

先生は、犬猫の高脂血症について、どのようにお考えでしょうか? 近年、高脂肪食や高エネルギー食の食餌や室内飼育による運動制限などにより、高脂血症の伴侶動物が増えています。
罹患する動物が多いので、先生も日常的に遭遇する機会があると思います。では、先生は高脂血症の犬猫に適切な治療ができていますか?
犬猫における高脂血症は、ヒトに比べて粥状動脈硬化のリスクが低く重篤な症状になりにくいことから、治療の対象としない先生も少なくありません。もしかすると、先生も高脂血症の治療をそれほど重要視していないかもしれませんが…
高脂血症には、大きく2つのパターンがあります。ひとつは、内分泌疾患や腎疾患などの各種疾患に続発してみられるもの(続発性高脂血症)。もうひとつは、原因疾患の明らかでない原発性のもの(原発性高脂血症)です。
原発性高脂血症は、主に遺伝的要因により発症します。たとえば、ミニチュア・シュナウザーの高カイロミクロン血症、シェットランド・シープドッグやバーニーズ・マウンテン・ドッグの高コレステロール血症などが、よく知られています。
もう一方の続発性高脂血症は、さまざまな疾患に対し二次的に発生します。代表的な疾患は、糖尿病や甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症などの内分泌疾患をはじめ、急性膵炎、糸球体腎炎など多岐にわたります。
つまり高脂血症は、大きな病気を発見するサインになるということ。一見すると健康そうに見える動物でも、高脂血症が認められた場合は、何らかの重大な疾患を持っている可能性が高いのです。
獣医師の先生に求められるのは、高脂血症の適切な診断、治療をおこなうこと。そして、続発性の場合はもとになる疾患をコントロールすることと言えます。しかし…
先生はこれまで、高脂血症の診断、治療法を専門的に学んだことがありますか? たとえば、大学のテキストでは高脂血症に割かれているページは、わずか1ページほど。当然、これだけでは日常診療に役立つ知識を学ぶことはできません。
また、日本の獣医療においては小動物の高脂血症を研究している獣医師の先生はほとんどおらず、セミナーや勉強会などで学べる機会も少ないのが現状です。
さらに、専門書やDVDなどの教材で学ぶにも、犬猫の高脂血症の特異的治療法を含めた教材となると、ほとんど存在しません。
しかしながら、伴侶動物の高齢化を背景とした生活習慣病や老齢病として、高脂血症の治療法はますます重要性を高めることは間違いありません。
そこで今回、犬猫の高脂血症の検査、治療から実際の症例までわかりやすく学べる教材をご用意しました。講師は、鳥取大学農学部共同獣医学科教授を務める日笠先生です。


