すればいいのでしょうか?
- もし、インスリンの効きが悪い場合は?
- 石田先生は、真っ先に飼い主さんの注射技術に問題がないかを疑うべきであるとおっしゃいます。飼い主さんに問題がないことを確認できた場合は、次にインスリンの問題、最後にインスリン抵抗性を疑います。
- Somogyi(ソモギー)効果とは、何か?
- ソモギー効果とは、インスリン注射で低血糖になったあとに、身体が血糖値を上げるホルモンを分泌し、その反動で血糖値が異常に高くなる現象です。ソモギー効果を疑った場合の対応と合わせ、詳しく解説します。
- 猫の副腎皮質機能亢進症
- インスリンを投与しても糖尿病をコントロールできず、検査をしてみると、副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)が見つかるケースがあります。糖尿病との関連をわかりやすくご説明します。
猫の糖尿病診療に役立つ「2つの資料」をプレゼント
1. 飼い主さんへお渡しする資料(PDF)

石田先生が、猫の糖尿病診療で使用している「飼い主さんへお渡しする資料」をプレゼントします。この資料には、飼い主さん向けにインスリンの取り扱い方法と、万が一、低血糖になった場合の対処法がわかりやすくまとめられています。PDFデータでお渡ししますので、印刷してそのままご活用いただけます。
2. 講義で使用したレジュメ

収録された石田先生の講義がまとめられた「セミナーレジュメ」をお渡しいたします。映像をじっくり視聴するお時間がなければ、まず、このレジュメから先に目をとおしてください。そして、気になる個所の映像から視聴していただければ、効率のよい学習が可能です。もちろん、復習用のテキストとしてもご活用いただけます。
石田先生の映像教材を推薦します

「猫の糖尿病はこれで決まり!!」
石田卓夫先生が猫の糖尿病に関して、映像教材を公開されました。セクション1は国際猫医学会(ISFM)のガイドラインの解説、そしてセクション2がこの疾患の診断と治療に関する最新情報です。石田先生はウイルス学者であり、臨床病理学者ですが、糖尿病の診断・治療に関しても知識・経験が豊富です。猫の糖尿病に関する情報を整理し、また学習する上で格好の教材だと確信します。「猫の糖尿病はこれで決まり!!」です。
日本臨床獣医学フォーラム・会長
日本獣医生命科学大学・教授
竹村 直行 先生

「教科書では得られない“現場の知恵”が詰まっています」
私は猫の診療を専門とする獣医師として、日々糖尿病を含む慢性疾患と向き合っています。猫の糖尿病診療は、インスリン選択や用量調整、モニタリングだけでなく、寛解の見極めやご家族への指導にいたるまで、極めて高度な判断が求められます。本映像教材は、ISFMガイドラインに沿った診断と治療(Section1)に加え、最新の研究成果や検査法、治療法(Section2)を豊富な実例とともに解説した、臨床獣医師必見の内容です。インスリンの種類だけでなく、近年注目されているSGLT2阻害薬の使用実態や、難治性糖尿病症例への対応など、教科書では得られない“現場の知恵”が詰まっています。特に、持続血糖測定(FGM)の活用法や血糖値曲線の読み解き、インスリンが効かないと感じる症例での見落としやすい要因の分析などは、すぐに実践に活かせる知見ばかりです。猫の糖尿病診療に確信を持ちたいすべての獣医師に、この映像教材を心から推薦いたします。日々の診療を根拠に基づいたものへと導いてくれる、まさに臨床の羅針盤といえる一作です。
ねこ医学会JSFM副会長
猫専門病院 東京猫医療センター院長
服部 幸 先生

