なぜ、このX線所見を知っているとエコーでは発見の難しい腹部病変にすぐ気づけるのか?

From:権田
日付:2025年1月29日12:00

※X線検査って、わかりにくいと思いませんか?

昔も今も、X線検査は獣医療に欠かせない検査のひとつです。もちろん、先生の病院にもX線検査装置があるはずです。

では先生は、日々の臨床でX線検査を診断に活用できていますか?

X線は、どこの病院にもあるポピュラーな検査機器ですが、「画像が白黒なので異常を見つけにくい」「どこを見ればいいのかわからない」「異常を発見しても、解釈の仕方がわからない」など、わからないことだらけのため、臨床に活用できずにいるドクターもたくさんいらっしゃいます。

もしかすると先生も、X線検査にわかりにくさを感じているかもしれませんが…

華園 究 先生
華園 究 先生
華園 究 先生
【プロフィール】
獣医師歴20年。画像診断が専門であり、酪農学園大学附属動物医療センターにてレントゲン検査からMRIまで担当。これまで、30,000頭を超える患者の診療に対応する。無麻酔、低コスト、広範囲の撮影が可能なX線検査のメリットを正しく伝えるため、積極的に講演もおこなっている。

【講演歴】
・胸部レントゲン−あなたはどう読影していますか?−
(2024年度 神戸市獣医師会セミナー )
・もっと深める 猫のX線検査(日本獣医学フォーラム年次大会2024)
・画像診断ドリル あなたはこの画像どう読みますか?「腹部編」(WJVF 2024)
・画像診断ドリル あなたはこの画像どう読みますか?「胸部編」(WJVF 2024)
・X線検査からはじめる少し踏み込んだ胸部画像診断(郡山獣医師会開業部会 2024)
・もう一度基本から胸部における画像診断(第44回 動物臨床医学会 )
・犬とはちょっと違う 猫のX線診断(日本獣医学フォーラム年次大会2023)
・見逃さないため X 線読影−胸腹部を中心に−(令和5年度酪小獣東北研究会 )
・総合教育講演 : 腫瘍の臨床診断と治療 「画像診断」(第28回 日本獣医がん学会)
・華園 究先生と学ぶ、 特定臓器への画像診断による診断とアプローチ
(東三河小動物臨床研究会)
・上気道疾患リレー X線・CT(第19回日本獣医内科学アカデミー学術大会 )
・CT/MRI診断法(第19回日本獣医内科学アカデミー学術大会 )
【表彰】
・日本獣医循環器学会 2017年日本獣医循環器学会最優秀論文賞(2017)
・日本小動物獣医学会 日本小動物獣医学会北海道地区学会長賞(2013)

※「エコー検査だけ」の獣医師がハマる落とし穴

たとえば腹部の検査を例に考えてみます。X線検査・エコー検査のどちらも、腹部の病変を検出するのに有効な検査です。

しかし両者を比べると、エコーの方が三次元的で病変がみやすい特徴があります。そのため、「腹部の検査はエコーだけ」というドクターも多いと聞きます。

しかし、ここに落とし穴があります。それは、エコーでは発見が難しい病変があること。

X線検査は一枚の画像で広い範囲を描出できるのに対し、エコーは描出範囲が狭いため、くまなくプローブを当てているつもりでも死角ができてしまうのです。

結果的に、X線検査をせずにエコー検査だけを実施すると、病変を見逃し、病気を診断できないケースが出てくるのです。エコーで描出できない死角に深刻な病変が隠れている症例もいますし、エコーではわからない骨や骨盤腔に異常がある症例も珍しくありません。

エコーの弱点をカバーできる検査だからこそ、X線検査を見直すことが診断力アップに直結するのですが…

※画像診断専門医が教える「X線読影の極意」

本教材のテーマは、「10症例で学ぶ!X線読影マスタープログラム」です。

その目的は、X線画像の読影力を磨くことで病変の見落としや誤診を大きく減らし、診断力をアップしていただくことです。

わかりにくいと感じるドクターの多いX線検査だからこそ、実際の10症例をベースに臨床に活かせる実践的な読影スキルを身につけていただける構成にしました。また、「クイズ形式」で楽しみながら学べるのも他にはない特徴です。

まずは、何も情報がないところからX線画像だけをご覧いただきますので、ぜひ先生も「どこに異常があるのか?」「その異常をどう解釈するのか?」を考えながら読影力を磨いてください。

診断力アップに直結する検査だからこそ、先生も、X線画像の読影力に磨きをかけませんか?

10症例で学ぶ!X線読影マスタープログラム

追伸

2月3日(月)12:00にお申し込み専用ページをご案内しますので、
今しばらくお待ちください。