獣医師歴37年のベテランである日笠先生。彼は、動物の遺伝性、または難治疾患のひとつである心不全、肺高血圧症、高脂血症などの疾患に有効な診断、治療および予防法を研究されています。
その成果は多方面より高く評価され、平成17年に「犬の高脂血症に対するポリフェノールとω3多価不飽和脂肪酸の併用効果」の研究で、日本小動物獣医学会(中国)地区学会長賞を受賞しました。
また、各種学会、セミナー講演会の企画や運営を担当するとともに、自らも積極的にセミナー講演や招待講演などを実施されています。
さらに日笠先生は、日本の獣医療において数少ない、高脂血症の研究している獣医師の一人であり、現在も原発性の原因遺伝子を含む根本的な原因の解明と治療法を模索されています。
その日笠先生から、今回、具体的な高脂血症の治療戦略を教えていただきました。先生が学べる内容は、高脂血症の基礎から検査、治療法、症例、また肥満と疾患など、とても多岐にわたりますが、以下に少しだけご紹介しましょう。たとえば…
高脂血症の治療をおこなうとき。獣医師の先生を悩ませるのが、「どの治療法を選択するか?」という問題です。
なぜなら高脂血症の治療方針は幅広く、症状と病態で適切に選択する必要があるうえ、治療法によっては飼い主さんの生活習慣や動物の嗜好など、考慮すべきポイントがたくさんあるから。
獣医師の先生は患者に合わせ、代謝異常(ホルモン)の治療、食事療法、サプリメントおよび薬物療法から適切な治療法を選択しなくてはなりませんが…
高脂血症治療の第一歩は、食事療法と生活習慣の改善です。つまり、高脂血症が見つかったからと言ってすぐに薬物療法をおこなうのではなく、その前に必ず食事療法による治療を試みます。
特に、原発性高脂血症であるミニチュア・シュナウザーの高カイロミクロン血症は、特異的治療法が存在しないため、食事療法はとても重要です。食事療法の基本は、低脂肪食と高繊維食の給餌と、適度な運動をおこなうこと。
低脂肪食はカイロミクロンの生成を減少させ、可溶性繊維は腸からの胆汁酸の再吸収を阻害します。その結果、肝臓は胆汁酸合成を増加するため、コレステロールの消費を助長できます。
フードにはさまざまな種類のものがありますが、患者の嗜好性を考慮した上で「脂肪含量が12%以下のもの」を選択することが大切です。また、もともとの疾患に合わせた栄養素の補給も考えなくてはなりません。
たとえば、ネフローゼ症候群のような蛋白喪失性腎症がある場合は、蛋白質が必要です。他にも糖尿病の場合は、水分、可溶性炭水化物と繊維が必要になります。
今回の教材では、食事療法の具体的な方法はもちろん、飼い主さんへ食事療法のポイントをわかりやすく説明するコツも学べます。
もし、食事療法で高脂血症をうまくコントロールできない場合、次の選択肢としてサプリメントによる治療、または薬物による治療をおこないます。
サプリメントによる治療には、主に①ω3多価不飽和脂肪酸(EPA,DHA)②ポリフェノール ③フコダイン その他が使用されます。
獣医師の先生は、これらのサプリメントの作用や効果を熟知し、高脂血症の治療をおこなわなくてはなりません。
たとえば、高脂血症の治療に有効なポリフェノール製剤のひとつに、「アップルフェノン(AP)」というリンゴ縮合型タンニンを豊富に含むサプリメントがあります。
アップルフェノンの高脂血症に対する効果は、
などが知られています。これらの作用は、粥状動脈硬化症の予防にとても重要です。
また、同様に「ω3多価不飽和脂肪酸(EPA、DHA)」も、
など、さまざまな高脂血症の治療効果があることが知られています。
今回の教材では、高脂血症の治療に用いるサプリメントの作用、効果をわかりやすく学べるだけでなく、実際の症例と合わせて解説いたします。

“高脂血症の治療に有効なサプリメントの基礎から症例まで学べます”
高脂血症の治療薬には、さまざまな種類があります。たとえば、スタチン、ナイアシン、フィブラート酸誘導体、胆汁酸分離剤、エラスターゼ製剤などの治療薬は、その代表的なものです。
そして、「スタチンにはコレステロール減少」「ナイアシンにはトリグリセリド減少」など、それぞれの薬剤ごとに異なる効果がありますが、使用には必ず知っておくべき重要な点があります。
それは、現在の薬物治療にはすべて副作用があること。そのため獣医師の先生は、治療薬の作用、副作用を熟知したうえで、患者の状況に合わせ適切に投与しなくてはなりません。
たとえば、重度の高トリグリセリド血症(>500mg/dl)の場合は、薬物療法による治療を検討しますが、軽度の場合は基本的に薬物治療はおこないません。
また、二次的な高脂血症の場合は、もともとの原因疾患の治療を最優先する必要があります。なぜなら、もとの疾患が解消された結果、高脂血症も改善するケースもあるからです。
そのため、高脂血症の治療薬を使用は、慎重にタイミングを検討しなくてはなりません。今回の教材では、高脂血症に用いる治療薬の基礎知識、薬物治療の指針から実際の症例まで、具体的な治療戦略を学ぶことができます。

“症例をもとに、副作用のリスクを抑えた治療法が学べます”
これまで、犬猫の高脂血症治療を専門的に学べる機会は、ほとんどありませんでした。また、犬の高脂血症はヒトのように粥状動脈硬化症になりにくいことなどから、「高脂血症は治療しない」という選択をされる先生がいらっしゃることも事実です。
しかし、獣医療業界は時代の流れとともに大きく変わり始めています。飼い主さんの健康意識も高くなり、健康診断の受診も当たり前になりました。
結果的に犬猫の高脂血症は、伴侶動物の高齢化を背景に生活習慣病や老齢病として、これからの時代ますます増加していくことは明白であり、その治療技術は軽視できません。
ぜひ先生も、今回の教材で犬猫の高脂血症治療を学んで、以下のようなたくさんのメリットを手に入れてください。