「猫の糖尿病治療のモヤモヤを解消〜診療に自信が持てるようになるレクチャー」
今回のレクチャー動画は、実践力を磨きたい獣医師にぴったりの全2本構成。第1部では、糖尿病の基礎から食事やインスリンの具体的な選択方法まで、日常診療で生じやすい疑問を分かりやすく紐解く。「こうすべき」という提案だけでなく、その理由まで明確に示されるため、知識が自然と腹落ちする構成だ。第2部はさらに臨床的で即戦力となる内容。FreeStyleリブレを剥がれにくくする工夫や、SGLT2阻害薬を使う際の具体的な注意点。さらに、インスリンが効かないときの原因鑑別と、その原因ごとの適切な対応まで丁寧に解説してくれる。単にインスリンを増やすのではなく、なぜ効かないのかを見極める重要性が浮き彫りになる。私は学生時代から石田先生の講義に触れてきたが、今も変わらぬ明快さと臨床に直結する内容に思わず引き込まれた。最後まで集中が途切れない、充実の2本だった。
公益財団法人 日本小動物医療センター附属 日本小動物がんセンター
小林 哲也 先生
先生も「猫の糖尿病診療」を学びこんな結果を手に入れませんか?
- 世界標準の「猫の糖尿病診療」ができる
- 猫の糖尿病は、ISFMガイドラインに沿った治療が基本です。しかし、ガイドラインだけでは対処しきれない症例に出会うこともあります。本教材は、ISFMガイドラインの要点から最新治療まで、世界標準の猫の糖尿病診療を学べる唯一の映像教材です。
- 猫の糖尿病治療に自信と余裕を持てる
- 糖尿病治療をまじめに学んでいる先生ほど、治療初期にインスリン用量を頻繁に調整しがちです。「最初の一週間は悠然と構える」石田先生のアプローチを学べば、無駄な調整に追われることなく、落ち着いてブレない治療ができます。
- インスリンが効かない場合の「次の一手」がわかる
- 「ガイドライン通りなのに血糖値が安定しない…」。そんな悩みは、もう不要です。本教材は、効かない原因を系統的に剥がしていく方法を解説。行き詰まりの壁を突破する「次の一手」が、すぐに手に入ります。
- 肥満猫の投与量調整が怖くなくなる
- 「この子は肥満だけど、体重ベースで投与しても大丈夫なの?」と迷った経験はありませんか? 投与量基準の正解は、「理想体重で計算」です。石田先生に学べば、この原則が腑に落ち、肥満猫の治療にもう迷いません。
- 飼い主さんへの説明のストレスから解放される
- 「注射って、怖くない?」「いつ、どのタイミングで注射すればいいの?」。飼い主さんからの質問攻めも、特典でプレゼントする資料を渡すだけで一発解決できます。わかりやすい説明で診療時間を短縮し、信頼度もアップします。
- 高齢の飼い主さんでも継続できる治療法がわかる
- 高齢の飼い主さんに多いのが、「老眼で目盛りが読めない」「注射が怖いなど」といった問題です。本教材では、このような問題を解決する経口薬・SGLT2阻害薬の選択肢も解説。治療離脱を防ぎ、飼い主さんの負担を軽くできます。
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【教材内容】
- DVD1枚組(計146分)
- レジュメデータ(170ページ/PDF)
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- 2セクション(計146分)
- レジュメデータ(170ページ/PDF)
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他社教材とはココが違う!弊社教材が選ばれる「5つの理由」
「教材は、どれも似たようなものでは?」と思われるかもしれません。
たしかに近年は、ウェブセミナー・講義動画などが数多く存在し、手軽に学べる時代になりました。
しかし、私たち医療情報研究所が提供する映像教材は「ただ話を聞いて終わる」だけの教材とは、本質的に異なります。
1
実際の治療・手技・対応を「リアルな現場から収録」
講師の実際の診療風景から、患者さんへの説明、治療の組み立て方まで。本教材は、ウェブセミナーでは絶対に見られない「現場の空気」ごと収録しています。まるで高価な実習に参加しているような臨場感で学べます。
2
「なぜそうするのか?」が見えるから、再現できる
本教材は、知識だけでなく「再現性」も重視しています。診断の思考・治療の根拠・処置の判断など、一つひとつの行動の理由が言語化されているため、学んだその日から臨床の現場で実践できます。
3
実習に行かなくても「診療の経験値」を稼げる
教材内で取り上げる症例は、決してマニアックなケースではなく、日常臨床でよくある症例ばかり。「こんな症例は、どう考える?」を疑似体験できますので、高価な実習に参加しなくても、診療スキルを鍛えられます。
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メーカー忖度なし。現場で役立つ器具・機材がわかる
講師が使う器具・機材・薬剤などは、すべて「忖度なし」で紹介しています。メーカー推しではなく、「臨床家のリアルな視点」で選ばれたツールだからこそ、現場に導入しやすく、すばらしい結果を再現できます。
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「価格以上の価値」があります
価格だけを比べると、本教材は少し「高め」に見えるかもしれません。しかし、講師が長年かけて積み上げた「技術・思考法=財産」を惜しみなく収録した内容は、外部コンサルや経営塾なら数十万円はかかるレベルです。本教材の内容を実践すれば、投資は1か月で回収できます。
勇気を出して一歩を踏み出す先生へ
60日間全額返金保証をお付けいたします
(ネット配信版は対象外)
先生が、ここまで読み進めてくださったということ。それは、「今の診療をもっと良くしたい」と思っている証です。
でも、「もしかしたら、すでに知っている内容かもしれない…」「講義の内容をちゃんと理解できるだろうか?」と不安になるのも自然なことでしょう。だからこそ私たちは、その不安を「挑戦する勇気」に変えるために、返金保証をご用意しました。
本教材(DVD版)をお申し込みいただいた先生には、「60日間の全額返金保証」をお約束いたします。内容に納得できなければ、どんな理由でもご返金に応じます。送料も振込手数料も、すべて弊社が負担いたします。ぜひ、診療の可能性をひらく一歩を、安心して踏み出してください。勇気を出して一歩を踏み出す先生の背中を、私たちは全力で支えます。

