近年、伴侶動物の高齢化により、肝臓に腫瘍が見つかる症例が増えてきました。
肝臓腫瘍は放っておくと大きくなり、破裂するリスクがあります。しかし、肝臓腫瘍はたとえ悪性だとしても適切に切除すれば根治が期待できる病気です。
だからこそ、手術が必要かどうかを正しく見極め、必要であれば肝臓腫瘍を摘出する必要があるのですが…
今回の教材のテーマは、「肝臓腫瘍の摘出」です。
安全に肝臓腫瘍を切除したい、また、外科の治療成績を上げたい先生だけでなく、外科が専門外の先生にも知っていただきたい重要な知識が盛り込まれています。
例えば、紹介先の二次診療施設でどのような治療がおこなわれるのか、それがわからないまま紹介するのは、飼い主さんの信頼を失う行為に繋がる可能性もあると思いませんか?
他にも…
「どれくらいの肝臓腫瘍なら、安全に切除できるのか?」
「本当に手術が必要なのか、どうか?」
「合併症のリスクはあるのか?」
「予後はどうなのか?」
など、これらは全獣医師が知っておくべき内容ではないでしょうか。
外科が専門外の先生でも、今回の内容を正しく理解していただければ、紹介先で活用しやすい画像検査ができるだけでなく、紹介先の獣医師と踏み込んだディスカッションもでき、
また飼い主さんに手術に関する予備知識を与えることもできるようになり、飼い主さんからの信頼も厚くなるはずです。
だからこそ、「外科は専門外だから」と学ぶことをあきらめず、獣医師の職責を全うする上で重要な知識として肝臓腫瘍の摘出術を学んでいただきたいのです。
そこで私たちは、小動物外科のエキスパートであり、北海道大学獣医学部 先端獣医療学教室 准教授を務める細谷謙次先生に、本教材の講師のご依頼をさせていただきました。
2003年、北海道大学獣医学部卒業後、放射線治療を学ぶために渡米。オハイオ州立大学獣医学部で学び、米国獣医放射線腫瘍学専門医資格を取得する。2016年には、日本小動物外科専門医資格を取得し、日本に14人しかいない認定獣医師の一人となる。2018年より、北海道大学獣医学部 先端獣医療学教室 准教授を務める。
肝臓腫瘍を摘出する第一歩であり、もっとも重要になるのが肝臓の外科解剖学だと、細谷先生はおっしゃいます。
なぜなら、肝臓の形態は動物ごとの個体差が大きいからです。
たとえば、左の肝区域が異常に発達しているにもかかわらず、右の肝区域はそれほど大きくない個体もいれば、まったく逆になっている個体もいます。
また、腫瘍が大きくなった結果、他の肝葉とのボリュームのバランスがおかしくなるなど、正常な犬の解剖図どおりになっていない個体も少なくありません。
そのため、肝臓の外科解剖を熟知した上で、術前にその個体の解剖を十分に把握することが重要になります。
ここで、下の解剖図をご覧ください…
こちらは、教科書でよく見かける肝臓の解剖図です。
肝臓は、立体的な臓器です。そのため、2Dの平面的なイラストで学んだとしても、それを頭の中で立体的な3Dに変換して理解するのは難しいと思います。
そこで今回、先生に肝臓の外科解剖の理解をより深めていただくために、細谷先生に立体的な3DCGの肝臓動画をご用意していただきました。セミナー動画では3DCGの肝臓をくるくると回転させながら、細谷先生が解説してくださいます。
「いま見ている部分の裏には何があるのか?」「どこに、どのような血管が通っているのか?」など、視覚的にわかりやすく学べます。
セミナー動画を見終えるころには、肝臓の解剖をしっかりと覚えられるようになります。
「この症例からは、1キロの腫瘍が摘出されました」
肝臓腫瘍摘出術が学べるセミナーや症例紹介などでは、摘出された大きな腫瘍にこのような文言が添えられているのをよく見かけます。
講演やセミナーは時間が限られているため、具体的な手技やそのポイントなど、細部にわたって解説できないのは仕方のないことかもしれません。
しかし、先生が本当にお知りになりたいのは「どんな腫瘍が摘出されたのか?」ではなく、「どのような手順で摘出したのか?」という手術の一部始終ではないでしょうか。
また、「開腹から摘出、縫合まで、それぞれのステップで術者が何を考え、どんな点に注意しているのか」といったことではありませんか?