親の代からの小動物臨床を引き継ぎ46年目になります。日笠喜朗先生とは20年来獣医療の教えを受けている間柄です。私が診察開始当初は家畜診療が主でした。しかし現在は家族の一員としてのコンパニオンアニマルが主体です。それに伴い人と同様に肥満や高脂血症などで慢性経過により、循環器、呼吸器、認知症例などが増加傾向になっています。人医の資料や海外でのコンパニオンアニマルの資料とは異なり、日本の我々臨床獣医師の診察対象にある基礎的なデータや資料が乏しい中、今回、医療情報研究所による一般開業獣医師教育用DVD「高脂血症診療ガイド」1高脂血症概論 2検査と診断 予防と治療 3症例紹介 4肥満アップデート が発売され、臨床獣医師が経験主体の診断をおこなうことに上乗せして基礎的なデータによる裏付けをわかりやすく提供してくださり、このDVDは必ず役に立つと確信しております。人医も獣医師も目指すのは「健康で長生き」です。獣医師は「誕生から老衰まで」に携わることができます。今後、臨床獣医師、クライアント、日笠喜朗先生はじめ、研究をされている先生と連携を持ちながらさらなるコンパニオンアニマルの「健康で長生き」を目指し、今回だけでなく、第2弾、第3弾の診療ガイドの発売を切に願っております。
メディカルセンター西田獣医 西田 幸司先生

このDVDは小動物獣医師に有益な情報が含まれており犬の高脂血症については、これまで、ヒトに比べあまり治療の対象として考えていなかったように思います。しかし、最近では動物も高齢化が進んできており、高脂血症を示す特定の内分泌疾患、代謝性疾患が増加してきている認識もあります。また、ミニチュア・シュナウザーやシェットランド・シープドッグのような特定の品種では著しい高脂血症を示すこともしばしば経験しているため、特定品種の高脂血症には十分な配慮も必要となってきています。一方で、近年は、家族の一員としての健康維持のための健康診断の普及、生活習慣病としての高脂血症予防も認知されてきています。犬の高脂血症は今後増加していくことが予想されるため、犬の健康診断としても重要になると思います。このDVDでは、犬の高脂血症の原因、分類、診断について分かりやすく、簡潔にまとめられており、治療については症例検討を含めて詳細に解説されています。また、高脂血症と密接な関連のある肥満と疾患についても様々な面から解説されています。従って、本DVDは広く小動物獣医師に高脂血症の診断と治療を広く理解し、犬の高脂血症の原因に基づいたより適切な治療と管理をおこなうには最適と考えています。このDVDは小動物獣医師に有益な情報が含まれており、今後の診療に役立つと考えられ、ここにご推薦いたします。
かもはら動物病院 蒲原 裕和先生

近年、動物の高齢化、食事内容の変化や運動不足などにより高脂血症犬が増えていると感じています。活動不耐性の愛犬を高齢だから仕方がないと考えている飼い主さんもいらっしゃいます。しかし、高脂血症を見つけてあげて適切に治療することで、ワンちゃんも活気が戻り、飼い主さんにも喜んでいただけます。 日笠先生はPubMedやGoogle Scholarで検索していただけると分かりますが、数多くの研究発表をされています。その先生が出された今回のDVDには、高脂血症と肥満についての全体概要が実に分かりやすくまとめられています。また、治療法においても我々臨床家がとても参考になるものと思われます。このDVDを学ぶことで、愛犬だけでなく飼い主さんにもより良い治療とケアを届けることができると考えますので、多くの先生にお薦めします。
有田綜合動物病院 有田 申二先生

DVDに収録された日笠先生の講義がまとめられた、資料を冊子にしてお渡しいたします。DVDをじっくり視聴するお時間がなければ、まず、この冊子から先に目をとおしてください。
そして、気になる個所の映像から視聴していただければ、効率のよい学習が可能です。もちろん、復習用のテキストとしてもご活用いただけます。

| 教材内訳 |
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|---|---|
| 価格 |
販売価格 39,980円 (税込43,978円) |
| 返金保証 | なし |
| 特記事項 |
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