教材の制作からお届け、アフターサービスまで、長年の実績を活かし、万全の体制の元、徹底的な品質管理を行っています。
弊社の歴史
同年8月より治療院向けの教材リリース。その後、歯科医医向け、動物病院向けの教材をメインにリリース。これまで860教材(2024年1月時点)リリースしています。
「“今さら誰にも聞けない”が見つかる・知れる・モノにできる」
私たちは正しくて価値のある最先端の情報を、業界第一線で活躍する著名な先生方とタイアップ。目で観てわかる映像教材のパイオニア的な存在となっています。
お客様を幸せにするベネフィットを提供。教材・サービスはもちろん、サポートも心を込めて行っています。
より多くの優良な情報を、より早くお伝えするために…
競争の激しい医療・福祉業界において、絶えず新しい臨床技術や集患・集客、コミュニケーションのテクニックが生まれる中、優良な情報だけを厳選し、
どこよりも早くあなたにお届けしたいという想いから、弊社独自の機動力をフル稼働し、ひと月あたり平均4教材という出版業界では異例のリリーススピードを実現しています。
最高の教材を、最高の品質で学んでいただくために…
そして、この価格帯では実現不可能な品質を支えているのが長年培った撮影・編集技術。
弊社では、施術院や歯科医院、動物病院など、様々な医療携帯の映像教材を制作しているため、各医療現場で生まれた映像技術のノウハウは、即座に多医療形態にも活かされます。
安心してご購入いただき、ご視聴いただくために…
①インターネットでお申込みには、セキュリティ強化のため、ウイルス対策ソフトでお馴染みのシマンテック社が提供するSSL暗号化通信を採用しています。
②万一、映像が見られないなどの初期不良があった場合は、ご連絡ください。動作確認済みの交換品を速やかにお届けいたします。
③教材の内容にご納得いただけない場合は、ご購入から60日以内に限り全額返金いたします。もちろん、教材代金だけでなく、返品送料、返金振込手数料も含めてです。
あなたの元にいち早く、きれいな状態でお届けするために…
毎日の膨大な発送データ、その1つひとつはお客様の大切な笑顔。正確に、より早くを追求し、大量の商品の仕分け・梱包にも対応できる体制を整えています。
そして、教材をきれいな状態でお受け取りいただけるよう、専門のスタッフが段ボール箱にて1つひとつ丁寧に梱包し、お申込みいただいてから最短翌営業日に、福岡県福岡市にある配送センターより発送、安心の配送ルートでお届けいたします。
信頼の実績で、各業界から支持されております
出演いただいた講師は500名を超え、DVD教材による各業界の発展、及び活性の一助にと、わたしたちの取り組みに賛同いただいております。
また、累計出荷本数は20万本を超え、長きにわたり、各業界から厚い信頼をいただいております。
(2024年1月現在)
グローバルな情報を、日本独占でお届けします
海外から届いた映像は、学習する上で違和感のないよう、医療分野に明るい担当者が翻訳を行い、日本語によるナレーション、字幕で収録しています。
また、グローバルな活動は輸入だけにとどまりません。一部教材は海外への輸出も行っており、現地の方々から好評をいただいております。
定価50,578円 期間限定28,578円(44%OFF)お申し込みはお急ぎください
本教材の定価は、50,578円(税込)です。
猫の糖尿病診療における第一人者であり、国内トップクラスの経験を誇る石田卓夫先生が、診断から治療・モニター・飼い主さん対応まで、一次診療に必要なあらゆる知識と手順を具体的に解説してくださる特別な教材です。
糖尿病の診断だけでなく、「自信を持って治療できるようになりたい」とお考えの先生にとっては、決して高くはない価格だと思います。
ですが、猫の糖尿病診療は今、ホームドクターにとって必須の知識です。猫の2頭に1頭が過体重・肥満と言われる現代、どの開業医であっても、「見逃さない診断力」と「自信を持った治療設計」が不可欠になっています。
もし先生が、「診断はできても、治療になると不安が残る」「自己流でインスリンを調整していいのか悩む」。
そんな思いを抱えているなら、本教材で学べる石田先生のアプローチは、必ず大きな力になるはずです。