そこで今回、術前の準備はもちろん、開腹から腫瘍の摘出、縫合まで、その一部始終を収録した映像を用いて、各ステップのポイントを細谷先生に解説していただきました。
また、肝臓腫瘍を切除する場合、肝臓のどの区域に腫瘍があるかで切除のポイントが変わりますが、今回は右肝区域、中央肝区域、左肝区域それぞれを解説しています。
くり返しご覧いただくことで、各肝区域における肝臓腫瘍摘出術の手順とポイントが自然に頭に入ってくるはずです。
このような肝臓の映像は、キレイに開腹できていなかったり、術者の姿勢が悪いと撮影できないため、とても貴重な内容となっております。
これから肝臓腫瘍摘出術を学ぶ先生を不安にさせるのが、合併症だと思います。
しかし、手術に慣れたとしても、合併症を完全にゼロにすることはできません。だからこそ、事前に合併症の正しい対処法を学ぶことが重要です。
では、具体的にどんな合併症があるのでしょうか?
たとえば、術中に起こりうる合併症には、脈管損傷による出血や、本来止めるべきでない血管を止めてしまうことによる血管損傷が挙げられます。
また、中央肝区域や右肝区域で腫瘍が大きくなった症例の場合は、間違って総胆管を損傷してしまうケースも想定しなくてはなりません。
他にも、術後に起こりうる合併症には、出血や膵炎、血栓塞栓症、門脈高血圧、肝不全などが報告されています。
肝臓腫瘍の摘出で重要なのは、事前にこれらの合併症の対処法を学んでおくことです。
たとえば、大きな肝臓腫瘍を摘出するときは、あらかじめ輸血の準備をしておくのは必須であると言っても良いくらいです。
今回は、より安全に肝臓腫瘍を摘出できるよう、事前に準備しておくべき合併症の対処法も細谷先生に教えていただきました。
今回の教材は、肝臓腫瘍の摘出に必要な知識を網羅しています。
肝臓の外科解剖学はもちろん、肝臓腫瘍摘出術の基礎から実践、合併症の対処法など、多数の写真と3DCG画像、実際の手術動画で学んでいただけます。
今から肝臓腫瘍摘出術を学ぶ先生はもちろん、ある程度手術をやり慣れている先生にも新しい発見があるはずです。
たとえば、肝臓の手術経験をお持ちの先生の中には…
「肝臓を扱うのだから、多少の出血は仕方がない」
「大血管のまわりは攻めすぎると危ない」
「だから、距離をとったところで肝臓を分断しよう」
など、このように考える先生もいらっしゃるかもしれません。
しかし、今回の細谷先生のセミナー動画をご覧いただければ、正しく血管を把握し、血管の一本一本を確実に処理すれば、ほとんど出血することなく基部まで取り残しなく切除できるということを、理解していただけます。
ぜひ先生も、細谷先生から最新の肝臓腫瘍の摘出術を学んでください。そうすれば…
教材の内容を一部紹介すると…
DVD に収録された細谷先生の講義がまとめられた、セミナーレジュメをPDF データでお渡しいたします。
肝臓や血管が色分けされており、大変わかりやすい内容で価値の高いレジュメです。PDF データですのでカラーでご覧いただけます。ぜひ、復習にご活用ください。
※今回のセミナーレジュメ冊子(PDFデータの)入手には、メールアドレスが必要になります。
「もしかしたら、もう知っている内容ばかりかもしれない」「内容を理解できるか不安だ」「期待にそえる、教材なのか?」など、こう思われた場合もご安心ください。
なぜなら、DVD教材の内容に、ご納得できなければ返金させていただくからです。60日間、じっくりと、DVDをご覧いただき、先生の選択が正しかったかどうかをご判断ください。
送料も、返金振込料も、弊社が負担させていただきます。返金保証が付いている、獣医師向け教材なんて、ほとんどありません。これは、今回リリースするDVD教材への自信そのものです。
いつもの安心 DVDでお届け |
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教材内訳 |
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販売価格 45,980円 (税込50,578円) |
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