なぜ、人手も機材も少ない一次診療施設でも呼吸困難症例を素早く安定化できるのか?

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日付:2025年2月12日12:00

※呼吸困難症例の生存率を上げるには?

数ある疾患の中でも、苦手意識をお持ちのドクターが多いのが呼吸器疾患です。

毎日のように来院する疾患ではありませんが、病気がかなり進行した状態で来院する動物が多いため、先生も「どう対応すればいいのか?」と悩んだ経験があるのではないでしょうか?

呼吸器疾患の動物は、検査中にいきなり急変するケースもあります。判断・対応をひとつ間違えただけで生命を落とすリスクがあるため、できるなら遭遇したくない疾患かもしれません。

門の病院を紹介する猶予があればいいのですが、呼吸困難症例の対応は、1分1秒をあらそいます。専先生の初期対応で動物の生存率が大きく変わるからこそ、好き嫌いを言ってはいられませんが…

濵田 興 先生
濵田 興 先生
濵田 興 先生
【プロフィール】
酪農学園大学獣医学科卒業後、大阪府の一次診療施設に5年間勤務。その後、岐阜大学応用生物科学部附属動物病院内科、臨床助教を経て、2022年より、KyotoAR動物高度医療センター呼吸器科診療科長、総合診療科長を務める。呼吸器疾患をテーマにした学術講演、セミナーも精力的にこなしている。

【経歴】
・2010年
東田獣医科(大阪府)
・2015年
岐阜大学動物病院 内科
・2019年
岐阜大学動物病院 臨床助教
・2022年10月〜
KyotoAR動物高度医療センター 呼吸器科/総合診療科 診療科長
【表彰歴】
・令和5年度 獣医学術近畿地区学会 奨励賞
【講演歴】
・JBVP地区大会2023(呼吸器講演)
・岐阜県獣医師会(呼吸器講演)
・京滋小動物臨床研究会(呼吸器講演)
・京滋小動物臨床研究会(気管支鏡実習)
・志学会(呼吸器講演)
・大阪麻布臨床獣医研究会(呼吸器講演)
・KyotoARセミナー(呼吸器講演)
・KyotoARセミナー(超音波実習および気管支鏡実習)
・Life &Tailオンラインセミナー 過去6回(呼吸器疾患の講演)
【メディア掲載履歴】
・雑誌: 伴侶動物画像診断、CLINIC NOTE、FRENCH BULLDOG LIFE

「酸素室は安全」という大きな誤解

呼吸困難の症例が来院したとき、多くのドクターの選択肢に上がるのが酸素室(ICU)です。もしかすると先生も、呼吸を安定させるために酸素室に入れて様子をみることがあるかもしれません。

実際、「酸素室は安全だ」と考え、診療予約がパンパンのときは手が空くまで「とりあえず酸素室に入れておく」ドクターも多いと聞きます。しかし、呼吸器疾患のスペシャリストである濱田先生は、「酸素室はよく利用されますが、決して安全ではありません」と警鐘を鳴らします。

なぜなら、酸素室の中では動物の呼吸音が聞こえず、急変に即対応できないから。

事実、異常な呼吸音に気づけず、酸素室の中で生命を落とすケースは少なくありません。このような不幸な動物を一頭でも減らすためにも…

正しい知識が必要だと思いませんか?

酸素室のお話は、多くのドクターが勘違いしているほんの一例です。実は、呼吸器疾患の対応には、このような間違いがたくさんあります。

たとえば、「呼吸器疾患の検査は、X線検査をすればOK」「吸入酸素濃度は高ければ高いほど良い」「鎮静すると呼吸が悪化する」などは、その代表的なもの。

呼吸器疾患症例の生存率を上げるには、これらの考えを改め、正しい知識と対応を学ぶことが重要です。

この動画セミナーでは、呼吸困難症例の初期対応、検査から具体的な治療法まで、多数の症例をみながら専門医の診療技術を学べます。

「ホームドクターのための呼吸困難症例の対応」が学べる動画セミナー。その収録内容とは…?

診療スキルが上がる!呼吸器疾患アプローチ術

追伸

2月17日(月)12:00にお申し込み専用ページをご案内しますので、
今しばらくお待ちください。