そこで今回は、「本当に正しい猫の糖尿病診療をマスターしてほしい」という思いから、9月16日までのお申込みに限り、22,000円割引の28,578円(税込)のリリースキャンペーン価格でご提供いたします。
22,000円割引でのご提供は、期間限定です。また、DVD版は初回生産分の100セットが無くなり次第キャンペーン価格での販売を終了しますので、お申込みはお急ぎください。
Q&A(よくあるご質問)
- 内容が難しすぎて、理解できるか不安です…
- ご安心ください。本教材は、一次診療で日常的に猫を診ている先生なら、問題なく理解できる内容です。猫の糖尿病の基本である「ISFMガイドライン」に沿った診療はもちろん、ガイドラインで治療が奏功しない場合の対応まで学べます。難解な専門用語を避け、わかりやすく解説していますので、臨床経験が少ない先生でも安心して学べます。
- 毎日の診療が忙しく、まとまった時間がとれません
- 本教材は、「2セクション」で構成されていますので、一気にまとめて学ぶ必要はありません。スキマ時間でも1チャプターずつ効率的に学べます。また、講義の要点をまとめた「セミナーレジュメデータ」も付属しているため、まずはレジュメだけを読んで気になる部分から視聴する…といった活用も可能です。
- すでに糖尿病診療を学んでいても役立ちますか?
- はい、役立ちます。本教材は、「猫の糖尿病診療」に特化しているため、新しい視点が得られるはずです。犬と猫では病態や治療反応、モニター方法で異なる部分があり、「犬で学んだ知識を猫にそのまま当てはめていた」と気づく先生も少なくありません。猫専門のアプローチを知ることで、もっと自信を持って診療に向き合えるようになります。
- 学べる治療法は、インスリン投与のみですか?
- いいえ。本教材ではインスリン療法だけでなく、SGLT2阻害薬をはじめとした経口薬の使い方、理想体重に基づく用量計算、飼い主さんの年齢やライフスタイルに合わせた治療設計まで幅広く学べます。インスリンが使えないケースや、インスリン単独でコントロールが難しい場合の対応策も解説していますので、あらゆる症例に対応できる柔軟な治療プランを提案できるようになります。
- 開業前の獣医師にも役立つ内容ですか?
- もちろん役立ちます。開業前だからこそ、今この視点が大きな武器になります。一次診療の現場では、検査・診断・飼い主さんへの説明までひとりで判断を迫られる場面が増えます。本教材では「どうやってコントロールするのか?」「インスリンが効かない場合の対応は?」という実践的な知識も学べるため、臨床判断の土台を築く教材として最適です。
- スタッフ教育や若手育成にも活かせますか?
- はい。基本からわかりやすく学べる構成ですから、院内研修・勉強会にも活用可能です。単なる「知識の詰め込み」ではなく、「なぜこう考えるのか?」という診療のプロセスを可視化した教材ですから、教育にも適しています。特に若手にとっては、「この症例は、どう考えるか?」をロールプレイ感覚で体感でき、診療の引きだしが自然に増えていきます。
- スマホでも視聴できますか?
- はい。スマートフォンやタブレットでもご視聴いただけます。教材には、DVDとオンライン配信の両方が用意されていますので、ネット環境があれば、外出先やスキマ時間でも動画を再生できます。ご自身の診療スタイルに合わせて、好きなデバイスでご活用ください。
- 講義の内容は紙で残せますか?
- 本教材は、講義の要点をまとめた「セミナーレジュメデータ」が付属しています。動画を見ながらの確認はもちろん、後日あらためて復習するときにも便利です。気になる症例や数値の解釈などを書き込んで、自分だけの「診療ノート」としてご活用いただけます。
- 内容に満足できなかった場合は、返品できますか?
- DVD版には「60日間の全額返金保証」が付いています。教材をご覧になったうえで「思っていた内容と違った」「自分には合わなかった」と感じた場合は、どんな理由でも返金に応じます。送料や振込手数料もすべて弊社が負担いたしますので、安心してお申込みください。
視聴方法を選べます
いつもの安心
DVDでお届け

【教材内容】
- DVD1枚組(計146分)
- レジュメデータ(170ページ/PDF)
- 特典資料(PDF)
【価格】
(税込28,578円)
【返金保証】
あり(購入後60日間)【特記事項】
送料・事務手数料980円最短翌営業日出荷
こんな先生にオススメです!
- 「いつものDVDが安心だ!」
- 「モノとして残るほうがいい!」
- 「DVDを視聴する環境が整っている!」
すぐに見られる
ネット配信

※クレジット決済のみ
【教材内容】
- 2セクション(計146分)
- レジュメデータ(170ページ/PDF)
- 特典資料(PDF)
【価格】
(税込28,578円)
【返金保証】
商品特性上なし【特記事項】
いつでもどこでも視聴可能PC、タブレット、スマホ対応
視聴期間制限なし
ネット接続必須
購入後、専用閲覧ページを案内
こんな先生にオススメです!
- 「DVD到着まで待てない!今すぐ見たい!」
- 「スキマ時間を有効活用したい!」
- 「見る場所を制限されたくない!」

※安心の暗号化通信を採用しています。
この商品のお申込みフォームは、世界でもトップレベルである、グローバルサイン社のセキュリティシステムを利用しており、個人情報保護、セキュリティ強化のため、SSL暗号化通信を採用しています。お申込みの際に個人情報の漏洩は一切ありません。